『シン・ニホン』安宅和人✖️落合陽一

今回NewsPicksでの御二方の議論を聞き、また安宅さんの著書を読んでの感想をまとめます。

結論から言えば、"日本の未来は明るい"という事。

昨今、少子高齢化を始め日本を取り巻く環境はとかくネガティブに語られがちだ。

お二人の議論を聞いていてとても心に残った言葉は沢山ある。「スケールの時代は終わり、妄想の時代になった。」、「違う事自体が価値」。

日本人は"ゼロからイチを作る"事が苦手とよく言われる。これは日本の教育システムに起因するところが大きいと考える。

一斉授業方式、答えを探す授業、答えが決まっている議論、一つの答えを当てはめる入試制度など。

これは産業革命から大量生産型のまさに"マシーン人材"が必要であった時の教育システムにである。しかし現在は個の時代などとよく言われるが、世の中にモノは溢れていて便利になり人々の"不"がとても少なくなっている。だからこそ本当の意味でのゼロから何かを作る事のハードルも上がっている。

しかし本来教育のあるべき姿は世の中に必要とされる人材を輩出していく事だと考える。であれば"ゼロから何か作る力"は教育現場で養われていく必要があるとも言える。

お二人の話の中で出てきた言葉で、「教育で必要なのは"針治療"」という内容があった。

皆同じ一斉教育ではなく、個別最適な教育、これからはこれが本当に求められると強く感じた。

そのためには何が必要か?

答えは一つではない。

お二人の話のでは"暇"が必要と出てきた。

今日本国内だけでなく世界中でコロナウイルスの猛威で世界中でパニックが起こっている。学校は一切休校で教育現場や子を持つ家庭は大混乱。しかし子供達からすれば不安もあるかもしれないが普段の生活から言えば何をしていいか分からない"暇"な時間が増えたのではないか。

今こそ大人も含めて、これからの教育に必要なものとは何かを考え実践していく時なのかもしれない。

今回お二人の議論をNewsPicksで聞き、そんな事に考えを巡らせている今日この頃だった。


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