夢の話5

今日は、寝ているときの「夢の話」ではなく、起きているときの「夢の話」です。
ある意味、妄想です。
では、はじまりはじまり。

シアタードーナツ最高!
2020年6月5日のシアタードーナツで開催されたトークライブに参加しました。
トークライブの出演者は、映画『i新聞記者ドキュメント』の森達也監督、
望月衣塑子さん(東京新聞記者)、
映画『誰がために憲法はある』の井上淳一監督、
阿部岳さん(沖縄タイムス記者)、
玉城江梨子さん(琉球新報記者)、
そしてMCは、おなじみの宮島真一(シアタードーナツ)さんでした。


トークライブは、色々と考えさせられる素晴らしい内容でした。
ぜひ、皆さん、期間限定でYouTubeに公開されていますので、ご覧ください。

私から、出演者の皆さんに、最後(1:19:00頃)に
「10年後のメディアのあり方」
について質問をさせていただきました。

その回答はとても共感ができる素晴らしい回答でしたので、皆さん、YouTubeでご覧ください。

皆さんが答えたもらった後に、
井上監督から
「Youtubuで見れるのに、なぜ、わざわざ足を運んだのか」
という質問がありました。

その時は、現場の熱量や温度感を知りたかった、というような答えをしたのですが、それもあるけど、なんだか、フワッとした回答だったなぁ、と、そのことを、帰りながら、ずっと自問自答していました。

そして、今朝、起きて、自分自身の中での答えがでました。
きっと一番は、
「映画を大好きな宮島さんと一緒に、同じ時間を共有したかった。宮島さんに、会いたかったから」
のではないかと思っています。

ここ半年ぐらいは、メジャーな映画館は、あまり行かなくなってしまいました。
それよりは、シアタードーナツで、宮島さんの前説や後説を聞いて、家のリビングでくつろぐような形で映画をみるのが、自分自身にあっているのだと気づきました。

私は映画が大好きです。
私には、夢があります。
夢を見た話ではありません(笑)
自分自身が脚本、監督をする映画を撮りたいと思っています。
「映画を撮りたい」ことは、たくさんある夢の中の1つです。
他にも「小説を書きたい」「巨大は壁画を描きたい」「世界190ヵ国を旅したい」「世界の空港や駅のピアノで演奏したい」「トライアスロンに出場したい」など、たくさんの夢があります。
と話を戻します。
脚本のイメージは、頭の中にすでにありますし、しかもジャンルもSF、ホラー、恋愛、ドキュメンタリーなど、すくなくとも5本ぐらいはあります。。。
全然、頭の中にある構想(妄想)を書き起こし時間がないのですが。。。

と、話を戻します。

そのような私が、映画館に通う理由は、極論を言えば、
「映画の予告を観るため」
だと感じました。

その理由です。
大好きな映画を映画館で見るのは、家では味逢うことができない、大迫力な大画面と大音量、映画に没入できる体験です。
家で高画質のプロジェクターを完備して、有限会社知名御多出横(ちなオーディオ)のスピーカーも整備して、防音室、暗室などのシアタールームを創ることができれば、満足すると思います。
あ、これも夢の一つです。

家で映画を観るときには、それで満足するかもしれません。

ただ、私が映画館に通う大きな理由は、
「映画の予告を観るため」
です。

家で映画で観るときには、作品の本編だけ観るだけです。
レンタルビデオ屋さん(言い方が古いですが)で借りてきた、DVDやブルーレイの場合は、予告編があるので、その方がワクワクします。

では、なぜ
「映画の予告を観るため」
なのか。

それは、
「一番、ワクワクするから」
だと感じています。

映画予告は、ある意味「偶然の出会い」です。

映画の本編は、観たい映画を選択していきますが、予告上映は、私が選択したのではなく、配給会社や映画館側が流しているものがほとんどです。
映画予告も選択できるようになれば、自分自身の趣味趣向に近いものだけになってしまいます。

映画の予告上映は、そうなっていませんし、たまたま見た映画予告で、新しい映画の出逢いにワクワクしながら、本編上映がはじまり、その世界に没入していくのが、私が映画館に通うのが好きな理由だと思っています。

家族で映画を観に行った際には、映画の観た感想を語り合い、もしくは、批評したり、続編が観たいね、などと話したり、コミュニケーションのネタになるのです。

一人で映画を観に行った際にも、自分自身の心や頭の中で、反芻して、映画内容をさらに深めていくことができるのです。

話は変わります。
私は、1995年に米国のカリフォルニア州に1年間語学留学しました。
最初の6か月は、オレンジカウンティでホームステイを体験し、その後、3か月はサンディエゴカウンティで暮らし、残り3か月はロサンゼルスカウンティで生活をしました。

留学した理由は、多くあるので、またの機会に書きます。
一つの理由は、
「大好きな映画を最も早く観ることができるから」
だったからです。
ハリウッドがあるカリフォルニア州に行けば、色んなハリウッド映画が早く観れる、という単純な理由だったのかもしれません。

実際に、1年間の留学中に私が観た映画は、約300本です。
そのうち、映画館で観たものは、約200本ぐらいだと思います。
25年も前の話なので、ある意味、時効なので告白します。
私が住んでいた場所には、1つの映画館に20のスクリーンがある、巨大な映画館がありました。
なので、週末には、朝から、サンドイッチと水筒を持って、朝一の映画をみて、その後、ハシゴをしていました。(違法ですので、良い子はマネしないように)
映画館の従業員も知っていましたし、ポップコーンやドリンクをオーダーしてもらったら、いいよ、みたいな感じになっていました。
週末に、ホームステイファミリーや友人たちと過ごす以外は、ほぼ毎週末、映画館に通って、多い時には、1日に7本映画を観たこともありました。

ある意味、年間300本の映画を観ることで、英語のコミュニケーション力がついたのではないかと思っています。
映画は、様々な歴史、文化、未来、コメディ、シリアス、ホラー、SF、ファンタジー、恋愛、スポーツ、SEXなどを共有できるものです。
その映画を通して、様々なシチュエーションで使用する言葉を学ぶことができました。

年間300本を観ていると、一番、印象に残るのは、映画の本編よりも、3分程度に収めている「映画の予告上映」です。

そのワクワク感は、忘れませんし、その予告上映の合間に流れるCMは、記憶に残って口ずさんでしまいます。
ピザのCMなんかを観ると、やっぱりピザが食べたくなります。

なんだか、話がドンドン、脱線してしまいますので、戻ります。

シアタードーナツは、「映画の予告はありません」。

予告上映がない代わりに、宮島さんの「前説」「後説」があります。

これは、予告上映よりも「偶然の出逢い」の度合いが高いです。

というか、「偶然の出逢い」しかありません(笑)

だって、宮島さんがお客さんの顔を見ながら、話す内容を、毎回、変えているから、です。

終わった後も、宮島さんの感想だけでなく、お客さんに感想もきいて、それぞれの感じたことを共有しています。

これは、ある意味「革命」だと思います。

家族や親しい友人以外で、映画を観る前、観て、観た後も同じ時間、同じ空間を共有して、それぞれの想いをシェアする映画館は、今まで体験したことのなかったものです。

なので、私はこれからも「偶然の出逢い」を求めて、シアタードーナツに通います。

それから、もう一つ、私自身が考える
「10年後のメディアのあり方」は、
「偶然の出逢い」を創造する「メディア」
だと感じています。

こちらについても、たくさん書きたいことはありますが、時間となりましたので、またの機会に書き残したいと思います。

さて、今日も映画を観に行こう!



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