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出版記念写真展『ほにゃらvol.3 まちで生きる、まちが変わる』

会期:2/21(水)ー3/10(日)
場所:Vieill Bakerycafe&Gallery
〒176-0005 東京都練馬区旭丘1-56-2
千川通り沿いの巣鴨信用金庫より3軒隣

営業時間: 水〜土 14:00〜20:00
日・祝日 12:00〜18:00
定休日 月・火曜日

入場無料

・3月2日(土)17:00 - 19:00 トークイベント
「地域で暮らすということ ガイドヘルパーから見た風景」

ゲスト:中村和利さん (NPO法人風雷社中理事長)

中村さんは東京都大田区で、主に知的障害のある方達の外出をサポートするガイドヘルパーの派遣事業とともに、知的障害のある方の地域生活をサポートする活動を続けています。僕も以前、風雷社中でガイドヘルパーをしながら中村さんたちの活動をお手伝いしていた時期がありました。本の中にも、障害者福祉との出会いとして、その過程を書かせていただいています。

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つくばのまちに四半世紀以上にわたり根を張り、暮らしを築いてきた障害のある人たちと、その介助者たちによる「つくば自立生活センターほにゃら」

「障害者たちがまちで生きることで、まちは確実に変わっていく」「行動すれば、社会は変わる」を信念に、誰もが自分らしく生きることができるためのまちづくりに取り組んできました。

そんな魅力に引かれて取材させていただいてきました。

今回の展示では、2021年に撮影した、障害のある方の地域生活をサポートする当事者団体「つくば自立生活センターほにゃら」の皆さんと、皆さんが街で生活する中で出会った地域の方々の写真に、いくつかの新しい「出会い」を加えています。

さまざまな方が写る写真が並びます。一人ひとりは一見、脈絡なく見えるかもしれません。それぞれの方に共通するのは、「ほにゃら」との繋がりがあるということです。

出会いの形はさまざまです。生活をサポートする介助者としての関わりであったり、友人としてであったり、ともにする活動を通じてであったたり、時折訪ねるお店の店員とお客さんの関係であったり。密に繋がる人もいれば、なんとなく知る顔見知り程度の人もいる。関係の濃淡はそれぞれです。

街で生活していれば、当たり前に生まれるこうした人の繋がりですが、ここでとても大切だと感じたのは、障害のある方が街にでて生活することで繋がった人の縁であることでした。

「ほにゃら」がつくば市に生まれて20年以上がたちます。この歳月の積み重ねの先にできたのが、障害のある方も、ない方も、同じ地域の中で行き交い、暮らしているこの街の風景なのだと実感しました。

「障害のある人も、そうでない人も、同じ地域で自分らしく生きられるまち」

写真で伝えられるのは、この街のある一面だけかもしれません。しかし、「ほにゃら」があることで築かれた、この世界の空気だけでも感じていただくことがでたら、とても嬉しく思います。


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