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緊急企画!だめライフ座談会 in 第30回外山合宿
この記事は2023年8月30日24:00頃、第30回教養強化合宿(外山合宿)中に録音した音源を文字起こししたものです
参加者
東海大学だめライフ愛好会(@dame_life_tu)
日本大学文理学部だめライフ愛好会(@dame_life_nuchs)
だめライフTwitter部(@zinsaylooser)
明治大学だめライフ愛好会(@finding_nio)
東海大:
はじまりました、「緊急企画!だめライフ座談会 in外山邸」ということで。いま外山合宿に参加していまして。偶然ですよね、だめライフ愛好会の関係者が4人。
明大:
でも全くの偶然ではないよね。
Twitter部:
こういうところに来る人間はだめライフに興味を持ちやすい。
自己紹介
東海大:
東海大学だめライフ愛好会の主催をしています、松島です。
日大:
日本大学文理学部だめライフ愛好会の中の人です。主に紙タバコ禁止撤回闘争をキャンパス内で活動しています。
Twitter部:
だめライフTwitter部というアカウントをやっています。元々同志社大学だめライフ愛好会をやっていたんですけど、同志社を卒業して名前を変えてやっています。それからはオンラインで読書会をやったりだとか、メンクリ相互扶助会というのをやろうとしたけどほとんど誰も反応してくれなくて、挫折しました。
明大:
明治大学だめライフ愛好会の吉川です。Twitterを運営している人ではないです。よろしくお願いします。
だめライフとは何か…
Twitter部:
中だめさんはだめライフを二つに分けて、広義のだめと狭義のだめって言ってるじゃないですか。狭義のだめが所謂「だめ」「ダメ人間」的な感じで、広義が「逸脱としてだめ」という話ですよね。
狭義のだめって言いつつもダメ人間の類型っていうのは色々あって、Twitter部ではODを別のダメ人間の類型として使ってます。
東海大:
だめライフ……よく言われますよね、いい大学行ってんだからダメじゃないじゃんみたいな。定番のだめライフ批判というか。
日大:
どんな大学行ってようが…その人次第。
明大:
だめにも多様性があるから、それぞれのだめで「だめ」を名乗っていいよね。
Twitter部:
総理大臣にだってだめなやつはいっぱいいるからね。
日大:
狭義のだめと広義のだめってのに似てるかもしれないですけど、ひらがなのだめとカタカナのダメで分けてて。ひらがなのだめが、「だめがだめでいられる場所」っていうコンセプトに則った肯定、是認されるべき「だめ」で、カタカナのダメは、当局側が自分たちに対して言うような「ダメ」。
だめライフ愛好会って言っても個人ごとにやってることが全然違うので、それぞれ個々の違いみたいなのはあるかもしれない。
東海大:
バイブルがあるわけじゃない。勝手に名乗ってやっているわけで、定義できない。
Twitter部:
今言ったひらがなのだめとカタカナのダメみたいに、いいだめと悪いダメを分けるのもどうなのかなって。
だめっていう逸脱、狭義にせよ広義にせよ逸脱であることには変わりないとは思うんですけど、逸脱に対して価値判断を行うっていうのは、逸脱を押し込めていく行為ですよね。
東海大:
僕が最初にやり始めた時は、中だめ以外まだ他に誰もいなかったんです。そんときは今みたいな政治的な意味合いを持たせようとは一切考えてなくて、ただ留年しちゃいましたとか単位取れなくて学校馴染めなくて中退しようかなとか、友達もいませんとか…
明大:
酒ばっか飲んでますとか。
東海大:
モテなくて嫌になりましたとか、そういう、ダメだけどちょっと弾けたい人たちの互助会みたいな感じでやれればいいかなっていうのが、基本的な僕のスタンス。
今でもそれは一応変わらないけど、今はサークル棟壊すなーとかってやってしまってるが故に、あんまりそういう人たちが寄ってこなくなってしまう雰囲気はあるかもしれない。でも本当に根本的なところで言えば、あんま馴染めませんみたいな人たちを、じゃあ一緒に遊ぼうよっていうのが、東海大学だめライフ愛好会としてのだめライフですね。
