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毎日王冠、京都大賞典の全頭調教診断


今週も皆様の応援のお陰で調教内容をしっかり文字にしたいなと思いました!本当にありがとうございます!

ジーワンじゃないし休もうかなと思う甘い自分もいましたが、やる気に満ち溢れています。

では、宜しくお願い致します!

そして今週から10点満点の評価に変えてみます!点数の基準も曖昧だったので、過去最高の絶好調時を8点、その馬にとって平均的な出来を5点、としての10点満点での評価になります。

試験的ですので戻すかもしれませんが、お楽しみくださいませ!

毎日王冠

ヴァンドギャルド 2点

四肢の開きが全くダメダメ。身体から遠いところに前脚を置けていた去年のいい時とは程遠い。ただ大人になったのかやる気がなくなったのかどちらかは分からないが、コントロールは容易に出来そう。

ヴェロックス 4点

元々頭が高い馬だが、3歳のジーワンで活躍していた頃はそこまででもない。近走は追うと反抗しているのか、力んでバランスを崩してしまう。前走時より少し悪いということで、この点数にしました。

カイザーミノル 動画なし 6点

前走勝ってから乗り込みが豊富という意味で7点。動画がないのでなんとも言えないが、過去の調教映像を見る限り距離は結構シビアではあると思う。高速馬場で誤魔化してどこまでというところで、能力もここでは見劣るのでは。

カデナ 3点

今年の安田記念の出来からは程遠い。去年の大阪杯からも程遠い。手前をコロコロ変えるのは前からですが、重賞勝ちした小倉大賞典では真っ直ぐに手前をコロコロ替えずに走れていた。仕上げてきた感じはなく、叩きだろうという印象。悪い意味で力が抜けて、力感がなくなっている。更には手前の関係で右回りの方が良さそうか。

ケイデンスコール 10点

行きっぷり、走りのバランス、ギアチェンジ、全てにおいて過去最高。満点評価でいいと思います。前走の安田記念はイマイチ追ってから沈み込まなかったが、今回はこの馬のパーフェクトフォーム。重賞で連続好走した時より行きっぷりがよく、開幕週の馬場にも合いそう。とてもとても面白い。

調教過程を見ても、1ヶ月前からしっかりと乗り込まれており、9月の中頃までは乳酸抵抗力と脚力を強化して、体が出来上がった後の2週間はギアチェンジを練習していると言ったところか。過程からも良化のステップアップが見込め、文句なし。

サンレイポケット 8点

一週前にびっしりやって最終追い切りはのんびりとという内容。過程も素晴らしいが、去年の毎日王冠と同等の出来にあるため8点。それすなわち過去最高と同等。全身の連動性は近走の中で1番で、いわゆる走りのバランスが良くなったというやつだ。これは持っている力を遺憾無く発揮できる。

シュネルマイスター 1点

夏を超えて成長どころか大幅劣化。走りのバランスが悪く、脚と胴体の連動性はまるでない。安田記念以前は出来ていた事が今は全くできていない。腹回りもぼってりと見せて、休み明け感がかなり強い。安田記念では斤量差でなんとか好走したのもあり、実力的にも元々怪しいと思っていたため流石に買えないか。

ダイワキャグニー 3点

気性的な物は置いといて、安田記念の時に比べて大幅劣化。四肢の開きが本来の動きではない。

気性的な面でもイライラしてるところは見せてしまっていたし、今週の金玉取ってもバカはバカはこの馬。

ダノンキングリー 7点

前走の安田記念でこの馬の本来の脚を溜めて差す形が返ってきた。去年の闇が深い時期はイライラしていて脚が溜まらない状態だったが、今回も前走に引き続きしっかりと我慢が出来ている。本来の力は出せる状態。8点でも良かったが、一週前追い切りを見る限りバチバチに仕上がっているという感じではなく、目標はここよりも先ということが見え隠れするため安田記念より少し劣化の7点となった。

トーラスジェミニ 4点

安田記念5着の出来には程遠い。身体の動きや息持ち、メンタル面でもちょっと不満が残る。キレる脚がないため行ききってどうかという競馬しかないだろうが、それでもキレ負けしそう。勝つには大逃げしかないぞ。

ポタジェ 6点

いつもと変わらない出来。馬券外に飛んだ事がなく、調子に波がないタイプ。乳酸抵抗力はかなり高いが、スパッとキレる脚はない。買える展開や馬場なら買う。それだけ。

マイネルファンロン 7点

前走は完全にトラックバイアスに恵まれての1発だったのでフロックと言っていい。

動きは前走時よりよく見えた。前走はのぺっとしていて気合のノリがイマイチだったように思う。(だから出遅れたのか先行しなかったのか、関係あるかは分からない)ですが今回はしっかりと手前替えもスムーズですし、四肢の開きやギアチェンジはこの馬なりに素晴らしい。この感じだと気持ちも前向きだし先行したいだろうね。

