見出し画像

東京優駿2021

今回のダービーは語ることが多い。それほど楽しみなレースです。

おすすめ購入期待度★★★★★

的中期待度★★★★

まず馬場について解説しよう。

馬場解説

ダービーは内枠が有利、1枠1番が有利など言われているが様々な理由がある。まず最も代表的なのは東京Cコース2400mは1コーナーがスタートからとても近い。そのため、内枠の馬が前目のいいポジションをすんなりと取りやすい。真っ直ぐ走るのと斜めに走るのとどっちがロスが少ないですかということである。勿論、今回もいいポジションを取るには内枠の馬が有利だろう。

次に馬場の傷み具合の問題。例年オークスはBコースで行われる。オークスはBコース最終週で行われるため内の馬場が傷み外差しもある程度決まるようになる。そしてダービーはCコース替わりの週に行われる。そうなると仮柵が外に設置されるため、傷んだ馬場が修復され内ラチ沿いが有利になりやすい。2019年のサートゥルナーリアが飛んだダービーの日なんかは全員が内ラチを目指して走るくらいの内有利馬場だった。その結果、大穴の内ラチを回って来たロジャーバローズが大勝利。他のレースも内前が有利だったといえる結果だった。

だがしかし、今年は変則開催の影響でエアレーションをしていない。エアレーションとは、芝の通気性を良くして、馬場の発育を増強するもので、当然しなければしているより馬場の傷みが早い。それが原因で内ラチ沿いが傷んでいる。もしくは変則開催を凌ぐため、根が強い摩擦抵抗の大きい芝を使っているの、もしくは芝丈を長くしているのではと考えている。馬場の写真を見てもそこまで傷んでいるようにも見受けられないためだ。

その結果、先週のオークスも前に行った馬が異常に体力を削がれた。ヴィクトリアマイルは雨の影響も少しはあったが、それを考慮しても異常なタフ馬場だったように思う。

つまり何が言いたいかと言うと、近年のダービーと全く違う馬場で外を回した馬が有利と言いたい。

展開予想

今回、ダントツ1番人気の皐月賞馬エフフォーリアが1枠1番に入った。当然騎手達もエフフォーリアをやっつけようと意識しながら競馬をする。そうなると最も囲まれやすく、自由に動きにくい枠に入ったことになる。

まず、17番バスラットレオンは逃げるだろう。タイトルホルダーやバジオウを追い越してエフフォーリアの前にポジションを取りに行くだろう。他の馬もエフフォーリアの後ろにいてはノーチャンスなため、エフフォーリアの前にポジションを取りたいだろう。そうなるとやはりペースはある程度流れるのではないだろうか。

そして例年のダービーよりペースは流れる中、どの馬もエフフォーリアのマークは外さない。外にも出させないようにする。全く伸びない内から1番人気が出れないという地獄絵図が完成するのではないだろうか。

そうなるとエフフォーリアを意識して前の馬は早めに仕掛け、エフフォーリアもそれに釣られて早めに仕掛け、でも馬場に対してのペースが早く、馬場が悪いところを通らされた影響もあり、逃げ先行馬は今年のオークスのように壊滅的になるのではなかろうか。

馬予想

◎13グレートマジシャン 戸崎

2走前が余りにも強い。そして展開もドンピシャになる。

まず2走前の内容についてですが、そこまで馬場は早くなかったが、1:46:5というタイムであったこと。しかもそれを上がり33.3で、終いラップはかなりの加速ラップだったということ。前日のポタジェが勝ったオープン戦の内容を見ても、この馬が出ていたら楽勝だっただろうなという内容。

次走は毎日杯で2着に敗れたが、超高速馬場のレコード決着を外外回してタイム差なし。そもそもこの馬に1800は短いだろうし、高速馬場もイマイチだろう。今くらいの少しパワーの必要な馬場がベストだと思う。

そして展開面。スタートは余り早くない。これがまた今回のレースでは好転する条件。戸崎騎手は短距離レースでは比較的いいポジションを取りに行くことが多いが、距離の長いレースでは折り合いをかなり意識するため、ポジションを取りに行かず折り合わせる。皐月賞のディープモンスターもそうだ。さらに、馬場のいいところを走らせる意識と外を回す意識がかなり強い。土曜日も東京10レースでサトノフォースを1枠1番だったがスタート直後に外に出した。今回のダービーはこれが必須のスキルとなる。

○5ディープモンスター 武豊

能力はかなり高く、前走の皐月賞は道中も外外追走で最終コーナーもとんでもなく外を回してそこから伸びた。かなり苦しいレースであったが、2着とは差のない7着まで来た。今回は内すぎる枠が微妙も、スタート出負けして後方からになれば頭まである。

武豊騎手はジーワンになると色気を出して無理にポジションを取ったりすることもあるが、流石にこの馬の特徴も理解しているだろうから後方からいつもの3着狙いペチペチをして欲しい。

▲16サトノレイナス ルメール

まだまだ未知の部分が多い。だがやはり後方待機の大外一気というものに魅力を感じる。下手にポジションを取りに行かず、ロスを省いて直線に賭けてくれると思う。桜花賞で魅せた脚は素晴らしい。ここでも期待。

△8ヨーホーレイク 川田

この馬も後方待機で1発の騎乗をしてくるだろう。ただ、末脚はいいが、持続力が東京で保てるのかが少し疑問。川田騎手なので限界まで溜めて弾けさせてくれると思ったので紐に。

△7グラティアス 松山

ある程度ポジションを取りに行きそうな雰囲気があるためここまで評価を落とした。この馬で松山騎手が後方一気をしてくれなさそう。折り合いをそこまで苦にしない馬に乗れば迷いなくポジションを取りに行くのが松山。デムーロなら買えたが、今回はイマイチか。ただ、能力は皐月賞を見てもここでは上位。


買わない馬

エフフォーリア

正直勝てるビジョンが見えない。横山武史騎手ならポジションは取りに行くだろうし、そうなると外からワンダフルタウンが早仕掛けでエフフォーリアの脚を使わせにくる。しかもエフフォーリアは仕掛けた瞬間の脚が爆発的にいいが、それ以降は失速するのがこの馬の特徴。最終コーナーの出口ぐらいでその能力を出さないと包まれる危険性があるため、ワンダフルタウンをやっつけるために使うだろう。それをまとめて外から飛んでくる馬達がいる。あっても3着かなと思っている。なので買わない。

ワンダフルタウン

エフフォーリアのところでも語ったが、苦しい展開を早仕掛けするのが和田騎手。ワンダフルタウンも素晴らしい馬だとは思うが、そこまで強い馬と戦ったことはない。エフフォーリアの必殺技を早めに出させる要因。

シャフリヤール

すごく買うか悩んだが、距離がイマイチなのと福永騎手のスタートの良さが仇となるとみた。

ステラヴェローチェ

前走は出来過ぎ。展開利と馬場の利を両方受けた3着。

タイトルホルダー

噛ませ犬。

アドマイヤハダル

前走は能力をルメールの神騎乗で誤魔化した。ルメールは上手い。

買い目

単勝

13

馬連ワイド

13-5,8,16

3連単2頭軸マルチ

13,5-7,8,16

13,16-5,7,8

皆様の愛情で大卒ジョッキーは作られております。愛をいただけたら幸いです。