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バジリスク絆2|1スルー400Gと3スルー150Gはどっちが期待値高い?

【2020/6/7】
無料化しました。

表題の件がTwitterで話題になっていたので、個人的な意見をまとめました。

まずは結論から。

「1スルー400Gの方が期待値は高い」です。

どれぐらい差があるのかは天井期待値見える化ツールを使ってもらえれば分かります。

さらにこの記事ではツールだけでは分からない具体的な数値・根拠も提示しつつ、解説していきます。

1スルー400G vs 3スルー150Gの各数値を徹底比較

期待値計算に使用した設定1メインの実戦値を使って、各ケースの数値を比較してみました。

【比較した項目】
・期待値
・機械割
・有利区間リセット確率
・BT当選率
・BT出現率
・BT平均獲得枚数
・G数天井到達率
・6スルー到達率
・7スルー到達率

【実戦値の抽出条件】
・バジリスク絆2全台の推定機械割が100%未満
・全台平均のBT初当たり確率が1/490より悪い
上記2つの条件に両方合致した店舗・日付のみ集計対象とする。
(台番号毎の選定は行わない)

【抽出後のサンプル内容】
通常時ゲーム数:1459万8929G
BC確率:1/136.8
BT確率:1/520.8
BT平均獲得枚数:405.7枚
推定機械割:97.32%

比較結果がこちら
↓↓↓↓↓

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1スルー400Gの方が、期待値・機械割ともに優秀

3スルー150Gの方が勝っている点はBT当選率のみ。

ゲーム数天井到達率が18.6%と低く、天井狙いすれば大半がBTに繋がるので、感覚的に甘く感じてしまうのは理解できます。

しかし実質的なBT出現率では、ゲーム数天井到達率が高く時間効率の良い1スルー400Gの方が優秀

さらにBT出現率だけでなく、BT平均獲得枚数も1スルー400Gの方が約30枚多いです。

(天井期待値見える化ツールの平均回収は天井BCも含まれているので、1スルー400Gの方が少なくなっています)


なぜか?

主な理由は二つあると思っていて、一つはゲーム数天井経由BTも、同色BC中のストック抽選なども加味すれば、6スルー(=モードDで絆高確確定)と同等の期待枚数があること。

もう一つは別noteで解説している、有利区間ハマりによる初期ストック抽選の影響だと思われます。

【上記記事の要約】
・有利区間ハマりゲーム数に応じて初期ストック抽選が行われる
・初期ストックはBCスルーしてもリセットされない(有利区間リセットまで引き継ぐ)

重要なのはスルー回数ではなく、有利区間ハマりゲーム数です。

1スルー400Gの方が裏で初期ストックを保持している(あるいはBT初当たりまでに初期ストック獲得できる)可能性が高いため、トータルでのBT期待枚数は多くなります。

既に出ている解析だけ見れば、6スルー・7スルー到達率が高い分、3スルー150Gの方がBT期待枚数が多いのでは?と錯覚してしまうので要注意ですね。


まとめ

・BT実質出現率
・BT期待枚数
・時間効率
全てにおいて、1スルー400Gの方が優秀。当然、期待値も1スルー400Gの方が高いです。

99.9%間違いないでしょう。

3スルー150Gはサンプル数が有利区間920回分と少ないので多少ブレがありそうですが、ここから数値が逆転する可能性はほぼありません。

感覚で判断するのが全部ダメ!とか言うつもりはないです。むしろ現場で実践経験を積むことで培われた感覚こそが、上級者と中級者の大きな差になるはず。

しかし絆2みたいに複雑な台を、感覚だけで正確に立ち回るのは、いくら上級者であっても不可能です。

机上計算・実戦値・感覚……全部大事です。

歴が長くて上手い人ほど感覚に偏る傾向がありますが、机上計算や実戦値もバランスよく取り入れた方が、立ち回りの精度は上がると僕は思います。

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バジリスク絆2の解析に出ていない天井恩恵・狙い目・期待値などを、大量実戦値で丸はだかにするマガジンです。マガジン全体の概要は以下noteで説明しています。 ⇒https://note.com/dakuo_slot/n/n42c526be87d6

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