ジャズ/「仲野氏・野本氏」の求道と、一翁…吉田の歩みとのオーバーラップ・ライブ体験録❣️❣️❣️

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1、<野本氏・仲野氏…JAZZに生きる女性たち>

彼女らはオルタナティブな(:斬新で傍流な?・地下街…?)場所でJAZZに求道している。

そして2021年12月、又2022年10月。

東京…三鷹・新宿で、吉田は二人それぞれのJAZZライブを体験した。

多分JAZZには人種にもジェンダーにも差別はない。

そこに存在するのは、ただ鬼の様に上質な演奏者と、「世界のハッピーエンド」を願うオーディエンス(聴衆、観客)達だ。

彼女達は、この地上に足跡を残そうと、今日も懸命にインストゥールメント(楽器)を手懐け(てなづけ)ようとしている。

2・a、<野本氏・仲野氏の紹介>

[野本晴美]

4歳からピアノを始める。また、それと並行してオリジナル曲を書く。その後東京芸大で作曲を専攻するが中退。在学中にjazzを聴く様になり、ピアノ演奏も始める。

2004年 1st アルバム「Another Ordinary Day」
2007年 2ndアルバム「Belinda」
2014年6月 3rd アルバム「Virgo」(乙女座)を、リリース

[仲野麻紀]

15歳からサックスを始める。パリ市立音楽院にて、サックスと編曲を学ぶ。そして卒業後精力的に活動。

2004年から音楽レーベル、コンサート、コンサート、講演会の企画・招聘を行う。
2018年10月にベストアルバム「アンソロジー vol.1〜月の裏側」(PLAKTON) をリリース。

2・b、<JAZZ簡易説明>(wiki…吉田が要旨大約)

アメリカ音楽の1ジャンル。アメリカ黒人の民俗音楽と白人のヨーロッパ音楽との融合によって生まれる。20世紀初めのルイジアナ州ニューオリンズが発祥の地。

今日では世界的なポピュラー音楽として、重要な一分野になっている。

JAZZの音楽的・特徴は、❶、オフビートのリズムから生じるスウィング感。❷、即興演奏(インプロ・略)に示される、自由な創造性と活力。❸、演奏家の個性を強く表出するサウンドとフレージング。               
                  である。

