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GoToメモリー No.2 フィジー

フィジーという国をご存じだろうか。オーストラリアとニュージーランドの近くにある島国だ。もともとイギリスの植民地だったこともあって、フィジー語に加えてイギリス英語が公用語になっている。そのため、現地には英語を学ぶための語学学校もあって、ボクも3か月間留学していた。南国の空気は元気を与えてくれて、とてもいい期間だった。

フィジーと聞くと、エメラルドグリーンのきれいな海をイメージする人も多いはずだ。フィジーのことを調べれば大抵はそんな写真が出てくるからだ。たしかに、美しい自然を売りにした観光産業がメインの国であることは間違いない。ボクも贅沢な気分になる海で泳いだことはある。

が、空港で飛行機から降りてすぐにそういう海が見れるかと言ったらそうではない。バスに1時間くらい乗らなければ周りは日本でもよく見られる海とあまり変わらない。実際、ボクもリゾートの海には1回だけで、距離的にも経験的にも身近な海によく行っていた。

でも、そのほうがよかったのかもしれない。海外で生活していると、やはり少しだけ寂しい気持ちにもなる。そんな時、どこか既視感があって、リフレッシュできる場所があるのは心強い。エメラルドグリーンの海に慣れていないから、贅沢な話をすると、飽きてしまう気がする。薄味な場所は意外と魅力的なんだと思う。

とは言っても、フィジーはボクは大好きだ。南国がもともと好きということもあるが、現地の人は優しいし、独特の文化もある。「また帰りたい」と思える国であることは確かだ。

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