明大:
それはだめじゃない方がいいっていう気持ちもあるよね、例えばモテたいとか。
東海大:
いいところに就職したいとかね。
明大:
だからモテて、就職も上手くいったらだめライフから排除されるっていうのは、よくないと思う。それも、だめになろうとしていく活動の中ではある意味「だめ」なことじゃない。どっちの方向に転んでもだめを名乗っていい寛容さが必要なんじゃないかって。
Twitter部:
相互扶助の組織化としてのだめライフ、先例はいくらでもあると思うんです。京大ではサークルクラッシュ同好会とか、今年こそ卒業を目指す会とか。卒業するみたいな、だめから抜け出すことが目標であってもいいと思います。
明大:
留年とかだったら卒業したらそこで終わっちゃうけど、だめは誰でも名乗れるからそこがだめライフの強みだよね。
Twitter部:
ラジカルに考えたら人間みんなだめなんですよ。社会的な規範からはみ出す部分っていうのは誰しも持っていて、そこは死ぬまで失うわけではないのだから。
日大:
社会によって決められた法から誰しもが逸脱しているという意味で全員だめなんだとしたら、そもそもその法がないアナキズムな世界では、そこからの逸脱という概念もなくなる。逆に完全にアナキズムみたいなのが成立してしまうとだめライフは成立しない。
Twitter部:
完全にアナーキーな世界が実現したら、それはだめライフの勝利ということですよね。
日大の紙タバコ禁止撤回運動
日大:
だめライフのアカウントが何十個もできてるけど、全員が全員同じような活動をしているわけじゃない。でも何か運動をやりたいっていう人がいたとき、いまだめライフ愛好会っていう流れができてるから、そこに乗っかることによってやりやすくなる。
東海大:
それも本当にありますよね。
日大:
だめライフ愛好会同士で連帯できている部分は少なからずあるし、そこで賛同者が得られやすい。しかも同じようにやらなくてもいいっていう空気はある。
東海大:
何をやっても勝手です、と。
日大:
何をやっても勝手で、しかもだめライフ愛好会を名乗ってるとだめライフを名乗ってる人から、やってることが違くても「いいだめライフだね」って賞賛されやすい。
自分がやってる紙タバコ禁止撤回運動も、紙タバコを吸う自由ってのはだめを容認する方だけど、それに対してやっている行動は闘争寄り。紙タバコ禁止撤回運動について説明すると、日本大学文理学部のキャンパスに2箇所喫煙所があるんですけど、そのどちらも紙タバコだけ吸えないという状態で。電子タバコならOK、だけど紙タバコはダメ。それはおかしいんじゃないかということで、自分が勝手にビラ張りだとか、紙タバコ禁止って書かれてる表示を勝手に捨てたりだとか。
色々面倒なことにはなったんですけど、闘争やったおかげで学校側からは学内へ一斉メールって形でなんでここは紙タバコが禁止されているのかっていう回答は一応もらえた。健康増進法に則ってだとか、近隣住民に配慮してだとか、それを聞いて高い学費こっちが払ってるんだからその学費使ってちゃんとした喫煙室作れよっていう。
Twitter部:
同志社とか立命館とかは同じように紙タバコ禁止なんですけど、その喫煙所の名前が気持ち悪くて、“卒煙スポット”って名前なんですよ。
一同: 笑
Twitter部:
何年か前に喫煙所が廃止されてなくなった時に、僕の1個上の人とかがやってたのが、勝手に喫煙所を作っていくっていう。すぐに撤去されるんですけど、そういう方向もありかなって思います。
東海大:
やっぱ煙草問題はどの大学も厳しいですね。
明大:
うちも駿河台キャンパスは、喫煙所が気づいたら無くなってた。
Twitter部:
健康増進法がちょうどコロナの時で、大学が閉まってる時なんですよ。だからみんな気づかないうちに撤去されたんですよね。
東海大:
紙タバコはダメっていうのはよく分からないね、だって電子タバコはいいってことでしょ?