ラストドラフト 5点

この馬なりの出来。可もなく不可もなくでそんなに状態も前走時から変わらないだろう。そういった点では休み明けではあるが、力は出せそう。


京都大賞典

アイアンバローズ 9点

近走の動画がないが、抜群の行きっぷりと乳酸抵抗力を見せてくれた。今回のタフなコース設定はかなり向くと思う。

ちなみにめちゃくちゃ面白いなと思ったのが、最終追い切りのタイム。51.9-38.1-25.5-13.1という終いが垂れてるタイムだが、これは完全にわざとやってる。最後の最後に敢えて引っ張って更に負荷を掛ける手法である。そのまま流してたら終いは12.0くらいになったはず。いい位置で我慢比べに持ち込めばこの相手でも、と思ったところに岩田ボウ。

アリストテレス 4点

元々キレる脚がないのはそうだが、今回もしっかり追われて全くギアチェンジなし。ジワジワと長い距離を走るマラソンランナーのようだ。開幕週の馬場はきついか。

これは余談だが、最終追い切りの下手くそ騎手誰やと思って名前を見たらデムーロ。調教の下手な騎手大体デムーロです。デムーロは全く意図がわからない調教しがち。

オセアグレイト 2点

前走時の出来には程遠い。前走も大敗してるんですけどね。四肢の開きが弱く、何の特徴もない。場違いと言っていいだろう。

キセキ 3点

去年のジャパンCの幻影を追いかけてしまう。あの時の走りは飛んでいた。今はもうその面影もない。本数もそこそこ多くやっているが、四肢の開きや背中の使い方が良い時には程遠い。去年の京都大賞典の時よりも首と背中の使い方悪く、いよいよ引退を考えてしまう。

今までありがとうキセキ。あの時のジャパンCは一生忘れないよ。お前はアーモンドアイに勝つはずだったんだ、なあ浜中俊よ。

ステイフーリッシュ 1点

明らかにイライラしている。併せ馬でも落ち着いて走れていた馬が、単走ですら我慢が効かず力んでしまって最後垂れている。評価のしようがない。

ダンビュライト 5点

なぜ松若騎手はずっと緑色の服なのだろう。見るたびガチャピンに寄せてるのかと勘繰ってしまう。四肢の開きが弱く、行きっぷりが悪い。2年前2着の京都大賞典、2年前の勝った京都記念の時は、スイッチを入れると高速ピッチになるギアチェンジができていた。その時に比べると衰えたなと。ただ2走前の京都記念ではこの気配でも好走出来ていたので落ち着いているという良さもあるのだろう。

ディアマンミノル 3点

距離は伸びた方が良い。だが、今回は前走時や2走前時のような躍動感がまるでない。今回のこの気配で開幕週となると後方大外お散歩で終わりそう。得意な削り合いになってどうか。

ヒュミドール 2点

エプソムカップの時よりしっかりと劣化。気難しいところが出てしまっている。最終追い切りの単走ですらコントロール出来ておらず、イライラとしている。この気配でこの距離は無理じゃないか。スローからの瞬発力勝負がこの馬の必殺技だが、それに耐えうるメンタルの出来にはない。

ヒートオンビート 5点

いつも通り。追ってからジワジワとしか伸びない馬で、好走するには前目のポジションを取って立ち回りの巧さで誤魔化して行くしかない。ただ決め手はないので勝ちはあまり望めない。出来も変わらず。

ベレヌス 6点

出来はよさそうだが、ワンペースな馬。行ききってどこまで粘れるかという勝負に持ち込むしかない。馬場がどこまで味方するか。

マカヒキ 6点

出来は問題なく良さそう。前走よりも良いと言っても良いくらいに。だが結局のところ瞬発的な脚が使えないので、ジワジワとやるしかない。行きっぷりも良くないので距離短縮もマイナス。開幕週の馬場もマイナス。ただ藤岡康太という点はかなり面白い。一雨降れば。

ムイトオブリガード 2点

前走時よりトボトボと言った感じで走る。往年の鋭いキレ味はもうない。距離を伸ばしてだらだら走るしかない。

モズベッロ 2点

脚の遅さに磨きがかかった。こんなに露骨に叩きに来る馬も珍しい。そして今回もみんな大好き恰幅親父騎乗。

ロードマイウェイ 動画なし

乗り込みも少ないし、流石に厳しいか。

皆様の愛情で大卒ジョッキーは作られております。愛をいただけたら幸いです。