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インフェルニティについて(1)

 某エアプメディアのナメた構築の捕食インフェルニティへのロジハラが目的で始めた当雑記、さすがにそれだけではもったいないと思い、インフェルニティの構築(幻影3軸、HERO型など)について私の知見を基に説明できたらと思う。目標は「インフェルニティについてざっくり分かる」こと。
 少なくとも今まで3回ほど書いたインフェルニティのデッキ紹介はインフェルニティというテーマを知っていることが前提だったため順序が下手だったと反省しているので、その前提知識も兼ねて今回はインフェルニティというテーマの特徴と強み、そしてそれを活かす混ぜ物テーマの条件について触れていきたいと思う。

インフェルニティとは何ぞや

まずインフェルニティ自体の概要とテーマとしての特徴から説明していきたい。
インフェルニティは、アニメ「遊戯王5D's」とその漫画版に登場するキャラ、鬼柳京介が使用するテーマで、彼がやたら口にする言葉から満足などとも呼ばれている。OCGにおいては6期に登場し、同期最終パックTHE SHINING DARKNESSにて大幅強化を受け、環境となったこともある。
このテーマは墓地利用をメインギミックとした闇属性テーマで、多くのカードが効果発動の条件として手札が0枚であることを要求する代わりに、11期に入って刷られた新規カードを除くほとんどのカードは同名ターン1が付いていないことが特徴となる。
効果の発動条件である手札0枚を満たすための手札をアドに変換する動き、そして展開の癖の強さが独自の魅力をもっており、回った時の爆発力だけで見れば9期~11期のテーマともタメを張れる。

主要カード

そんなインフェルニティのテーマに属するカードのうち、大体の構築に入る主要カードは次の通り。
・デーモン

同名ターン1無しで一生サーチする。効果処理時もハンドレスじゃないと不発になるのはご愛嬌。名前にデーモンって付いてるからトリックデーモンでサーチできる(超重要)。

・ネクロ

同名ターン1無しで一生蘇生する。下記のガンやミラージュから出てきて更に展開を伸ばすのが役目。

・ガン

特に制約とか無いのに1枚が2枚になる現代基準で見ても頭おかしいカード。デーモンと組んで①の効果でおろかな埋葬したりする。最近2枚使えるようになった。

・舞い戻った死神

誰もが驚いた(クソデカ主語)新規。ガン使うには過剰だけど蘇生札使いたい、リヴァイエール噛ませずにアイドラループしたいという需要を満たしてくれる優良カード。ハーモニカの幻聴

・ミラージュ

生きたガン。蘇生不可なので召喚権や特殊召喚手段を別途用意する必要があるがモンスター故に効果コピーや帰還など回収以外で再利用できて便利。

・セイジ

11期新規。満足エアプが①の手札全部捨てる効果にキャッキャする事でおなじみ。本体は☆2チューナーである事と②の墓地効果によるおろかな埋葬。

・ビショップ

手札がこれ1枚だけなら(つまりデーモンでサーチするだけで)ssできる☆4。リンク値の嵩増しやランク4(基本的にデュガレス一択)立てたい場合に入れたりする。

・リベンジャー

☆1チューナーである事が存在意義(デーモン落としながら☆8シンクロとかローズメイデン立てられるから)。隠された効果はたまに、本当にたまに活躍したりしなかったりする。

・バリア

何でも無効かつカウンター罠で質の高い妨害を構えられる。後ろの妨害でこれを複数枚構えられるからインフェルニティの制圧盤面は強い。

・ブレイク

フリーチェーンの対象をとる破壊。フリーチェーンなので当然強い。

・ヘルデーモン

起動効果で効果無効、追加効果で破壊。スペルスピードが足りないが11期新規なのに同名ターン1でなく、対象耐性と完全耐性以外はだいたい無視して割れるから除去能力はある方。まぁ実の所そんな事はどうでも良くてチューナーがセイジだけの構築でデーモンをシンクロ素材として墓地に送れることに意義がある。

インフェルニティの強み

そんなインフェルニティの強みだが、メインエンジンに同名ターン1の縛りが存在せず(強いて言えばネクロ以外の蘇生札の枚数)ひたすらフィールドアドバンテージを稼げる点デーモンのサーチと「インフェルニティ」蘇生札が相互に対応している点の2点が特に現代のデッキと比較しても優れている。

パワポクオリティの図、こればかりはご容赦頂きたい

そしてそのサーチできる蘇生札の中には1枚が2枚になるカードが何故か紛れ込んでいるため、サーチと蘇生を繰り返すとアドバンテージが膨れ上がっていく。
つまり、インフェルニティの強みを活かす場合

・デーモンを特殊召喚する再現性の高い手段がある
・デーモンでサーチしたモンスターを1回以上特殊召喚できる
(デーモンとネクロ各1枚揃わないと盤面が広がらないから)

この2点を満たすことが最低条件であり、混ぜるテーマやギミックに求められる要素となる。


次回は上記の強みを生かす手段をもつ混ぜ物テーマとその動きについて説明していけたらと思う。

抜けがあった場合は随時修正するのでコメント等でご指摘頂けると非常に幸い。

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