Twitter部:
理屈なんてなくただ抑圧したいだけ。
緩く連帯する
東海大:
サークル棟が突然壊されると言われたですよ6月に。出ていきなさいっていう話になって、そんな馬鹿な話あるかと。半年前にそんなこと言われたって無理でしょっていうのを、部室なくなったら困るんでどうにかしてくださいよと。公式Twitterにそれを言ったらブロックされてしまった。
日大:
素晴らしい!当局が折れて強硬手段を用いた。
明大:
例えば、喫煙所の問題もサークル棟の問題もそれぞれ1人でやってるじゃない。じゃあなんでだめライフを名乗る必要があるのかって考えたとき、ゆるい連帯ってのが大事にするべきものだなって思う。
だから互助会ってのも賛成ではなくて、内輪ノリではなくてもっと開かれるべきものなんじゃないかって思う。
Twitter部:
まだ規模が小さいんですよね。大学ごとに分けるとまだ1人とか多くても数人いるだけじゃないですか。別にサークルみたいに閉じたものである必要はなくて、ただこういう風に実際に対面で会うっていうことを軸にしたらいいんじゃないかって思いますね。
東海大:
だめライフとして活動する中でだめライフを名乗る意味として、ゆるい連帯みたいなのをとれるっていうのはすごくいいと思ってて。
実際、サークル棟壊すのやめてくださいって言ってるんですよっていうのも普通の学生にはなかなか言いづらい。そして言っても、気持ちわる…みたいな風になってしまう。だから話し合える人がいるというのが僕的には嬉しい。
日大:
中だめさんは葉桜を見る会とかで交流会をしているけど、そこに集まる人って結構学外の人が多い。中だめさんは学外にもだめライフ愛好会の名を冠したサークルを作ってほしいと思ってやってるけど、最初に「個人サークルです」みたいな感じで言っちゃったせいで、だめライフが各大学に1人しか存在できない感じがある。
Twitter部:
そもそもサークルとか愛好会とか名を冠しているのがあまりよくないと思います。
サブカルとかオタクとかと一緒で、単にだめライフでいいんですよ。
東海大:
なるほど〜。
日大:
じゃあみんなで“愛好会”消しましょうか。
だめライフはどこへ向かうのか
日大:
従来の闘争寄りのことをやってる人はだめライフの名を冠してどんどんやればいいと思いますけど、中だめ的な感じでだめライフをやってる人はどうなんでしょうね。どこへ向かうのかって考えること自体がだめライフ的じゃない。
明大:
でも、同じ名前でやってる以上は何かしらのイメージがあった方が。それぞれの大学で問題があったらそれをツイートして、それが拡散されたりとか、だめライフって名前無かったらやりづらいけど、だめライフを名乗ればやりやすいみたいな。そういうのを目指すといいんじゃないか。
Twitter部:
よくある言い方だと、ゴーギャンの「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」ってありますけど、どこへ行くのかが1番重要なんですよね。
未来なんかないって言って暴れるニヒルな感じも我々は卒業しなきゃいけなくて、我々はどこへ向かうのかっていうのに向き合わなきゃいけない。
明大:
やっぱり目標がないと求心力がない。人が集まらないし、あの人たち変なことやってるで終わっちゃう。どういうところを目指していくのかを考えなきゃいけないなと。
日大:
その最終目標を立てすぎてこういう方向に向かってやるんだってなったらガクチカ的な活動と同じになる。だめライフをガクチカ化したくない。
Twitter部:
秩序からの逸脱の後は再び秩序化されないといけない。何も行動できなくなってしまう。ただ秩序から外れるってだけでなく、方向性を設けないといけない。
明大:
だめライフはそういう意味で手段であるべきだと思う。だめライフがどこかに向かうってよりかは、だめライフを利用してやりたいことをやれるっていう状況を目指したい。だから今だめライフがするべきは、外側に広げていくこと。
