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富士S 10/23(土)

皆様こんばんは大卒ジョッキーです。

今週は重賞だけにしようと思います。まずは富士S。ここも難しいレースになりそうですが、自信はあります。

展開予想

まず逃げ候補としてはバスラットレオン、ボンセルヴィーソがいます。ですが、ボンセルヴィーソに関しては今回はハナに拘るレースがしたいというコメントを出しており、逃げるのではないかなと思っております。

バスラットレオンの騎手ですが、藤岡佑介の時は逃げまくっていました。その理由として藤岡佑介の競馬スタイルが大きく関わってきます。藤岡佑介騎手は逃げか追い込みに偏る事が多く、臨機応変な騎乗が全くできない騎手です。バスラットレオンでも決め打ち逃げをしていました。

でも今回は坂井流星が乗るという事で、スタートがそこまで速くないこの馬を番手で折り合わせる事ができます。ですので今回は番手での競馬になるのではないかと思っております。

つまり、ハイペースになって前崩れ、そういう展開にはならずミドルペースの普通の東京マイルになるだろう。

そして今の馬場は結構時計がかかるタフな馬場で、内ラチ沿いも相当傷んでいます。キレ味を発揮するなら大外を回した乳酸抵抗力の高い馬で、それ以外は前目で粘り込む馬が有利になるのではと考えております。


◎14ワグネリアン 福永祐一

この馬の一番の特徴は東京競馬場で圧倒的なパフォーマンスを繰り返しているという事。どんな条件でも真面目に走る素晴らしい馬だが、東京競馬場では持続力勝負からもう一段上の末脚が使える。スタートも良く、前進気性も高いため、距離短縮でもなんら問題ない。また調教でも天皇賞5着の時と同等の出来と言っていい状態で、出来も申し分ない。長い直線でこそ、この馬の良さが出せるのでここは狙い目。

能力比較的にもこの馬ほど一線級と戦える馬は出走しておらず、抜けていると見ている。斤量の重さも1キロ程度なら問題ない。

前走はあまりにもタフ過ぎる条件で乳酸値が爆発した。前々走は内が圧倒的な有利条件でも外をぶん回して差を詰めていた。どれも言い訳が出来るレースばかりで、衰えはない。

そして今回の騎手は福永祐一に戻る。この騎手の特徴は馬場読みが飛び抜けて上手い。いい位置から外の伸びる馬場に出して追ってくれるはず。

金曜日に雨が降って内側から乾いていき、午前中は内が伸びることがあるだろうが、このレースが行われる頃には外も伸びる。それに真っ先に気付くのは福永祐一で、先週のシャドウディーヴァのような騎乗をしてくれるだろう。


○11ボンセルヴィーソ 内田

逃げ宣言。内田騎手はレース前にポジションを決めてからレースに入るタイプの騎手で、陣営が逃げると言ってこの騎手を乗せてくるのだからそういう事。

さほどペースが流れず、上がりある程度かかる今の馬場なら残してもなんら不思議ではない。東京競馬場がダメということはなく、上がりの早い展開や馬場がダメなだけ。何年成長をしており、NHKマイル3着の時よりもかなり成長している。

北九州記念で1200の走りを覚えてしまったのがマイナスだが、今回の調教ではしっかりといつも通りの走りが出来ていたので大丈夫かと。気分良く行ってマイペースならどこまで出来るか見てみたい。


▲4バスラットレオン 坂井

マイルならやっぱり強い。前走は This is藤岡佑介というクソ騎乗をされたので度外視出来るし、ダービーは距離が長い。今回は無理逃げもしないし、淡々と流れるペースになってこの馬向き。NZTの1着がやはり強く、タイム的にも素晴らしかった。ここもあれくらいのパフォーマンスが出せるなら馬券内に残しても不思議ではない。


△5ロータスランド 田辺

この馬もボンセルヴィーソと同じであまり上がりが早くなると苦しい。前々走の中京記念はそういうレースで、この馬の適性外のレースだった。今回はすんなりとバスラットレオンの後ろに付けるだけでベストポジション、ベストペースだろうし、直線もバラけるだろう。となるといい場所に出せるし、淡々としたペースからの末脚というこの馬の得意なパターンに持っていけるだろう。

田辺騎手はそういう騎乗はとても上手いので上位に食い込む可能性は高い。


買わない馬

ソングライン

最内というのがどうしても難しい。スパッとキレる脚を使うというより、ジワジワと伸びるタイプの馬で、1枠1番は鬼門。内で溜めても抜け出すキレはないし、外を回しても突き抜ける強さはない。

ザダル

この馬も同様で内枠が鬼門。展開はこの馬なら少し忙しいかなくらいの展開になるだろうが、バラけた直線の大外を回して来れるほど強くはないと思っている。

ラウダシオン

明らかに好走していた時と比べて動きが悪く、陣営が調教をしない方が走ると勘違いしている。前走と同様全く出来ていない。

アルジャンナ

溜めて溜めてどれだけの末脚が使えるか。今回は流石に追い込み競馬をするだろうが展開的に間に合わないと見た。今の重い馬場もマイナス。

ダノンザキッド

3月のディープ記念の時と同じくらいの出来に回復。皐月賞は馬が終わっていた。ただ、勝ったレースや好走したレースはスローからの瞬発力で脚を使えているだけで、古馬のマイルの流れに耐えうるスピードがあるとは思えない。川田騎手の最近の騎乗を見ていると、また今回も下手に脚を使ってポジションを取りに行くだろうから余計に苦しいのではないかと。

皆様の愛情で大卒ジョッキーは作られております。愛をいただけたら幸いです。