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渋谷区発、グローバルなShibuya Startup Support

2024年1月19日(金) 
渋谷区発、グローバルなスタートアップのためのコミュニティであるShibuya Startup Supportの代表取締役社長である渡部志保さんのお話を聞かせていただきました!

渡部志保さんは、独自のアプローチでスタートアップ支援のビジネスを展開する新会社「シブヤスタートアップス」(2023年)の社長に就任した方です。志保さんは、スタンフォード大学院を卒業後に、モルガン・スタンレー証券に就職(現在の三菱東京UFJモルガン・スタンレー証券)、2008年には、当時渋谷にオフィスがあったグーグルのマーケティング担当者として入社し、 2012年からロンドンオフィス、2014年からはカリフォルニアの本社に勤務されていました。グーグル退職後はメルカリに転職しアメリカでの事業展開に参画もされていたそうです。
シブヤスタートアップスでは、渋谷でしかできない、日本でしかできないような価値を提供していて、海外から来た起業家や仕事を求める人々を支えています。彼女の人生や仕事に対する考え方を、私の目線から特に印象的な言葉と学びを以下に整理してみました。

渡部志保さんの人生

Googleへの転職


「バックグラウンドや知識は関係ない。明日から全力で走りだせる人を探している。」というGoogleの志向に従い、志保さんはテクノロジーに対する知識ほとんどないまま、Googleに転職しました。
なお、Googleへの転職動機には、モルガンスタンレーでの激務に対する、googleの無料のお昼ごはんなどの福利厚生に惹かれた要素も含まれており、後には友達に誘われてメルカリに転職するきっかけとなりました。当時のメルカリは今ほど有名ではなかったものの、単なる企業の知名度よりも、志保さんが魅力を感じた友達との協業や楽しさが転職の決断に影響していたようです。知識がなくても全力で走った結果、現在のように自らのスタートアップで成功を収めています。

逆張りの人生とは


今までの取捨選択はどのようにしてきたのかを尋ねてみたところ、
「無意識だったけれど、今までずっと逆張りの人生を歩んできたのかもしれません。」
とおっしゃっていました。多くの人はきっと、周りの人が選ぶ安定のものを選びますが、あえてほかの人が選ばない方を志保さんは人生で選択してきるようです。自らがいなくなったら困る存在になることを選び、他者が敬意を払いたくなるような領域でビジネスを展開しています。彼女のこれまでの人生は、「自分がいなくなったら困る存在になる、困る土俵に立つ。」「自分がいないと出来ないこと、自分が必要とされる人になる。」「誰もやらない、やりたがらないことをみんながいいねと言ってくれるようにするのがビジネスだと思っている。」という志保さんのお言葉通り、

楽しさや友情が勇気や決断力に繋がる


志保さんは、楽しさや友情が勇気や決断力に繋がると感じており、自分に合った環境やチャンスを大切にしています。目の前に来たチャンスをNoという理由がないならYesという答えにして掴んできたようです。志保さんのキャリアや人生の選択は、後先のことを考えすぎず、自分の道を切り開くことに焦点を当て、挑戦や失敗を繰り返すことに意味があると感じているからこそ、目の前に来たチャンスに対して積極的な姿勢を持ち、それを楽しむことが成長と成功に繋がっているようです。

自分らしく、成長できる交友関係


また、たくさんの交友関係から色んな会社に転職したりしていたのでどうやったらそうなれるのかを尋ねたところ、
「将来社長になりそうだな、すごい飛躍する人材になりそうだなと思った人と仲良くしていたわけではないけれど、自分が一緒にいて楽しい、この人と一緒に働きたいと思えるような人に着いていったらこの結果になった。」とおっしゃっていました。
仕事も仲間がいなかったり、楽しくなかったりするとやる気も出ないし、結果的には自分に合わないものになってしまう可能性があると認識しています。自分が成長できる環境を作るには、交友関係から選ぶことも大切な要素の一つなのだと感じました。

学んだこと・特に心に残った言葉


「自分らしくないチャンスをつかんでも自分のものにできない」
「楽しさや友情が勇気や決断力に繋がる」
「自分らしく。そして、自分が成長できる交友関係を選ぶ」
「自分がいなくなったら困る存在になる、困る土俵に立つ」
「自分がいないと出来ないこと、自分が必要とされる人になる」
「失敗や挑戦は繰り返すことが大事であり、繰り返すことに意味がある」
「人と人とのつながりはとても大事であり、交友関係、交流、人脈の広さは大事」

編集者:4年 三浦佳乃


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