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鬱endした子供向けアニメ デュエルマスターズチャージについて語りたい③〜不亞家のデュエリストとの死闘と決着編-前編〜

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ストーリー

遂に不亞城へ突入した勝舞達。その行手を阻むために不亞家のデュエリストが勝舞達の前に立ちはだかる。

勝舞、ミミ・ジョージはそれぞれヘンドリクス、キルミー・ジェイソンを倒し、城内を進んでいた。
一方、城外で戦っていたDr.ルート達もケリをつけ、城へ突入しようとしていた。しかし、不亞家のデュエリスト、クアトロが不亞城の仕掛けを発動させ、城が変形。城内のミミとジョージは分断され、Dr.ルート達は城からの攻撃を受け、突入できずにいた。

勝舞・れく太・ヤカンマンの3人はとある広間に出た。そこに待ち受けていたのは不亞家のデュエリスト、ラブ。そして、もう1人、暗闇の中から黒城凶死郎が姿を現した。不亞家へ並々ならぬ恨みを持つ黒城もまた行動を起こし城に侵入していたのだ。ラブは不亞家に害をもたらすデュエリストを抹殺するべく、黒城とのデュエルを開始する。

両者共に序盤でのハイペースなマナ加速により、早々に切り札を呼ぶ手筈が整う。ラブは勝舞の切り札でもある「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン」を召喚。彼はザキラと共に、闇文明の使い手達が暮らす城を攻め滅ぼした過去を持ち、闇文明の相手を得意としていた。そのため、闇文明の強力なシールドトリガーを封じる術を熟知していたのだ。そして、それを聞いた黒城は、「真の絶望を教えてやる」と告げる。
ボルメテウスにより着実にシールドを削り、優勢なラブだったが、黒城のシールドが残り2枚の状況で他のクリーチャーでも攻撃し、黒城の手札を余分に1枚増やすというミスを犯す。そして、これが戦局を覆すことになる。黒城は3枚の手札から「憤怒の猛将ダイダロス」、シンパシー能力により4マナで「悪魔聖霊アウゼス」、さらにG・ゼロによりコスト0で「漆黒戦鬼デュランザメス」、3体のデーモンコマンドを一挙に呼び出した。わずか8マナで本来22マナ分の召喚を行ったのだ。アウゼスの効果によりボルメテウスを破壊し、シールドの枚数1対5ながら、クリーチャーの数4対1と完全に場を制圧した。
ラブは切り札の「クリスタル・ツヴァイランサー」を召喚し、最後のシールドを砕くが、時すでに遅く。ラストターン、黒城の切り札「悪魔神ドルバロム」が降臨。ラブの場のカードを全て破壊し尽くし、文字通り「真の絶望」を味合わせたのだった。

ラブを撃破した黒城はザキラの元を目指し歩みを進める。一方、儀式完了まで残り8時間となり、ホワイトとして覚醒しつつある白凰も、黒城の存在を感知し、彼に引き寄せられるように城内を歩いていた。
また、勝舞達も不亞家の科学者マンソンネバーといった強敵を退け、着実にザキラの元へ近づいていた。

そんな中、単独で進んでいたジョージが何者かに敗れる。ミミは悲鳴を聞き、急いで駆けつけると、倒れてるジョージと冷たい目をした白凰に遭遇。不亞家のデュエリスト、ホワイトとして半覚醒状態である白凰によりジョージは倒されていたのだ。白凰はすでにミミ達の記憶を失っていたが、完全覚醒までにはまだ時間がある。ミミは一縷の望みをかけて白凰とのデュエルに臨む。
ミミのシールドトリガーデッキは戦いを有利に進めていた。それは以前、白凰にその強さを認められたデッキであり、白凰でさえも倒せるという自負があった。一方、白凰はそのデッキに対し、不思議な懐かしさを感じていた。
ミミが着実に白凰のシールドを減らす中、白凰は「聖霊王アルカディアス」を召喚し攻勢をかけるも、遂にミミが最後のシールドを破った時、ミミの呼びかけにより白凰に異変が起きる。突如、勝舞との記憶が蘇り、半覚醒状態から幼児退行状態へと戻ったのだ。勝舞の名を呼び、洗脳解除に成功したと思った矢先、白凰は「聖霊王アルファディオス」を召喚。無邪気に2体の聖霊王を操り、ミミに容赦ない攻撃を繰り出し、とどめを刺した。
その後、半覚醒状態に戻ったものの、白凰とホワイト、2つの人格間から生じる混乱を抱えながらザキラの元へ戻っていった。

