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ゆいゆいのこと。

ゆいゆいこと田中優衣ちゃんに初めて会ったのは、2019年の1月12日。

Fresh!AKIBAのフォトセッションの時に、たまたま撮影させてもらったのが最初の出会い。
その時にまず名乗ったのですが、"砂しゃん"という言葉がなかなか伝わらなくて、その際のやり取りがとても楽しかったことを、よく覚えています。
とてもかわいい子だったし、優しく明るい雰囲気で印象もすごくよくて、長蛇の列が出来ていたのが納得の子でした。

この頃は、色々なモデルさんを撮ることが楽しくて、初めましての方にも積極的にチャレンジしていたんですよね。
これがもう少し後だったら、数人の決まったモデルさんばかり撮るようになっていたので、ゆいゆいにも出会えなかったかも知れなくて、多分、すごく運が良かった、というか、縁があったんだと思います。

あ、でも、ゆいゆいに出会えたから、新しいモデルさんの開拓に積極的でなくなったのかも知れないなと、ふと思ってみたり。

その翌々日に、ゆいゆいがFresh!AKIBAの近くの猫カフェの一日店長をやった時にも、少し顔を出しました。
その日は本当はフルートのレッスンがあったのですが、運悪くというか運良くというか、レッスンの時間を間違えてしまって、急遽キャンセルしてもらうことになったんです。そのおかげで、猫カフェに遊びに行くことが出来ました。
猫カフェに行くと、ゆいゆいが僕の顔を見てすぐに、「砂しゃん!!」と呼んでくれて、激しく感動。この子はしっかりと人のことを見て、覚えて、ということが出来るんだなって。
その一件もあって、とても強くゆいゆいに惹かれました。

その後、かなり頻繁にゆいゆいの写真を撮りに行くようになりました。それこそ、1〜2週間に一度くらいは行っていたんじゃないかな?

初めて屋外で撮影をさせてもらったのも、ゆいゆいでした。
その初の屋外が、雨の浜松町。撮影は結構大変だったけど、一緒に歩きながら撮影するというスタイルがとても楽しくて、すっかり癖になってしまいました。

スタジオは環境が整っていていいんだけど、屋外は構図や光の使い方が自由でとても楽しい。時間によってどんどん環境が変化していくスリリングさも刺激的。
そういうことも、ゆいゆいとの撮影で学んだことでした。

ゆいゆいとの撮影はとても楽しいし、毎回色々なことを学ばせてもらっていたし、僕にとって、とっても大切な時間となりました。多分、ゆいゆいを撮るようになって、「もっといい写真が撮りたい」というモチベーションも、それから、技術的なことも、ずいぶん向上したと思っています。

僕にとって、だから、ゆいゆいは大切な恩人のひとりなんです。

だから、もっともっといっぱい、ゆいゆいのことを撮りたいと思っていました。
ゆいゆいと一緒なら、もっともっと写真が巧くなれると思っていたから。


夏頃から、仕事のことや家庭の事情などがあって、撮影会に行くことそのものが難しくなってしまいました。
6月の撮影会以来、ゆいゆいに会えない日が続きました。
冬ごろから、なんとか都合をつけて、少しだけ撮影を再開したのですが、人気者のゆいゆいは、僕のスケジュールが見える頃にはいつも予約がいっぱいになっていて、なかなか撮りに行けなかったんです。
そして、ようやく予約が出来たと思ったら、今度は憎きコロナのせいで撮影会自体が中止になってしまって。。。

すごく淋しくて辛いなって思ったけれど、もっと辛いのはゆいゆいだから。
早くこの騒動が収まって、また笑顔でゆいゆいに会って、またいっぱい写真を撮って、また写真のことを教えてもらいたいなって思っています。

それまで、元気に頑張らなきゃ。


僕が写真をもっと巧くなりたいと思ったのは、ゆいゆいと出会えたから。
撮影が出来ずに苦しんでいた時に、必ずまた戻るんだと諦めずにいられたのも、ゆいゆいという憧れの存在があったから。

だから、ゆいゆいには感謝しかありません。

今は本当にしんどい時期だけど、乗り越えることも本当に苦しいと思うけれど、それでも、ゆいゆいには頑張って欲しいって思っています。

ゆいゆいは本当に素敵なモデルさんだし、素敵な子だし、もっともっとたくさんの人に撮ってもらって、もっともっとたくさんの人に写真の楽しさを伝えてあげて欲しいなって。
ゆいゆいは、それが出来る子だから。
カメラマンを育てることの出来る力のあるモデルさんだから。

そして、いつまでも、僕の憧れであって欲しいなって思っています。

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