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チャートに出現するサインの積み重ねでトレードしよう。

チャートは様々な値動きを通して、まだ見ぬ先の動きを計れるサインを出しています。

あなたはチャートからどんなサインが出たらトレードしてますか?

そのサインは、次の値動きの予測を指し示してくれてますか?

このサインを見出せる様になると、
飛躍的にトレードはやりやすくなりますよ。

値動きには必ず何らかの意味があるのですが、
今回はその値動きから読めるサインについて話します。

まずトレードにおいて値動きの規則性から
仮説を立てること、
またリスク計算など資金管理を
合理的に行うことは必須です。


その仮説を立てるチャート分析は右脳で、
リスク計算や合理的な判断と行動は左脳を中心
として行うことがトレーダーには求められます。


調和されたチャートは美しい型を形成しますが、その奥には希望や欲望、恐怖と不安が渦巻いています。


渦巻く場所はレジスタンスやサポートとなり、
強く抜けていったり、反発(反転)していきます。

そこに相場からのサインを見出せると、
資金管理さえしっかり押さえていれば、
間違いなく利益を残せる様になります。


トレードエリアを決める際は、それまでに辿ってきた値動きからのサインを読み取り、まだ見えてない先に起こりえる値動きを分析しながらイメージし、仮説を立て決断します。』


『相場のことは相場に聞け』
という格言があります。

実際、意味を調べると以下の様なことが書いてありました。

「相場の見通しが不透明なときには、相場の流れをよく見て、したがったほうがよいということ。」

とあります。

これでは非常に曖昧な内容ですので、相場の値動きに付いていけと捉えることも出来るわけです。

この様な意味として汲んでしまいトレードをしますと、大概は失敗します。


トレードは必ず自分軸のある一貫性のある(ルーティン)行動で臨むことは大事かなと思います。

値動きに合わせて(見ながら)予想することではなく、自分の型(パターン)に合わせて相場の方から乗りたい良い波(パターン)が来るのであればタイミングを合わせて拾ってみるという感覚です。

今まで何度か言ってきましたが、あれもこれも獲りたいという欲は捨ててください。


チャートが動いてるその時々で、チャンスはないかと相場を見てはいけないのです。

『自分の中に明確なチャンスと思えるパターンがあり、
それをチャートからトレードサインとして捉えることが、
とても重要なのです。』

例えば、
下降トレンドラインを上抜けたという事実(サイン)があるとします。
それを見てこれは上がって行くかも知れないという仮説が成り立つわけです。

これも上げて行くかも知れないサインの一つです。

しかし、もし情報として、これだけだったらエントリーはしない方が良いですよね?

実際トレンドライン内へ戻ってきて下へ行くなんてこともよくある事です。

これだけのサインで実行するでは
根拠として弱すぎるのです。

仮にそれで目線が固まっている人は厄介ですよ。

チャンスかも知れないので逃すまいと思い、
飛び乗ってしまいます。
負けパターンの典型です(笑)

そこで更に期待値を上げていくためのプラスの要素が必要になります。
つまり上位足も絡めて他のサインがないか読み解くことも必要になってくるのです。


この時に大事なのは、"逆側だとしたら"
という思考です。

つまり買いたいと思っているのなら、売りたい側の思考でもそのポイントを見ていくという事です。

実際トレンドラインを抜けてグングン上昇して行く場合もありますが、これは幾つかのサインが既に辿ってきた値動き(上位足も含む)の中に既にあるわけです。

戻ってくる場合も、そうなるサインが既に値動きに出ています。

既に見えているチャートの左側(事実)に未来へ繋がるサインは出ているのです。

ラインへ近付くにつれ、
何らかのパターンを作ってくるのですが、
そのトレンドラインは突破されるラインと見ていくのか?

反発して戻って来るラインと見做しているのか?

そこには優位性の高いサイン(パターン)が
必ずありますからね!

また、予め抜け戻し等違うパターンも準備しておきましょう。
想定している事で、
慌てずに対処出来ます。

その時に必ず必要になってくるものが、損切り位置と利確ポイントです。


僕はトレードにおいてラインを必ず使います。
これがないと今のトレードは成り立たないです。

ラインを使って何を見ていくのか?

僕の場合ラインを使うことで、
チャートから様々な情報を受け取っています。

様々なパターンを見出すのも基本はラインからです。

そこへカウントするだとか等倍やフィボ等を絡めていきます。


但しラインもどこでも引けますし、フィボだって引こうと思えばどこだって引けますから、
その部分の自分なりの考察が出来ていることが
とても大事になります。

(もちろん値動きを全て読み解くことは不可能ですからね。わからなかったら素通りします)

例えばラインタッチの時点で考えるのではなく、タッチより事前に何らかの値動きのサインが出ていることに気づくことです。

※ 更にはエントリーしたその後の値動きでも事前に撤退する場合のプランも必要です。


この時に自分に軸(プラン)が無い人は、あれこれと悩みます。
トレードやってはいけない人です😅

出現したサインからトレードエリアを決めて、そこから何をトリガーとしてエントリーするのかを限定していくのです。

時には監視足より下位足に落としての決断もあります。
これも事前に何をトリガーとして入るのか?
決めておくことです。


例えばどの様なサインがあるのか?


