HARASHIMAさんとHARASHIMAさんがエースだった時代

これまたコメントにリクエストいただいたお題です。コメントくれてる人いつもありがとう。で、リクエスト超いいとこ突くよねー。これ、本来は記事売るためにもうちょっとフォロー増えてから書きたかった事なんだけど、「コメントくれたら(ひとつ選んで)それについて書く」って自分で決めたルールだから守らないとね。これからもコメントお待ちしています。何度でもコメントくれていいんだよ!寂しいじゃん。

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まず大前提。
団体の序列はハッキリ決まっているものではない。
見ている人を含めて、関係者それぞれが描いて想像するものである。
だから、今でもHARASHIMAさんがエースだと思っている人もいる。
ただ、客観的に見て今はベルトを持っている上野さんがエースと言ってもいいだろう。

では、エースとは何か。
団体のトップとして揺るぎない人のことだ。
上で書いたことと矛盾するかもしれないが、ベルトを持っているかどうかは実は関係ない。
でも、ついに上野さんがエース待ちの状態からベルトを持ったことでエースになった。そう見ていい。

ところで、団体の序列はハッキリ決まっていないながらもなんとなく団体全体でコンセンサスが取れているもんだと私は思っている。
選手間でも、うっすらと序列はついている。
だから、それを覆すために、または守るために選手は日々闘う。ベルトはその先にある。
なんてことない日々の大会でも、序列をめぐる戦いが繰り広げられているのだ。
話は逸れるが、ことDDTにおいては、序列の変化に必要な要素が勝敗だけでないのが面白いところだと私は思っている。
私もDDTの顔の一人だった時代からあまり勝っている方ではないし、高梨さんは勝ってないのにタイトルに挑戦しても誰も文句言わない、言わせないポジションを維持し続けている。今で言うと平田さんは負け続けて序列を上げてきた。DDTのいいところだと思う。

話は戻って、序列である。
DDTでは、HARASHIMAさんがエースの時代が長かった。飯伏さんがいた頃も、DDTのエースは確かにHARASHIMAさんだった。

DDTに一番勢いがあった頃。

その時のエースはHARASHIMAさんだ。
DDTが伸びしろを埋めていった時期。
つまり、伸びていった時期。
多くの人がDDTの面白さに気づいた時期。
プロレスは選ばれし者がやるべきだという考え方と、誰でもプロレスをやってもいいんだという考え方が拮抗していた時代。
DDTは当然、選ばれし者ではない人達の集まりだった。
選ばれていない者が選ばれた者に勝つには、戦い方を選んではいられない。
選ばれし者たちと同じことをやっていたら、勝てるわけがない。選ばれてないんだから。
だから、DDTは戦い方を選ばなかった。
その象徴が私であり、一時期抜けた時期はあるけど現ササダンゴさんであり、飯伏さんだった。そしてそれを取りまとめる総帥が高木三四郎だった。
選ばれし者ではないながら伸びてゆくその団体のエースは、HARASHIMAさんだった。

ここからは私の想像だ。
答え合わせをしたことはないし、おそらくこれからもしない。
HARASHIMAさんがエースとして抱えていた苦悩。

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