持ちつ持たれつ
持ちつ持たれつと言えば、違う種類の動物が一緒に生きていることがある。
ウツボとエビ、ジンベエザメとコバンザメ、アリとアブラムシなどなど、組み合わせはたくさんある。
人間にも当てはまるものがある。腸内細菌とは持ちつ持たれつの関係になっているからだ。腸は「第2の脳」とも呼ばれている。腸内環境を整えることは脳の働きにも結びついているのだ。腸内環境=腸内細菌の活性化という式が成り立つのも頷ける。
人間関係も「持ちつ持たれつ」の関係が理想だ。どちらかが相手に依存している関係は健全とは言えない。いつか、どこかで綻びが生まれて、どんどん大きくなってしまうはずだ。友達でも恋人でも夫婦でも、自立した人間同士が互いを尊重しているからこそ、良好な関係になるはずだ。
けど、それができないから誰もが悩んでいるのだと思う。学校も仕事もプライベートも、行き着くところは人間関係だからだ。人にどう思われるかを考えずにはいられないからみんな四苦八苦しているのだと思う。
自分のことだけ考えていれば悩みがないかと言えば、そうでもないはずだ。周りの人間のリアクションを気にしない強靭な精神力がなければこの悩みから逃れることはできない。どこかで諦めが必要になってくるだろう。
諦めといえば...
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