【断髪小説】これからの髪型

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注意
この小説は、みそさんの小説「あの頃の髪型」(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13216059)の続編(コラボ)となっています。
先にそちらをお読みください。
みそさんのファンの方におかれましては、拙い私の文章表現をご海容いただき、温かな気持ちで読んでいただけますと幸いです。

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オレの彼女の奥山由香は、自分の髪の毛を切ることで興奮をするらしい。

彼女はオレに自分の性癖を打ち明けてから、髪を切りたいという欲求に抑えが効かなくなり、週に一度は洗面所の鏡の前でチョキチョキチョキチョキと前髪を切っている。

彼女の髪型は、肩と胸の間くらいの長さの髪をこげ茶色にして、巻いているのかパーマなのかわからないが少しふわふわとしている。そして、前髪は生え際から1cmくらいしかない。

当然いつもオデコは全開丸見えだし、わずかしかない前髪は短すぎて浮いている。

でも、そんな彼女はオレの初恋のそのままであり、オレは彼女を愛している。

異変に気づいたのは偶然だった。

由香とセックスをしている最中、キスをしようと彼女の頭を持って後ろから抱き寄せようとしたときに、
チョリッ
と腕にくすぐったい感覚があった。

そのときは「服にでもあたったか」と思い、気にも留めなかった。

一週間後、バックでしているときに、俯いた由香のうなじが見えた。
うなじから1cmほどが、1mmほどの長さで刈り上がっていた。

さらに一週間後、今度は俯いた由香のうなじから3cmほどが、1mmほどの長さで刈り上げられていた。

愛情をたっぷり注いだ後、ベッドでゆったりと寝そべっている由香にぽつりと聞いてみた。

「ねぇ、由香ぁ、セックスのときに見えたんだけどさ、由香って襟足刈り上げてるよね?ツーブロックにしたの?」

彼女は一瞬ドキっとして、顔が引きつったように見えたが、デジャヴではないだろう。

少し無言が続いたので、続けて聞いてみる。

「それに、思い出したけど、由香の襟足、先週は1cmだけ刈り上がってたよね?その前のときも、チョリっと腕に当たった気がして。なんでか教えてくれる?」

前髪のカミングアウトをしたときと同じ、由香の青ざめたような表情をハッキリ見た。

由香はオレの胸元に顔を隠すように埋めながら、観念したかのように話し出す。
聞いても引かないでね?と一言添えてから。

「あなたにこの前髪が似合ってるって言ってもらえて、前髪を切っていいんだって思ったの。久しぶりに前髪を切ったらすごい快感で、抑えが効かなくなっちゃったの」

由香が俺のオレの方に目を向ける。襟足の刈り上げがチクリと由香を抱く腕に刺さる。

「しばらくは前髪を切って我慢できてたんだけど、短い前髪を切ってもたかが知れてるでしょ?そしたら段々と我慢できなくなってきて…。そしたら気づいたの。後ろにこんなに長い髪があるじゃんって。上から被せたらバレないじゃんって」

由香は自分の襟足に手を当てる。

「そしたら、抑えきれなくなってしまって、バレたら恥ずかしいけどここならいくら短くしてもバレないって思ったの。最初は5mmだけで我慢しようと思ったの!でも、どんどんもっと切りたいって思い始めて、我慢できなくなっちゃって…。ねぇ、頭の半分が坊主頭の女じゃ嫌?」

由香は恥ずかしそうな表情をして刈られた襟足を手で撫でながらコチラの様子を伺っている。

彼女の話が終わったあと、無言が訪れる。
今度はオレが話し出す。

「嫌じゃないよ。むしろ、今度はどんな新しい由香をみれるのかって楽しみですらあるよ。短すぎる前髪が似合っている由香だから、今度もきっと新しい魅力をオレにみせてくれるはずだって。オレの方も由香に対する気持ちに抑えが効かなくなるかもしれない」

その後、赤面するようなことを話した二人はお互いがほっこりとした気持ちになり、そのまま眠りについた。

オレが目を覚ますと、隣に寝ていた彼女はベッドにいなかった。
部屋全体が暗くなっている中、ほんのり明かりのつく場所があったので起き上がりそちらに向かってみる。
そこは洗面所…。

