飲み込めない

きょうの朝ごはん:クリームパン(クリーム多すぎて吐きそうだった)とポン・デ・黒糖(しなしなだった)with アイスティー(美味しかったです)




潰れそうになったので来ました
というか爆発寸前まで怒りが膨れ上がったところに小さめの風穴が見えたので少しずつ逃がしました、なんとか
なので今は潰れてますね



ママの話です
私が死ぬまで本人に見つからないことを祈ります

見つかってしまってほしい気もするけど


私は基本的にママが好きです
可愛い可愛いと私を甘やかしてくれるし
行動力があって、自分の趣味に全振りできて
いくつになってもお洒落を楽しめて
自分のこだわりを不要な理由で諦めない
嫌なことがあっても自分の好きなもので幸せを満たしているのが傍から見ていても伝わってくる
私もこんな生き甲斐のある人生を歩んでいたいなと
尊敬しています

それでも、20年以上「家族」という関係で、同じ屋根の下でずっと過ごしていると、嫌だなと思う部分もそりゃあ見えてくる
今回は触れないけどもちろんママだけじゃなく、パパだってそういうのはある
同じように、向こうも私の嫌な部分、たくさん見えているでしょうね 
しゃーない
家族は魔法じゃない

でも、その中でもどうしても私が受け入れられないママの 嫌いになっちゃう部分がある


それは
「外見中心で人を見ること」
しかも多分だけど、自分で気づいてない
というか悪気がない...のかな(もはやあれよ)(あれ)


きょう私が潰れたのもこれが原因だった


私は夜、時間がある日はテレビでYouTubeを見ながら筋トレをするんだけど
今日もいつも通り自分で作っておいたお気に入りのMVリストから大好きな声優さんのMVを流して腹筋をしてた

甘酸っぱい恋を描いているけど、歌詞を読まなきゃ気づけないほど明るくて可愛いシティポップ

いつもと少し違ったよそ行きの笑顔で恋人役の女の人と微笑み合う推しが、嫉妬とかいうグレーゾーンな邪念も吹き飛ばすほど愛しく思う
撮影のとき、人見知りを発動してド緊張だったとラジオで話していたのを聴いたので余計に可愛い

ストーリー性のあるMVで、セリフも口パクで言っているけど、音楽のうしろの声は一言も聴こえてこない
でも何を相手に伝えてるのかは表情を見ればわかるすごいな、声優さんなのに声を使わず顔で演じれてる
つられて私も笑顔になる
私にとってそのMVを見る時間がここ最近でいちばんハッピーになれる時間



そんなときに通りすがったママが
同じ映像を見ながら放った言葉

「ねえ、いつもアイドルとか色んなイケメン見てるのに、なんでそんな声優の顔見れるの?」




...は?

引きつった顔のまま、母の顔は見ずに声だけで返した


飲み込めない
理解ができない
今ママが私に向かって何を言ったのか
反復するのに時間がかかる
飲み込みたくない
理解したくない
なんとなく、しない方がいいと察する

...今、すごく鋭い刃物が向いてるよね?


「...カッコイイの?」




振り返ったら絵に描いたような呆れ顔
リモートでの大学の授業が続いた夜は目が疲れきっているし、コンタクトもしていなかったから視界はぼやけていたけど
声色でわかるよ、私のママだし
人の顔色伺うのとか すごく得意だし
散々あなたの機嫌とってきたし



ママはこの言葉を放つとき
私が傷つくことを考えなかったのだろうか

もしかして私が強靭なメンタルの持ち主だと勘違いしているのだろうか

それとも自分の娘が自分のせいで傷つこうがどうでもいいのか

愛してくれてはいないのか
私が望みすぎなのか


もうここまできたら何でもいいけど
その瞬間だけは「ああこんな人から産まれたんだ、私」「この人が私が大好きなママ?」「誰?」と
怒りが頭蓋骨全体にドロドロとこびり付きながら震える喉を通って、もうすぐ唇の神経を動かしそうになる
怒りに覆われて熱を帯びた脳の中ではまだ極めて沸ききっていない冷たい温度の悲しみや寂しさや虚しさ、諦め、虚無感、疑問が次々と流れていく

