荒れたレース回顧 5/10分
今回の荒れたレースはこちら。京都最終。
馬柱をパッと見ただけでも連続好走をしている馬が全くおらず、いかにも荒れそうなレース。こういうレースはしっかりと予想して狙っていきたいところ。
このレースではレースレベルが低く、人気薄が強かったというレースになります。
まず1着馬から解説。
インターセクション。ダート2戦目でそれまではずっと芝で走ってきた馬。芝レースでの内容はハマればとても強いという印象で素質はかなり高い。
ダート1戦目で馬のリズムを無視して無理やり先行させたことによって、直線に向く頃にはスタミナ切れというレース内容だった。芝で好走していたパターンは後方から鋭い末脚を使うものばかり。全く馬の特徴を活かせてないレースとなった。
また、この馬の走り方からも背中の伸縮性に富んでおり、鋭い末脚を使えるタイプだと見る。
ですが、芝の2勝クラス条件ではどうしても切れ味が足りず惜敗していたため、血統の後押しもありダートに参戦。
ダート2戦目で差しが決まりやすい馬場、能力、適正、馬に合った騎乗、全てがうまくハマった印象。
馬の走法から末脚を使うタイプということは見て取れるので、狙える馬ではあった。
次に2着馬のトモノコテツ。
前走はゲートで立ち上がりそうになり出遅れて、内枠で馬群に揉まれてしまって気難しさを出して大敗。この日は元々精神的に不安定だったように思う。レース前に勝負はついていた。
前々走は抜群のスタートでこの馬の勝ちパターンに持ち込めそうだったが、武豊が引っ張り後方へ。気難しい馬にこの乗り方はやはり二流。
3走前は武豊騎乗だが、距離が長かったのもあり、気分良く前目につけることができた。あとはまたがっているだけで5着。ちなみにこのレースの1から4着馬のうち3頭は勝ち上がっている。
つまり能力自体は足りているし、馬の邪魔をしない騎乗が鍵となる馬。そして距離延長により、外枠からスムーズにポジションが取れるということが今回の好走要因となった。
人気馬の好走歴はどれも恵まれてのものだったので、荒れるべくして荒れたレースでした。人気馬の敗因は割愛。
馬柱ではもうダメなのかというように見えるが、中身は全くそうじゃない。そして、差しが決まりやすかった京都ダートは、このレース以外も荒れ模様だった。
次はこのような馬達を推奨したい。
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