日本では60年代・70年代…「若者の社交場」でのBGMとして、JAZZはあった。

❶、JAZZは人をつなぐ音楽…人が出逢って華を咲かす素材としては、充分に魅力的だ。

❷、また、ジャズのシャワーを浴びて、自分の「音」を探す旅もエキサイティングだ。

兎に角兎に角兎に角…JAZZはイイ‼️。

<吉田のJAZZ体験記>

3・①、吉田の遅い遅いjazz関心の芽生え

当時10代だった、そして凡庸な「男の子」であった。

a、私はいわゆる若者らしさでもある「行動力」に欠けていた。

b、かつ、学校でのペーパー・テスト、人間関係の激風雨の中で身悶えしていた。

2022年12月のその日まで、とうとう私は荘厳な音楽アートに対して無縁なままであった。

<吉田のJAZZ体験記>

3・②、仲野麻紀さんライブ…「一年後の振り返り」…吉田ジャーナル(日誌)より

私が始めてJAZZを、体験したのは去年…2021年12月の仲野氏の「クリスマス前・JAZZサックス・演奏会」だった。

それは物語劇とのコラボレーションで、タイトルは「星の王子様」だった。

…「花は手を掛ければ手を掛けるほど、手を掛けてくれた貴女を愛し美しく咲く。」

外は雨の降る極寒の12月夜。

先輩の告知してくれたこのJAZZライブのおかげで、私の家路は、心の奥底まで暖かく暖かく安らいでいた。

<吉田のJAZZ体験記>

3・③、野本さんライブ…会場入場

13:30開場。

私はコンビニ一個分位の広さの会場の最左翼。最後部座席へと陣取る。

周囲を伺う。

ここは、おしゃれお洒落だけの華やか至上主義のイベント会場ではない。

演奏者達・ライブ主催者達の重厚感のある威厳。

キッチンスタッフ(:マスターかな???)の品のある物腰。

私はこの様な上質な空間は苦手。💧

私はひどく動揺する。

そんな絶頂の緊張感の中、発作の忍耐も限界に達しようとしている。

しかししかしかし…力を振り絞って「MemoとPen」をバッグから取り出した。

成増の古着屋で購入した、お気に入りのバッグだった。

私は場の様子を描写し始める。

顔面は蒼白。手と首筋には脂汗。

会場の人々は、私の顔を怪訝そうな顔つきで視線を突き刺す(吉田の強迫観念です‼︎)。

私はまず場の空気と一体化しようとした。

<吉田のJAZZ体験>

3・③、野本さんのライブ…演奏について

…一曲目「ペアラーズ」(多分)。

モノトーンで虚な曲調に、私はちょっとしたピリピリ・イライラめいた、テンション(緊張感、高揚)を感じる。

このテンションは野本氏の演奏にとって、大事な音楽表現であった。

…二曲目「エクイオイーズ」

…三曲目「???」
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手持ち無沙汰なユラユラ感。この焦らす感じがいい。

しかし一方で、私はコミュニケーションにおいて、この感じ(空気感)を苦手としている。

私は考えた。こういう時って、一聴衆としてどの様なスタンスを取ればいいの?。

周囲には下を向いて眠っている人もいる。

私は考え考え考え…そして咄嗟(とっさ)に閃く。

「宗教なんだ!。だから奏者に傾倒すればいいんだ。奏者に陶酔すればいいんだ。

周りなんか気にしな…いやそうやって周りと一体化すればいいんだ。

今日は静かに帰ろう。

何か大切なものを、私が修復不能にしないうちに(私が死ぬるーとかいって騒ぐとか)。

そして今後JAZZの深淵の域まで見届けよう。JAZZを究めよう。

この余りにも広く深いJAZZのワールド感が楽しそうだ。

…そして音楽は、最終曲「ダンサーズ・イン・ラブ」

野本さんはベースの音にピアノ音を預けている。

私はフト前列のスキンヘッドのお客さんを見る。

彼のシートは、野本氏の腰掛ける座席のそのまんま後部。そして彼女と彼の感覚は席四つほど。人は座っていない。

そのスキンヘッドの彼氏。すごいエネルギーを体から発散している。それはまるで野本氏…彼女を信仰しているかの様だった。

そして ❶、演奏終了間際。彼は足早に会場を立ち去る。

オーディエンスにも、様々な「試聴・観覧」スタイルがあって良い…私は学んだ。

そして次に ❷、演奏クライマックス。

激しいドラム音。活気ある調子。繰り返し繰り返し濃ゆい濃ゆい重低音で強調する、「短いフレーズのベース音」。

そこに彼女はピアノ音を預ける。

秘めたパワーを保ちつつ、基本・静かで大人しい彼女は、ベースとドラムのリズムに身を委ねることによって、この新宿2丁目へと馴染んでいく。

4、終。

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野本氏の存在とその在り方、吉田の一考察

割愛

〜〜〜

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むすび…時刻は17:45。あと一駅だ。今、私は東上線内。電車は帰路を疾走する。


               了

楽曲紹介

「ダンシング・オールナイト」
          /もんた&ブラザーズ

「ベタ♡」かな???。あの地下街でのエネルギーの燻り(くすぶり)具合は、野本氏とこの楽曲のボーカリストに於いて、お互いに通じるものが有るのでは?。

追記
→漢字・横文字の読み・意味の注釈を付与したことが、お節介すぎだかも知れません…💧。
→しかし私の意図は、未知なものに対する嫌悪感から、読むことから離脱することを防止するためだったのです。
                   🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️

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