洗面所の前には、由香が鏡に向かっていた
コチラに気付き、振り向いた由香にオレは驚いた。

鏡に映る彼女の髪は、耳から下は1mmくらいしかない。後頭部が青々と刈り上げられていた。

目線を下げれば洗面所は大量の髪の毛が散らばっていて、由香は恥ずかしそうな表情をして刈り上げられた頭を撫でながらコチラの様子を伺っている。

これが新しい由香か!
短すぎる前髪、青々と刈り上げられたうなじ。オレは新たな由香の髪型に興奮を覚えた。

ところが、その髪型も長くは続かなかった。

二週間後、ショッピングに向かう二人。
由香が歩くたびに、由香の肩と胸の間くらいのこげ茶色で少しふわふわした髪が揺れる。
そして、揺れるたびに由香の地肌が顔を出す。

「ねぇ、由香ぁ、さっきから歩くたびに見えるんだけどさ、由香の刈り上げって今どうなってるの?」

彼女は一瞬ドキっとして、顔が引きつったように見えた。毎回同じ反応である。

またもや無言が続いたので、続けて聞いてみる。

「それに、眉毛より上の高さで地肌が見えるってことは、相当刈り上がってるってことだよね?どうなってるか教えてくれる?」

由香は青ざめて絶望した表情でオレを見た。

由香は自分の頭を手で触って確認してから、観念したかのように話し出す。
隠せてないんだよね?と一言添えてから。

「あのね、この前あなたに刈り上げを受け入れてもらってから、ますます歯止めが効かなくなっちゃったの。これ以上刈り上げたらまずい、これ以上刈り上げたらバレるって頭では分かりながらも、どんどん上まで刈り上げちゃって、長さも短く、剃ってしまって…。
剃ったあとはすごく後悔してしまって、頭ではやばいって分かりながらも、上の髪で隠せば大丈夫、見えなければバレないって自分に言い聞かせて、欲求に逆らえずに続けてしまって…」

由香はふわふわとした長い髪を手に持ってつかみ、頭頂部付近でまとめる。

「見て、ここまで剃ってしまったのに、バレないって自分に言い聞かせていたの」

由香の1cmしかない短い前髪、その前髪と同じラインより下の髪が、全て剃り落とされていた。
頭頂部の直径8cmくらいしかふわふわとした髪がなかった。

「ねぇ、正直に教えて。下ろしたときにどのくらい隠れているの?」

由香がふわふわとした髪を下ろす。しかし、右も後ろも左も、何箇所からも地肌が顔を出している。

「正直にいうと、全然隠れていない。いろんなところから地肌が見えているよ」

再び無言が訪れた後、泣きそうな顔をした由香が意を決して口を開いた。

「ねぇ、私がどんな髪型でも好きでいてくれる?」

オレがコクンと頷くと、由香は無言でオレの手をとりそのまま自宅へと歩き出した。

由香の部屋の床には、髪が散乱していた。

「正直、もうどうにも抑えが効かないの。最後はあなたに見られながら感じたいの」

由香はそういうと服を脱ぎ始め、オレの服も脱がせた。

由香の腕がオレに絡みつき、そのまま押し倒す。そして由香はオレを由香の中に入れた。

「ずっとこうしたかった。見ててね。でも、あなたの好きな前髪だけは残してあげる」

そういうと、由香はいつのまにか持っていたバリカンを自分の頭頂部に押し当てた。
次々とふわふわとした茶色の髪がオレの上に降り注いでいった。

由香の短すぎる前髪が、一番長い髪になるまで1分もかからなかった。
由香は前髪以外を刈り取ると、そのまま中に大きくなりつつあるオレを感じながら、剃刀で刈った部分を器用に剃り始めた。

そして、前髪が短すぎる奥山由香は、前髪以外を剃り落とした女性へと変貌した。

「ねぇ、新しい私はどう?これが私のこれからの髪型よ?」

オレはたぎるのを我慢できなかった。

「最高だ!可愛くてエロい!由香じゃないと似合わない、由香にしかできない最高の髪型!初恋のときと比べ物にならないほどドキドキしている!」

「嬉しい」

汗で頭を光らせた由香は、短すぎる前髪を揺らしながら顔を真っ赤にさせていった。

そのまま、二人は完全に一つになった。

由香はそれから、毎晩鏡の前でゾリゾリとしている。

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