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レパードS、エルムS、8/7(日)

土曜日は4レースありましたが悔しい結果に。

敗因は明確で、札幌のダートは馬場想定がそもそもダメダメ。新潟は展開予想がダメダメ。反省して日曜日に繋げます。

夏競馬は思い切った騎乗やヤラズが多い印象で、その部分を考えていないと痛い目にあいます。例えば積極的な脚質転換や、ただの公開調教のような調整、そういった勝負に来ていないところを読んでいかないといけないなと思いました。夏競馬の難しさが身に染みております。

では、気を取り直して。

レパードS ★★★★

ペースが流れれば差しが決まる。そういった馬場は先週から継続です。逆に流れなければ前で決まるようなフラットな馬場だといっていいです。
今回、インディゴブラックは砂を被りたくなくスタートから出していくと考えられます。ですが、外から逃げたいラブパイローが競りかけていくという構図。ここらへんの兼ね合いがこのレースのペースを決めるだろうと考えております。なのでまずスローはないのかなと、ハイペース気味に流れるのではないかなと考えております。

狙いは乳酸抵抗力の高い馬という事です。

◎14ライラボンド
距離が伸びたほうがいいと思う馬で、前走は出遅れて内枠で動けなかったので差しに回りました。それにより今まで無理矢理追っつけて追走していた部分がゆったりと走れて、脚が溜まりました。直線ではとんでもないギアチェンジを使って一瞬で突き抜けました。3着にはレイワホマレという馬がいて、セキフウ(ユニコーンS2着)と同タイムで走った事があり、レースレベルも高かったと言えます。タイムも次の週に雨の中行われた天保山Sで6着相当と一勝クラスではかなりの時計だったことがわかります。
ゆったりと追走できればこれだけの脚が使えるということは、距離が伸びてもまず問題ないと思います。外枠に入ったのはマイナスですが、ゆったり走って脚を溜めれば突き抜ける力はあると見ています。

◯9ハピ
乳酸抵抗力が高いが、基礎スピードやギアチェンジがイマイチ。鞍上も上がり最速を狙うばかりでかなり不安。ですが今回は流石に展開が向く。多頭数はマイナスですが、勝負にならないとおかしい。

▲15カフジオクタゴン
乳酸抵抗力が異次元の高さでそれを活かせる外枠が欲しかった。早めに動いて行って、前の馬の心臓を壊しに行ける馬。前走はオディロンというホウオウルーレットに先着したことがあるなど、この世代のハイレベルな馬達と渡り合ってきた馬を子供扱い。積極的に乗れるホー騎手なら前を潰しに行くだろうし、この馬の良さが出る。

△4インディゴブラック
逃げるだろうけど、能力の高さからこの評価に。砂被りのないレースは全勝で、それもかなりのパフォーマンスで勝っている。前走もメンバーレベルが高いところを圧勝。乳酸抵抗力の高さも間違いない。スタートしてから内ラチ沿いをあけて、ラブパイローの外側につけた2番手といった騎乗が出来れば許容範囲内のペースになる事から、一応頭の馬券も持っておきたい。基礎スピード、乳酸抵抗力、どちらもこのメンツではトップ。

△2タイセイドレフォン
やはり前走のパフォーマンスが圧巻。川田騎手というのも最高。内で脚を溜めて捌くと、ある程度の脚が使える。だが、乳酸抵抗力が低いといった不安点があるので、超ハイペースになった時がどうか。インディゴブラックのお供として添えておきたい。


買わない馬

ヘラルドバローズ
ギアチェンジが乏しく、最内枠は悶絶。松山騎手なので上手く乗る可能性はあるが、この時点で頭はないと言っていい。スタートと乳酸抵抗力にも不安があるのでそれもどうか。

ホウオウルーレット
基礎スピードが非常に高い。ですが、3走前のように乳酸抵抗力比べになるとあっさり負けてしまう。それもあって脚質転換で後ろからの競馬をやったが、近2走は結局基礎スピード勝負の馬場。パサパサの今の新潟ダートはちょっと推しにくい。福永騎手が田辺騎手ほどしたたかに後方からレースを運ぶとも考えにくい。


エルムS ★★★

札幌の馬場は先週と比べて時計が早い。どういう事情かは全く分からないが、今年の時計の早い砂を追加したとかそういったことがあったのかと勘繰ってしまう。とにかく砂質が変わったようなレースが土曜日時点で多発した。
先週のように差しは決まらないのが今の馬場だと考える。

そして、エルムSは逃げ先行馬がこぞって内枠に入り、ペースが流れるビジョンが見えなくなってしまった。この2点をペースに考えていく。

◎5アメリカンシード
基礎スピード、乳酸抵抗力のバケモノ。末脚は皆無だが、今の札幌ならそれでいい。調教のフワッとなるところは去年の平安Sでも見せていたし、特に気にする必要もないと判断。そしてこの馬を追い越していこうという馬が外側におらず、ロードエクレールの番手をすんなり取れる。それにより砂被りや馬群がダメといった不安要素はないと判断。

◯2アイオライト
ミドルペース想定なら買わなくてはならないのがこの馬。乳酸抵抗力がそこまで高くないのとギアチェンジがないのとで、買える条件は限られているが、今回は買える。前走は少しばかりギアチェンジも出来る様になっており、馬自身の成長も見て取れる。前走比較で斤量も軽くなるので当然頭争い候補の一頭。

3着は差し馬ガチャガチャだと思っており、候補は3オメガレインボー、7ヒストリーメイカー、11ロードレガリスくらいかなと。他の馬は前が垂れるようなレースにならないと厳しい。




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