出口を作る

友人に「お前には出口がない。出口があればなんとかなるはずだ」と言われた。

つまり今の私には「自由と裁量が担保されており、自分の中で納得がいく生業」への分かりやすいアクセスルートが存在しない。将来がわからないから身動きが取れなくなっているという指摘だ。正鵠を射ている。ぐうの音も出ない。


これといった未来がない

周囲の人間は、安定した企業・官公庁へと就職を決めていく。入学した当初からそれを望んでいるように思う。信じられないことに、それが最適解だと捉えているらしい。

しかし今の私にとって、一般的な9~17時の賃労働は、能力的に不可能だと感じる。仮にできたとしても、ものすごいストレスが伴うものになるだろう。正直言ってその選択肢はあまり好ましいものではない。

となると残された合理的な選択肢は、研究者。しかし、研究者はかなりの修羅の道だし、普通に現状の能力だと生き残れる自信がない。なぜならば「ひとつひとつやっていく」が未だにできないからだ。不安しか残らない。過酷な戦場に身を投じることになるのは目に見えている。

これ以外の選択肢は何かというと、経営者あるいはクリエイティブ系の仕事になる。数年就労してスキルと人脈を付けた上で独立するか、あるいはNSCに入るか、えにからに泣きつくか、自分でYouTuberになるか。これはこれでリスクが大きい。実は一般的な就労をしている方がいいのではないかとさえ感じる。


今の状況だと、どの道を選択しても修羅の道である。出口が存在しない。八方ふさがりである。


現状を打破するには

今打てる唯一の手は、コンサータを服用することで自分がどう変容するかを確認することだ。今までできなかったことができるようになれば、全ての前提が根底から覆り、新たな選択肢が生じることになるかもしれない。

コンサータ適正流通管理システムという、ADHDを絶対に殺すための仕組みのせいで、コンサータを試せるのはもう少し後になる。

…焦らされている。今取れる唯一の解決策に飛びつけない。これは間違いなくADHDを絶対に殺すための仕組みだと思う(注:濫用や売買等を防ぐための仕組みです)。


いずれにせよ、コンサータの処方日まで、私にできることは何もない。客観的に考えると、暑さと共にうじうじするのをやめて、ここではないどこかに旅立ち、一時の快楽に身を委ねるのがいいと思う。そのほうが確実に楽しい。まあモルヒネみたいなものなのですが。

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