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機が熟すまで待つトレード

待つトレードとは?

皆さんにとって待つトレードの定義ってありますか?

あるとしたら、何ですか?

もし、これに対して明確に答えられないのであれば、あなたのトレードは安定していないはずです。

SNS上でも、
これを待っていた!
鉄板トレードです!

などと言って相場で勝っている人達の発信を見たことがある人もいると思います。

トレーディングにおいて、この待つことの大事さは、多くのプロトレーダーや高名な投資家達も同意する部分です。

「ここを獲りにいくにはどうしたらいいのか?」

と考えるのではなく、

「どの様な局面まで待ったら勝てるようになるのか?」

という考え方をしていきましょう。


待つという単語で、よく言われる言葉があります。

"機が熟すまで待つ"


という言葉です。

スポーツでも音楽でも、その他様々な分野に於いても、実りある成果を求めようと思うなら、ある程度の期間(機が熟す)が必要です。


トレードにおいても同じで、自分のスキル上達にはある程度の期間
(経験など)が必要です。


もちろん日々の努力は当たり前ですし、トレード現場でもタイミングを取るのに待つということも大事な要素になるはずです。


実際の相場を見ならがら売買していく上で、この待つ 
(パターンを見ながらタイミングをとるという行為はとても重要なのです。


多くの勝てないトレーダーは、待つことができていないし、何を待つのかも決まってない様に感じます。

それは、
待ってるものが無いトレード = 戦略が無いトレード

をしているわけです。

FXは、それで勝てるほど甘い世界ではありません。


私は身近な人にだけトレードを教えているのですが、待つものが何かを明確にしている人は上達が非常に早いです。


ではあなた何を待ちますか?

皆さんは待つべきものを、しっかり見据えていますか?


 

私には待ってるカタチ(条件の揃った)があるのですが、

それが出現するまでは、やるタイミングを待っています。

それでは幾つかチャート添付します。
以下のチャートを見て、あなたならどこで待ってトレードしたいですか?

GOLD4時間足
上のチャートは日足など大きく見ると上昇中なのですが、
現状は修正波の中での値動きになっています。

上のチャートで、どういうカタチになったらトレードしても良いと思えますか?

ここで何を待つのか?
(自分のルーティンで、まだ先の見えない右側をイメージ)

これが大事なのです。

みんな同じである必要はないです。
違って良いです。

では僕の場合、これを待ちました。
👇

GOLD1時間足

上の1時間足チャート形状を見て、まずNで動くことを想定しました。
勿論、他の要素(条件)も合わせて仮説を立てます。

そして、伸びそうな修正の反転場面(下落)を取りに行くシナリオです。
(実際は上への伸び余地も下位足で切り取っているのですが、今回は4時間足と1時間足をメインで見た場合です)

実際の値動きです。
👇

GOLD1時間足N完成

N 波完成後に強い下落が起こっています。
勿論、他の要素(条件)もあってのことです。

その後も含めてのチャートです。
👇

GOLD4時間足

強い下落の後は、上昇中の修正でしたので大きく上げて行きました。

4時間足と1時間足の両方でN波完成しまして、フィボナッチ数値も相まって決済注文や新規売りも入りの値動きになりました。
(細かくいうと、その他にも波のカタチやカウント、また下位足の状況などありますが、ここでは省かせて頂きます)

先の見えてないチャートの右側で、待っていたものの機が熟してのトレードです。



もちろん、待っていたものが出なかったらやりませんし、

エントリーしたとしても、違ったらすぐに切るだけです。

出来れば建値決済で、損失は出来るだけ最小に抑えます。


ここはトレードスタイルにもよると思いますし、リスク
(許容損失額)の割合にも影響を受ける部分ですが、

私は、リスクリワード 1:2 や 1:3 で取引しましょうなどと、よく巷で言われている選択はしません。

その様な一般的に言われている考え方には違和感さえ感じています。

話が少し逸れてしまいますが、もう少し話しますと、
一般的に言われている内容のままのトレードだと、リワードに対してのリスクが大きすぎて、そんなトレードを継続するのが私には感覚的に無理でした。


その様なよくある情報
(内容)を思い込み、常識に囚われると可能性を見失います。


個人的に、これはかなり大事なことだと思っているのですが、様々なところから得た情報の中から思い込みや信じ込み、また刷り込みが起こっている。


それが脳内からの発する『思考の癖
=前提』になりますので、その呪縛の中で一生懸命にトレードをしようとするのです。
それが同じことを繰り返しやってしまうことにも繋がります。


教科書に載っているから

とか
あのトレーダーが言ってる
とか

それらを鵜呑みにすることなく、自分で考え、仮説を立て、実践(検証)して、修正を加えながら構築することが軸のあるトレードを生み出すことに繋がると思います。
(師匠を持つなという意味ではないです。
道先案内人として、いた方が早いのは間違いないです)

チャートの値動きから判断できる軸を作って行くのです。


極端な話、資金管理がしっかりしていて自分に合っているなら、手法は何でも良いです。
自分がどの様なトレードをしたいのかを明確に定めることです。


そして、自分軸のトレード構築に没頭してください。

そんな思考から生み出されたそのトレード手法には資金管理を含んだ自分ルールが自然に組み込まれていきます。


その時には既に"機が熟すまで待つ"トレードになっているはずです。


今回はここ迄にします。

次回は待つトレードを実践するのに、
とても重要な『チャートからのサインの積み重ねでトレードしよう。』
という添付チャートを使って話をしますね!


読んで頂きありがとうございます😊


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