サインを読み取る力


上位足の流れには逆らえませんが、変化(サイン)は下位足の波から起こります。

その時に、特に流れ(チャート形状)は大事にしています。
どこから流れ(チャート形状)が変化しているか?
これを見ていく必要があります。

当たり前の話ですが、値動きが変化しながらチャートは作られていきますよね?

そして、その変化は下位足から起こります。

下位足に落とすことで、波の変化がより鮮明に分かったりします。

波のカウント等もやりやすくなりますよね。

その波のカウントはネットや書籍の情報など鵜呑みにするのではなく、とにかく検証すること。

そこから今の自分に解るカウントのみを追うことです。


環境認識は方向を当てるためにやるのではなく、自分自身のトレードの核となる部分を作り、この先形作られる可能性のある値動きを含め全体の構造を頭に(チャートの右側)描き、

そこに欲しい値幅(自身の手法が)が具体的にハマるのか?
を見るためにやります。

決して方向を予想するものではありません。

それでは最近のトレードチャートを使って何をサインとしたのか?
見ていきます。

下のチャートは、3月20日の
FOMCを含んだ押し目買いトレードです。

押し目買い15分チャート
1時間チャート

トレードチャートは15分足チャートですが、
1時間チャートを見ますと、
強い上昇トレンドは一目瞭然ですよね。
(右側はぼかしてます)

チャートから修正の形で浅いですがトレンドをつけながら落ちてきてる様子も分かります。

当然、押し目を拾っていきたいところです。

ラインを引いた1時間足

上のチャートは、先程のチャートにラインを4本入れてます。

このラインを入れることで、
波の動きを見えやすくします。
トレードをやる上で大事にしている作業です。

ここで、ウェッジの形が見えてきますよね。
高安値を切り下げながら落ちて来てますが、
値幅が小さくなりながら、ウェッジの右側は安値を少し切り上げて来ていて、下げて行かなくなっているのが分かります。

ウェッジのアンダーラインにも届かなくなっています。

これは1つ目のサインです。

それでは更に細かく下位足に落として見ていきます。

5分足チャート(検証用)

5分足に落としました。
時間帯もニューヨーク時間に入り値動きが活発になって、ウェッジの切り下げラインを勢いよくトレンドのカタチで上抜けて、直近高値も抜けて来ました。

2つ目のサインです。


それからウェッジの切り下げラインへのリテスト
また直近のフィボナッチリトレース61.8辺りへ
落ちて来ての反発を見てエントリーしました。

切り下げラインの直ぐ下にSL置きました。

3つ目のサインです。

ここで始めてエントリー&SL設定


エントリー後、1時間足で黄色の切り上げラインを引いています。
その切り上げラインの起点から最高値へコピーライン(チャネルライン)を引いています。

このタイミングでないと引けないラインです。

FOMCや他の要因も考慮して、フィボナッチエクステンション138.2とチャネルラインが交差する辺りを利確ポイントと設定。

TPを置いて就寝しました。


利確位置をタイトにし過ぎていた為、
恥ずかしいですが利確されておらず、少し下の方での利確になりました😅

15分検証チャート

15分足チャート(検証用)

その後のトレードチャート2枚です。
上15分チャートの赤丸からのエントリーです。

5分足チャート
1分足チャート

FOMC後の木曜日と金曜日の
トレードチャートになりますが、
どちらもリスクリワードの
良いポイントから入れています。

これも、チャートの値動きからサインを読み取り
エントリーポイントや利確ポイントを決めているのです。


15分足チャート(検証用)を良く見てください。

破線がいくつも引いてあると思いますが、
これはあるものを基準に引いています。
もちろん破線の2点目確定の前に引けるラインです。


全て値動きの反発(反転)ポイントを指し示しているラインになっていると思います。

もちろんこの破線だけではトレードしませんよ。

上位足からのサインも含んだ上で、様々なラインやフィボ等、他の要因も重なっているからこそトレード実行出来るのですからね。


この様にチャートから上位足を含めて様々な"サイン"を出し続けてくれています。

大事なのは、上位足も絡めた下位足のサインを読み解いていくことです。


もちろん全て読み解くことは出来ません。
しかし、その確率を上げることは出来ます。

まずは一つで良いです。
自分のトレードパターンを作ることからです。

是非皆さんのトレードライフを充実出来るものにしていってください。

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