儀式完了まで残り約1時間。
勝舞達の前に不亞家のデュエリスト、オアシスが立ちはだかる。1分でオアシスを倒すと意気込む勝舞だったが、彼から不亞家のデュエリストの序列を聞かされる。
それは、不亞家のデュエリスト一人ひとりにA~Zのアルファベットの称号が与えられ、名前の頭文字がその称号であること、そしてZに近づくほどより強いデュエリストであること。つまり目の前にいるOの称号を持つオアシスは、勝舞がこれまで戦ってきたどの不亞家のデュエリストよりも強く、さらに、より強いデュエリストがZのザキラの前にあと10人控えているのだ。
残り時間の少なさと残る敵の強さ・数に勝舞の心が折れかけるが、ヤカンマンの言葉がこれまでの決して諦めない姿勢と白凰への思いを思い出させ、勝舞を再び奮い立たせた。
だが、主導権を握っているのは完全にオアシスであった。オアシスは軽量クリーチャーを多く展開することでクリーチャー数のアドバンテージを得て、波状攻撃により一気に勝負を決める速攻戦術を用いていた。
そして、自らの勝利を確信し余裕を見せるオアシスはある情報を漏らした。
現在、城内にはR〜V、X、Yの称号を持つデュエリストは居らず、ザキラの前にいるのはPとQのデュエリストの2人のみであること。なお、残り40分程度でその2人を倒すのも不可能であると。
だがその時、城内に無事侵入していたDr.ルート達が合流。道中倒れていたミミとジョージを保護し、全員が無事に勝舞の元に集まることができた。
仲間達の登場に勇気づけられる勝舞だが、敵の速攻の前にシールドを次々破られ、切り札「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン」を召喚したものの、勢いを止められず早々に最後のシールドも破られてしまった。勝舞の場にはボルメテウスとバルキリードラゴンがいるが、オアシスのシールドはいまだ無傷、さらに、3体のアタッカーが残っており、このターンで決めることができなければ勝舞の敗北が決定する。
しかし、この絶体絶命の状況の中でも勝舞は逆転の可能性を信じていた。
現在のマナは8マナ。勝舞はまず2枚の呪文、フェアリーライフフェアリーギフトを発動する。これによりバルキリードラゴンの効果で手札に加えていた「超竜ヴァルキリアス」を6マナで召喚。これでマナゾーンから1体、ドラゴンを呼ぶことができる。だが、呪文を唱えずとも1マナチャージすればヴァルキリアスを呼べたはず。オアシスはこの不自然な動きを訝しむ。
勝舞の狙いは、フェアリーライフによりあるドラゴンをマナに置くことだった。そして、最後まで自分のデッキを信じることで、土壇場での奇跡を呼んだ。
ボルメテウス・サファイア・ドラゴン
それは、現況を打破できる唯一のクリーチャーであった。オアシスの場にブロッカーはいない。2体のボルメテウスが5枚のシールド全てを焼き払い、ヴァルキリアスにて最後の攻撃。見事、強敵オアシスを打ち破った。

儀式完了まで残り35分。勝舞達はザキラの元へ急ぐ。

一方、ザキラの元にはすでに黒城が辿り着いていた。
ザキラにデュエルを挑む黒城。だが、ザキラはそれに応えなかった。代わりに、
君とデュエルを望む者が他にいる
そう告げると、黒城の前にその者、白凰が姿を現した。
驚きを隠せない黒城であったが、不亞家のデュエリストに成り下がったとして、白凰を敵とみなした。
また、白凰は黒城が自らのことを「白凰」と呼ぶことに対して激高、額にWの紋章が出現し光を放つ。
僕の名はホワイトだ!二度と間違えるな!!

⇒③不亞家のデュエリストとの死闘と決着編-後編 に続く


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