有吉佐和子『悪女について』倫理観を整える
1978年に出版された有吉佐和子著『悪女について』。
今読んでもめちゃめちゃおもしろいです。
500ページの大作ですが、27章に分かれていてすごく読みやすい小説です。
有吉佐和子さんのレビューを note で見かけたのがきっかけで今回書いています。
『悪女について』のあらすじ1970年代、女性実業家の富小路公子が日本橋の道路で亡くなる。
どうやら自分の所有するビルから転落したらしい。
自殺なのか、他殺なのか……。
一代で大金持ちとなった公子。大豪邸をかまえ、テレ