Twitter部:
だめライフは、「ライフ」っていうのは我々生きているわけで共通なんですけど、「だめ」っていうのを付けてる時点で、いいもの、だめなもので二分していて、ある2つの方向のうちの1つには方向づけてるんですよね。だから「だめライフ」って時点で「いい子ちゃんじゃいないぞ」っていうのを、掲げてるんですよ。それくらい間口を広く取ればいいんじゃないですか。
明大:
だめライフは「よりよいライフ」とも考えられるよね。いま良くてももっといいを目指すって意味では、現在って相対的にだめじゃない。だから、よりよいを目指す全ての人にだめライフは適用できる。
日大:
ここで注意すべきなのが、よりよいライフの「よりよい」ってのがガクチカ的な「よりよい」ではないってこと。
明大:
それぞれ個別の相対的な話だからね。
Twitter部:
でもそれだと、自分一人が良ければいいになってしまうんですよね。そのためには共通した何かが必要で。ガクチカみたいなもの、自己実現みたいなものを資本主義側から求めてくるって言う現状があるから、そこには反抗するっていうのは共通認識として必要だと思う。
明大:
今行われてる活動もそれが根底にあるもんね。資本主義に対して抵抗するようなことをやっていて、それは共通してる。
交流する
東海大:
だめライフ愛好会をやってるのは基本的に普通の人。緩い繋がりを持っていきましょうという感じでいいんだよね。最初からがっつり活動しましょうみたいなことも考えなくていいし、がっつり政治のこととか哲学のこととか考えなくてもいい。
明大:
交流はいいよね。交流で組織が広がっていってる。
東海大:
交流は、参考にしてるだめ連に「交流無限大」という言葉があって、昔から重視していたこと。
最近悩んでることがあって。さっき言ったとおり、留年してます単位取れてませんみたいな人を集めたいと思う一方、僕個人としてはサークル棟壊すな!って言って回ったりとかビラを貼って回ったりとかっていう活動もしているわけだけど。人を集める時に、そこが両立できない。どっちかを取るとどっちかがいなくなってくのよ。それで非常に困っている。
Twitter部:
「赤信号みんなで渡れば怖くない」式で共犯が必要。それは瞬発的な組織が必要なんですよ。党みたいなのを作ってしまうとそれはよくない。でも困ってたら助ける、そういう組織は必要だと思うんです。その組織を作るには大学に1人じゃ足りないんですよ。いまだめライフは盛り上がってるけどそれは一部の話で、全然広がってないんですよね。
日大:
この前、中だめさんがとあるメディアに取り上げられてたけど、今まででいちばんだめライフで拡散されたのが中だめさんの炎上。結構いまマイナスイメージ寄りというか、だめライフというものに対して否定的な感情を持ってる人が多い。それがノンポリ的な人の純粋な反応。
Twitter部:
マジョリティ向けに作る必要はないんじゃないですか?
明大:
でも交流もそうだし、だめライフのTwitterでの発言もそうだし、人が集まりづらい感じではあるよね。
東海大:
怖い感じ出ちゃってますかね。
日大:
学内で運動やること自体怖い。
Twitter部:
退学になっても大丈夫なようなバックボーンがないと難しいですよね。だめライフの有力者みたい人間がいたら、そいつに養ってもらうみたいな体制を作らないと。
明大:
パトロン?
日大:
現時点で、もしだめライフ活動をして弾圧された結果退学とかなっても「いやでも大丈夫、生きていける」みたいな人っていない。
東海大:
成り行きでそうなるかもしれないけど、いまの現状で俺だったら行けるってやつはいないよね。
Twitter部:
○派の人らが退学しても怖くないのは、熊野寮に住んだりとかできるし、○派とか労働組合関連で仕事があるからなんですよ。だめライフの人間にはそれがないから。
東海大:
無い無い、勝手にやってるだけだもんね。
日大:
退学したくない!
