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かくれんぼ。

こんにちは。ミケです。最近どうですか?5月や6月はしんどい時期と思うので、いったん立ち止まってみるのもいいかもしれませんね。心や気持ちを休めるのは重要なことだと思います。

さてさて、肝臓の続きですね。えい!

右肋骨弓下走査

プローブの動かし方、手元の部分は前回のnote見てね。イラストでも描いてるけど、ポイントは開始時に思いっきりプローブを寝かせる&息を深吸気で吸わせることで、肝臓の端っこをしっかり描出してあげることです。

特に初心者の方はプローブをがちゃがちゃ動かしがちなので、落ち着いてスマートに動かしてください。

ついでにもう1枚アップしましょうぞ!

右肋骨弓下走査2

さっきはほとんど心窩部から右方向に傾けていたのですが、それを肋骨弓に沿って、外側方向にスライドさせたviewがこっちですね。

どうしても初心者の方は脈管を綺麗に出すことや、テキストに乗ってる画像を出すことに頑張ってしますのですが、そもそもの本質は腫瘍を見つけることにあるので、肝実質にヤツがいないかよーく探しましょう。

”決められた画像を撮る。マストの何カット!!”というのは最近検診学会?とかで話題になっているとかいないとか聞きました。精度管理として指定の画像を撮ることは特に否定しませんが、それは本来は ”見落としを防ぐための手段” であって、"目的" になったらまずいわけです。まあ、ここは専門家の皆様の議論にお任せするとして。

あとは、そうですね…、、あっ途中で胆嚢とか見えますけど、ここは一旦我慢して肝臓をしっかり見てくださいね。違うことすると忘れちゃうのは人間の性ですので。

癌はかくれんぼしてるんですよ。あなたは鬼です。で、子(HCCやmeta)を見つけると。マヌケなやつは見つけやすいところにドーンといるんですけど、やっぱりいるんですよね、隠れるのうまい子。隠れる側の気持ちになって考えると、子は鬼(検者)の弱点をつくわけです。つまり、浅いところ(肝表)だったり、物陰(ドーム下)だったり。自分の弱点を知ることが重要なのかもですね。

大丈夫ですよ。きっとできる!!






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