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映画化

映画化と言えば、事実に基づいたストーリーを映画にしたり、小説や漫画を実写映画化したりすることがある。

実際に起こっていた出来事も「原作」とするならば、原作には必ずファンがいて、原作ファンの見る目は映画化された作品に対してどうしても厳しくなってしまう。

どんなに原作に忠実に映画化しても批判は避けられないものだ。それにもかかわらず、原作ありきのものを映画化する数は多い。増えているようにも感じる。

個人的な考えだが、それはきっと、自分の作りたいものをできるだけ自分の理想通りに作りたい、と思っている人が多いからなのだと思う。

小説でも漫画でも、事実をまとめた作品でも、編集者との共同作業にはなるが、自分の理想の形は残しやすい。それに比べて、映画は1人では作ることができない。自分の書いた原作が脚本になる時点で原作とは多少異なった内容になってしまう。撮影時には監督の意向で脚本もどんどん変わる。もちろん、原作との違いも増える。

さらに、キャストも原作者のイメージ通りの人が選ばれるのではなく、監督やその他の人の考えから選ばれるので、原作のイメージから離れていることがある。

ただ、映画化作品のいいところは、その映画のおかげで原作をより多くの人に知ってもらえるところだ。悪いことばかりではなく、持ちつ持たれつの関係なのかもしれない。

持ちつ持たれつと言えば...

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