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ホープフルS2021

皆様こんばんは。大卒ジョッキーです。有馬記念はエフフォーリアに勝たれて絶望を味わいましたが、元気一杯、今日も予想をしていきます!


では早速このレースについて。

この時期に行われる2歳ジーワンというのは差が激しい。未勝利勝っただけで終わるような馬もいれば、ジーワンで勝ちまくるような馬もいる。馬の才能というものを見抜くだけで馬券が取れてしまう、そんなレースである。

やはり、実力差が大きいと展開や馬場というものに左右されにくく、能力通り順当に決まる事が多い。

という事で、今回の予想は能力重視でいきます。


◎7サトノヘリオス 岩田ボウ

まず最初に新馬戦について。この新馬戦は出遅れてスタート直後にポジションを取りに行くためにガシガシと押して脚を使ってしまった。あれが全てと言っていい。あそこで大きく乳酸を溜めてしまい、最後の直線は全く伸びきれず。それでもジーワン馬のサークルオブライフとは僅差であった。この時点で能力がかなり高いと分かる。

そして次走、ここも大きく折り合いを欠いてしまったが、能力の高さで突き抜けた。しかもレコードで。

そして前走、ここはずっと1ハロン12.0前後のラップを刻み続ける乳酸抵抗力比べのレースとなったが、そこでもレコード勝ち。神騎乗があったとはいえ、それでも馬場の悪いところを突き抜けたのは評価できる。そして更に、最後叩き合いになったヴェールランスは東スポ杯3着で高い乳酸抵抗力を誇る馬。その馬を乳酸抵抗力の高さで引きずり下ろしたのだ。

イクイノックスほどの能力があるとは言えないが、それでもここに入ると上位。岩田ボウの初ジーワンに期待したい。


○6コマンドライン ルメール

この馬は間違いなく持続力に長けた馬。距離延長も非常にいい。能力の天井が見えていないため、なんとも言えないが、前走はステルナティーアを持続力で蹴散らした。乗りやすい馬でもあるだろうし、今回も堅実に走ってくるだろう。


▲12オニャンコポン 菅原

新馬戦の内容が秀逸。残り千メートルを1分丁度くらいのタイムで走ったが、最後は完全に馬なりの加速ラップ。勿論、馬場も早かったし、道中のタイムが遅かったのは間違いないが、なかなかできる芸当ではない。

そして次の一勝クラスの東京のレース。スローからの瞬発力勝負になったが、キレ負けしながらも持続力で押し切った。適性外のレースでも立ち回りや能力の高さで押し切ったのは評価できる。

今回、得意の中山の舞台でのパフォーマンスに期待したい。この程度のメンツなら通用しても何も不思議ではない。

△2アケルナルスター 柴田大知

前走の差し切りが素晴らしかったと思って本命にしたかったが、よくよく見たら他に差せる能力のある馬がいなかっただけと考えれた。馬場も差しよりの馬場ではあったので、普通に向いただけの可能性がある。

ですが、この馬の買い要素はそこではなく、走りを見る限り乳酸抵抗力勝負も大丈夫そうな馬で一瞬のキレ味で戦う馬ではない。坂路調教ではそこそこなタイムをしっかりと最後まで緩まずに走れているので、そういった裏付けもある。あと、右回りの方が得意なのではないかと思う。前走は残り200メートルで加速して差し切ったが、手前を逆手前に戻してからの急加速。それを考えると右回りならもっとキレる可能性が高い。


△8ジャスティンパレス Cデムーロ

能力の底は分からないが、立ち回りが上手く、更に持続力に長けた馬。乳酸抵抗力も高そうとしか言いようがないが、前走のパフォーマンスはここでは上位。


△10マテンロウレオ 横山典

この馬も能力の高さは測りきれないが、それでも前走は強かった。かなり前が壁になっていたが、そこを無理矢理こじ開けて1着。ここで通用してもおかしくはない。


買わない馬

キラーアビリティ

新馬戦はそこそこ仕上がっているように見えたし、調教も走っていた。パドックを見ても前走と変わらない。その状況下で走り、そこそこ乳酸抵抗力が問われるようなレース質になったが全く伸びず。完全に脚が上がっていた。それ以降の2走は乳酸抵抗力が求められるようなレースではなかったという事を考えると、恵まれた展開だったと言えよう。

ジーワン3着のダノンスコーピオンと肉薄したから強いと思うかもしれないが、ダノンスコーピオンはキレではなく乳酸抵抗力の高い馬。それを踏まえて考えると自分の舞台でも負けたと考えれる。

能力の高さはそこまでではないと思ってます。


ラーグルフ

その日に行われた未勝利戦勝ち馬よりタイムが遅く、レース質が楽で、なおかつ馬場も乾いていた。差し切って強いと思うかもしれないが、差した相手はグランドライン。完全に止まっていたところを差しただけで、この馬が伸びたわけではない。そしてそのグランドラインも大した能力とはいえないので、この馬もそんなに強いとは言えない。

追ってからの反応もイマイチで、全馬が垂れてくるようなレースにならないと上位台頭は厳しい。


アスクワイルドモア

乳酸抵抗負荷がかかると、キレ味がどうしても使えない。ジオグリフにボコボコにされたのがこの馬の能力だろう。今の馬場で追えない武豊というのも苦しいか。


フィデル

この馬はかなり買い目に入れるか悩んだ。前走はレースレベルはそんなに高くなかったと思うが、それでも早めに仕掛けて3着。ここに入るとギリギリ足りるかもしれないし、川田騎手が完璧に乗るかもしれない。当日まで買うか悩む。馬場の良いところも走りそうだしなあ。

皆様の愛情で大卒ジョッキーは作られております。愛をいただけたら幸いです。