かみさまのこども

嫌いなんですよ、子供。
うるさいし、邪魔くさいし。
でも、それってだれのせいでもないじゃないですか。
子供が悪いわけでも、親が悪いわけでもない。
なんなら、子供はうるさいものだから、っていう共通認識みたいなのを許容できてないこっちがおかしいみたいなね、そんな感じじゃないですか。
世の中のお母さん、お父さん、保護者の方はめちゃめちゃがんばってますよね。
よくわかってます。あんな、言葉も、他人と自分の境目もよくわかんないようなほやほやした生き物を守って、愛して。
自分は絶対できないなってもう、なんか、直感的にわかるんですよ。だから本当にすごいなと思うんです。
なんでいきなりこんな話をしたかって？
いや、別に何にもないんですけど。
たまに電車に乗ると、まあ結構な確率で子供連れに会うんですよ。
そしたらまあ、乗る前だったら大体、こっちは自衛として車両を変えますね。
聴覚過敏なんですよね、どうでもいい話ですけど。特に赤ちゃんとか、子供の声がイヤホンしててもすごい響くんですよ。でもそんなの防ぎようがないじゃないですか。
子供はうるさいものだから。
なら、大人であるこっちは自力で守るしかない。避けられる災害は避ければいい。
そういう話になっちゃうんですよ。
ヘルプマークとか、そういうのも広がってきましたけど、まあ、皆さん席座ったらスマホ見てますからね。他人のことじろじろ見ることないですから。
こっちがなんか起きたとき、無視しないでいてくれればありがたいですね。電車で死ぬのだけは嫌です。
すいません、なんか自分の話をしたらずれましたね。なんでしたっけ、あ、子供嫌いって話か。
子供を産む能力がある方の体をもって生まれた以上、まあ、この歳になるとそういう話も増えますよね。
でもうーん、親になりたくないし、子供もいらないですね。冗談抜きで愛せないと思います。
愛をうまく受け取れない側の人間なので、愛をうまく与えられるか自信もないですし。
まあ、生めよ増やせよみたいなのも無理だってみんなわかってきましたから。時代に乗った考え方なのかなとも思います。
愛をうまく受け取れない側の人間になっちゃった話は、またそのうち、機会があればお話ししますね。
はい、お疲れさまでした。ではまた。