8593 三菱HCキャピタル

連続増配企業23年連続のSPKの株価を分析していきます。

1 企業の特徴

1.1 サービス

リースやレンタルサービス、中古機械の買取販売など幅広く事業を行っております。正直何をやっている会社かわからないため、投資したくありません。

1.2 リース業界の市場規模

カスタマービジネス(機械・器具備品のファイナンスリース、割賦販売、金銭の貸付)が主力サービスです。業界動向のリース業界の動向や現状、ランキングを研究【2021年】(https://gyokai-search.com/3-lease.htm)によるとリース業界のリース契約高の推移は、横ばいが続いており、国内市場では頭打ちになっています。

2 タイミング

2017年9月15日から2022年9月15日のデータを使用しています。
標準偏差+1(下の緑線)の配当利回りは5.33%、株価582
標準偏差+2(下の赤線)の配当利回りは6.01%、株価516
9月15日の配当利回りは4.53%、株価685で、緑線と緑線の間にあるため、過去5年の利回りの中では、現在売り買いするのタイミングではなさそうです。

3 期待収益率

2021年のBPS 912.2円に過去10年のROEの平均8.15と過去10年の配当性向の平均26.45%で計算すると下の表になります。

初期投資の10年後の配当回収率は294.3÷現在株価685.0=42.97%です。
配当の回収率を見てみれば、10年後には初期投資した投資額の半分弱ぐらいは回収できそうです。
10年後の配当利回りは35.197÷現在株価685.0=5.14%です。
10年後の配当利回りは、期待できなさそうです。

現在のPERは8.89倍で、上の表を見ると標準偏差ー2の行が一番近そうな値です。その10年後のリターンを見ると1.61倍で、期待収益率は4.89%です。
また、リース市場規模は頭打ちということを踏まえて、成長率は現在と変わらないと仮定してリターンを求めると、(配当金294.3円+10年後の株価685)÷現在の株価685=1.43倍、期待収益率は3.64%になります。
まとめとしては、配当分だけ資産が増えるということです。


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