ぶんじ寮、コロナ騒動
現在進行中で、おすそ分けしたい出来事があります。
🤒コロナになりました。🤒
1週間ほど前、とうとうコロナになってしまいました。
私は今、ぶんじ寮というシェアハウスで共同生活をしている身。自分一人の問題ではない、これはやってしまったと内心大汗をかきました。
いっそ症状が出る前に、どこかに籠ろうか…でも公共交通機関使ってウイルスばらまいたら元も子もないし…と悩んでいる間に、襲い来るのどの痛み!ああ、終わったー…
大好きな住民たちに、一番かけたくない形で迷惑をかけてしまう。
しょぼくれつつ、大いにビビりつつ、日頃からコミュニケーション手段として使用しているSlackに投稿し、コロナになったことを白状しました。
これから書くことは、私がじぶんの目で見て、じぶんで体感したぶんじ寮のありのままの姿です。
🤒「じゃあどうしよっか!」🤒
面倒ごとを起こしやがって。
そんな風に言う人も、思う人もいないとはわかっていても、みんなに伝えることはとっても怖かった。
まして誰かにうつしてしまっていたらと思うと、もうどう責任をとればいいのかわかりませんでした。
けどSlackの返信は、
どう対策してくか考えよー!とか、いるものはある?とか、報告緊張したはずなのにありがとう、とか、毎日食べたいもの作るよ、とか、除菌スプレーおいておいたよ!とか…
…あったかいかよーーーーーーーーーーー!!!!!!!
なっちゃったならしょうがない、じゃあどうしようか?の状況理解と切り替えが、みんなものすごかったのでした。
🤒尋常じゃないぜ、ぶんじ寮🤒
そしてここから、ぶんじ寮、本領発揮!!!!
いつものぶんじ寮は、なんだかゆったりとじぶんの時間を楽しんでいる人が多いのですが、私が告白をしたその日は本当にすごかった。
ちょうどその日の夜は、月に2回行っているぶんじ寮mtgの日でした。
対面でのコミュニケーションを重視し、いつもみんなで食堂に集まっているのですが、この日はコロナのこともあり全面オンラインに。
熱でしんどくて参加できなかったので、どういう様子で進んでいったのかは定かではないのですが、議事録を見た感じ、順調に進んだっぽかったです。(そうなのかしら?笑)
議事録には、私と濃厚接触者の今後の動き方、濃厚接触者の特定、住民たちの今後の過ごし方などが決まっていました。
すげえ、と思いました。
感染した私ですら、今後どうしたらいいのかわからない状況だったのに。
ぶんじ寮のみんなは早速力を合わせて、シェアハウスとして各人がどのような行動をとるべきかを話し合い、2時間ほどでサササッと決めてしまいました。
そして、ぶんじ寮の新生活が始まります。
🤒早速駅ができました🤒
私や濃厚な方々へは、できる人がご飯を用意しよう!ということになったそうです。
非接触での受け渡しのために、部屋の前に…
駅ができていました😊 終点です😊
ここに、誰かが作ってくれたご飯やお茶や、お見舞いのお菓子などなど…愛のこもった荷物が運ばれてきました。🚃
👆私を元気にしてくれた、愛情たっぷりのご飯たち。(一例)
当番を決めずとも、自然発生的に誰かが動いてくれるのも、ぶんじ寮のすごいところ。
みんなのおかげで、ご飯に全く飢えることなく療養生活を終えることができそうです! これって本当にすごいことだと思います。(語彙力)
🤒「特別な」場所ができました🤒
シャワーやおトイレなどは、陽性の私、何人かの濃厚接触者、健康な住民とで使い分けをすることにしました。
ここでも、ちょっとした気遣いが光るぶんじ寮。
全てを洗い流す、特別なシャワールームを使わせてもらってます✌
おトイレも、私は特別なおトイレを使わせてもらっています✌
どういう生き方をしたら、「特別な」って言葉選びができるんだろう。
コロナであることや陽性であることを、ものすごく避けているわけでもなく、それでいて、心が嬉しくなる・軽くなるような表現で。
そんな「ちょっと特別扱い」が、私はとっても嬉しかったのです。
🤒ホントに楽しんじゃうひとたち🤒
Slackであったかいコメントをもらいつつも、当初、濃厚接触者の住人たちには申し訳ないな、という気持ちでいっぱいでした。
突然10日間もお部屋に引きこもることになったのですから。
大丈夫だろうか、発狂したりしちゃわないだろうか。
と心配していましたが、拍子抜けしちゃうくらいの杞憂に終わりました。
お部屋をおひとりさま喫茶に変えて、珈琲を淹れたりしっぽりお酒を飲んだり、プラダを着た悪魔とかの映画を見ていたり…
ものすごく、おこもり生活を充実させていました。
ホントにすごい。
突然強いられた状況を、ここまで前向きに受け止めて楽しめる人たちって、早々いないと思う。
お見舞いのセンスも光る、ぶんじ寮笑(センター試験wwww)
🤒ぶんじ寮の「レジリエンス」🤒
これからの時代、活かすべき持続可能エネルギーは、人々の「レジリエンス」だと何かの本に書いてあったことを思い出しました。
レジリエンスとは、底力。
困難に対して臨機応変に、しなやかに対応する力のことです。
今回のコロナ騒動を通して、私はぶんじ寮のレジリエンスを目の当たりにしたような気がしています。
この人達となら、多分今後どんな困難が起きても、日本経済が崩壊したとしても、なんだか、楽しんで生きていけるような気が心の底からしています。
最後に。
ぶんじ寮のみなさん、たくさんたくさんご迷惑をおかけしました。
これからどうこの「心地いい負債」を返していこうかな、ととってもワクワクしております。
たっくさんの愛と感謝を込めて!!!
杏海