斎藤投手と田中投手

田中投手のヤンキースとの7年契約がそろそろ終わるようだ。

かつて夏の甲子園決勝で引き分け再試合を投げ抜き、プロ野球では東北楽天ゴールデンイーグルスの日本一に貢献した選手である。

一方で、その決勝戦で優勝投手となった斎藤佑樹は、北海道日本ハムファイターズで一軍と二軍を行ったり来たりしている。

その2人を比較して、こう言う人がいる。「斎藤佑樹は大学に行って、サボったからプロ野球で大成しなかった」と。

確かに結果だけを見れば、田中投手のほうが野球人として、「大成」している。しかし、斎藤投手が大学に行ってサボったから大成しなかったというのには、疑問が残った。

斎藤投手は1年生の頃から試合に出場し、4年生の頃には主将を務めている。
大学野球を経験した自分からすると、4年間のリーグ戦に登板し、さらに部員が数多くいる早稲田大学野球部をまとめることが、いかに大変か、想像することも出来ない。

もちろん、在学中にスキャンダル？のような記事も出たようであるが、健全な大学生であれば、当たり前のことであると自分は思う。それと野球の成績を関連付けるのはこじつけではないだろうかと自分は思う。

そういった大学での日々は、野球で結果が出なくとも、斎藤選手にとってかけがえのない経験であったと思われる。

とはいえ、あの頃、テレビで甲子園にかじりついていた野球少年として、斎藤佑樹投手が活躍している姿を観たいと思っている。今季も頑張って欲しいと思う💪💪