これからの活動について
Twitter部:
交流目的でいうと読書会開こうかなって思うんですけど、土地的な制約があって関西だけじゃ集まらないんですよ。zoomとかになってしまうというのがあって。どうやったら場所に集まることができるかっていうのが課題ですね。
日大:
インターネットでの集まりっていうのは?Twitter部って名乗ってるんだし。
Twitter部:
それでもいいんですけど、やっぱネット上の関係ってのだと薄いですよね。
東海大:
それはそうだね。
日大:
自分が日本大学文理学部だめライフ愛好会っていう風に名乗ってることについて、日大って学生数日本一なので、各学部、各キャンパスに1つだめライフって感じにしたいです。
東海大:
キャンパスもいっぱいありますもんね。
日大:
自分はだめライフの活動をやる上で偶然喫煙所の問題に着目したんですけど、文理学部だけかと思ったら他の学部にも問題があるって知って。そこに賛同してくれる人が増えるのが、日大文理学部だめライフとしてはやりやすいですけど、自分が気づいていない他の学部での問題があるかもしれない。ここおかしいんじゃないかとか思ったら、自分にDMしてくれたらいいし、とりあえず増えろと。
明大:
Twitterから外に飛び出すべきだって言ったけど、本当にそうで。
喫煙所も校舎の立て替えもそうだけど、学生のための空間を勝ち取るっていうのが今の主な活動で。交流もそうで、自分たちの現実に存在する場所を作ることが必要なことだと思う。例えば立ち入ってはいけない所とか、何かしてはダメみたいな所がある。そういう所を奪い返していきたい。
東海大:
どこの大学も、大学側は結構好き勝手やりますからね。
うちは毎週水曜日は駄弁る会、月に1度はインドカレーの会っつって、誰でも来ていい会はやってるんですけど。それだけじゃなくて、もうちょっと開かれた場所でやりたい。いま結構隠れてやってるんですよ。だからインドカレーの会とかも場所バレないように来たい人はDMで連絡をとってから、こっちで場所を言う。
一同: へー。
日大:
それバレないのすごいですね。学内でバレない場所があるの強い。
東海大:
でもTwitterでここでやりますとかできない。怪しさ満点感があるから、もっと開かれたことやりたいなってのもあるし、サークル棟問題に関しては徹底的にやっていくぞっていうのは、今回の合宿で思いましたね。
明大:
学生特有だと思うんだよね、場所が奪われるって。例えば駅前で何したってそんなには怒られない。
Twitter部:
河川敷とかでやったらいいと思いますよ。
明大:
でも校内で学費払ってんのに、すげー制限かけられてるのが腹立つじゃない。
Twitter部:
だからいま大学がそういう状態なんで、外でみんなで組織してそれで大学を攻め込んでいったらいいんじゃないですか。
明大:
でも学内で内側から拡大していきたい。初めは部室だけでも。次は部室の前の廊下でコタツ敷いてとか。じゃあ次はサークル棟の前でやってみるとか。最終的には学長室の前とかでやればいいじゃない。
東海大:
うんうん。
明大:
ちょっとずつでも。自分たちの場所なわけだから。
日大:
ちょっとずつ露出していくの大事。Twitterで急に増殖しているだめライフの匿名性みたいなところが、今後どこまで行くのかなと思っていて。東海大学だめライフさんはDMで場所を伝えるとか、匿名性を守ってる。東大とか中大は結構表立ってやってる。あんまり表立ちすぎると、当局に顔バレして…。
東海大:
困ったことに、本当に大っぴらにやると怒ってくるよね。
Twitter部:
学内でやらなくてもいいんじゃないですか?