そんな中では何か説得力のある言葉で突き放そうと思っても
浮かんだ言葉が何も拾えない

ひとまず黙って、なんで?なんで?と
好きなはずのママと合わない価値観たちの答え合わせを自力でする
私が間違ってるかもしれない
、、どうしてかはわからない
でもそんなすぐに見つかってしまうような間違った価値観が私の中を毎日走り回っているわけがない
何が正解?

この作業が
死ぬほど苦しいの
わかってくれるかな



別に私の好きなものぜんぶを理解してほしいわけじゃない
家族だってただの「構成」なだけで、性格や価値観が全く同じところなんてひとつも無い、お互いが家族だと認識しなければ赤の他人
法律や戸籍やDNAなんて
最初から最後まで後付けでしかない
いっしょに居ることを過去に選択して、今も選び続けているだけ
惰性かもしれないけど


長い時間某有名事務所のアイドルだけを推し続けている母からしたらそりゃ彼はルックスで劣る部分があるかもしれない
でも職業が違えば求めらるものも違う
声優という職業も時代の流れによって少し求められるものが過剰になってきてはいるけれど、
かと言ってその手のプロではないはず
大人なのに、私より30年も永く生きているのに、
その用意された舞台の違いを見分けることが出来ないのだろうか


何よりも‪‪私の大好きな人を
このキョリじゃ本人に届きはしないだろうけど
母の無慈悲な言葉から守れなかったことが何よりも悔しかった

こんなノートよりも先に推し紹介企画として彼について書きたかったけれど...

彼は元々自分の外見について周りの目をけっこう気にする方で、よく自虐的な発言をすることがある
彼が彼自身に向ける刃物は、もしかしたら母のものなんかよりも鋭利なものかもしれなくて
彼を愛する私の心をも掠っていく

それでも彼はそれだけでは終わらせず、
努力で自分のモチベーションを回復させていける凄い人

雑誌の撮影では自分が満足できる写りになるであろう角度を研究していると話していたし
自分の肌質を知って、それに合ったスキンケアを続けていると肌トラブルに悩んでいたし
健康のためにストレッチを始めたと話していたけれど、そのおかげでダンスが更にしなやかになっているのはファンからしたら一目瞭然だった
他にも数え切れないほど、声優なのにそんなことまでするの?!と驚かされることが沢山ある

彼の頑張りは彼の自尊心をつくり、それによってレベルアップしていく彼のあらゆる表現たちは
私の心をさらに振り幅を大きくして揺らす
こうして毎日「好き」が更新される
幸せがうまれる

推しなら欠点さえも愛おしい
それは諦めとか甘やかしとか失望なんかではなく
頑張っている事実を知っているから
その過程ごと愛することができる
この気持ちはママでも解ってくれるはずだよね、?


最終的に私の気持ちは
母を「人を外見からでしか判断できない可哀想な人」とレッテルを貼ることでしか落ち着けられなかった
せめてもの反抗


感謝していることが多い人ほど「見えてしまった」部分だけは、そんなはずないと体の奥底までそっと飲み込みたくなるけれど
それによって守られるものは何も無い
何も言い返せなかった私なんだけどね、



せめて黙って飲み込むことだけは今日は放棄して
わたしと、わたしの愛する人を守ります、
私が




みんなも
理不尽を理不尽として
自分の中の大切なものを削ってまで受け入れちゃダメです、絶対に
万能とされる人間にだってキャパがあるから
だから選択する自由が与えられているはず


自分が愛するものを愛せば、同時に自分も愛せるよそして私もあなたを愛すね、



おやすみ、

きょうも頑張ったよね
明日もそこにいてね


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