東海大:
せっかく大学でやるなら学内でねえ。
Twitter部:
同志社が今出川だめライフって名乗ったりだとか、京大だったら百万遍だめライフって名乗ったりだとか。
明大:
それもアリではある。
Twitter部:
別に大学名を冠する必要はなくて、大学見限っちゃってもいいんじゃないかって。
東海大:
なるほど…そういう考えは今までなかったですね。たしかに人だからね、人の集まりだからっていうのもあるけど、僕は部室に集まってゲームをする、駄弁るのを、残していきたい。
日大:
こっちからすると見限るって思っても、傍から見たら大学側、当局側の勝利で。自分の身が危うくなることあるかもしれないけど、そこで折れないっていうのがそもそもの運動。
明大:
だめ連の「だめがだめでいられる場所」を校内に作りたい。大学内でなんも使ってないとことか、そういうところを勝手に占拠すればいいんじゃないかな。
Twitter部:
大学の就職予備校化ってのは、国民の半分くらいが大学行く時代では避けられないわけで。その中でアジールを作っていくっていうのは重要です。でも大学の体制を変えるっていうのは考えてないっていうか、その本来の自治組織としての大学を外で作るべきだと考えています。既存の大学制度のなかでやる必要はないと思う。大学のさらに上のエリート組織、エリート学校を作って、そこで自治をするのならできると思うんですけど。
日大:
自分はやっぱりそれは違うかなって。「大学より上のところを」っておっしゃってましたけど。
Twitter部:
研究室とかは割と自治が成り立ってるんですよ。院生会議で月一くらいで集まってみんなで決めるっていうことをやってて、少なくともうちの研究室ではできてるんですよ。みんなで研究室の当番みたいなのを決めてっていうのをやってるし。
ただ、大学はあまりにも人が多いし、いる人間は大衆なので、その人間に自治をやらせるっていうのはできないんですよ。自治っていうのはエリートしかできないです。
明大:
完全な自治までは到底いかないと思うんだよ。でもできるだけ自治空間を拡大したい、守っていきたいよね。おそらく今後どんどん制限がかかっていくから、それをできるだけ止めたい。新しく入ってくる学生が、できるだけ好きなようにできる場所を保持しておきたい。喫煙所もそうだし、サークル棟もそうだし。
東海大:
学内に、部室があってサークル棟があって先輩がいて後輩がいてっていうそういう空間が、なんにも考えないでそれがあって当然でしょってみんなには思ってもらいたいなっていうのが僕のいまの願い。
明大:
将来、もはや部室なんてものは勝手に自分たちで用意してくださいみたいになったら困るわけじゃん。
東海大:
そうそうそう。だってうちのサークル棟破壊問題、って言ってるのは僕だけなんだけど、今まで1団体に1部屋貰ってたんですよ、それが3団体に1部屋しか貰えなくなるんですよ。
明大:
いやだよね。
東海大:
だからもう、他のサークルのやつがいてみたいな。そんなことをわざわざ金を出してやる必要があるのか。
日大:
東海大学だめライフさんが1人しか主張しないっていうのは。賛同する、隠れてる人もいると思うんですけどねえ。大学でそういうことをするのがロマン。
東海大:
ロマンはあるよね、ただのロマンかもしれないけど。
日大:
ロマンあることだから、それを追い求めていくっていうのも完全に不可能ってわけでもないし、追えるんだったらやってみようぜって思う。
告知
明大:
キャンパスを自由な空間にしたいです。張り紙を張ったり、立て看を立てたりしようと思います。
日大:
自分のやってる紙タバコ禁止撤回運動のに関連して、11月の学祭で、紙タバコがダメだったらシーシャならいいじゃん?っていうフリーシーシャ会を開催予定なのでぜひ来てください。お願いしまーす。
Twitter部:
だめライフ名義でやるのは読者会とか勉強会くらいだと思うんですけど、いま同人誌やってて、誰でも参加していいよっていう同人誌をやってます。最終的にほぼ僕の独裁みたいな感じになってますけど、でもそれをできるだけ広げていきたいと思ってて。印刷所を介して製本してやってますけど、もっとフリーペーパーみたいにすぐに印刷してすぐに配布できるような状態で、いろんな人から何のテーマでもどんな文章でも寄稿できるような場所を作ってそれを路上で配るなり、そういう活動はしたいなと最近ずっと思ってます。
日大:
素晴らしい!
東海大:
緊急企画!だめライフ座談会in外山邸、これにて終了ということで、みなさんどうもありがとうございました。ではまた来週〜。
日大:
だめを愛そう〜!
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