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高松宮記念

中京、中山共にレース開催までずっと雨が降りそう。重か不良での開催と考えております。

高松宮記念 全頭診断

馬場について
正直なところ、どれだけ雨が降るのか、どこまで馬場が悪化するのかによって180度予想を変えなければならないレースだと考えている。
木曜日に12ミリの雨で馬場が緩み、その後に土曜日は4ミリの雨で馬場の緩みが現状維持となっての開催。馬場が柔らかいなあ程度の話。ただ、今日の中山芝のように雨が降りすぎると、グリップ出来なくなる可能性がある。そうなると前の馬を買いたいし、逆に雨がそこまで降らなければ、今の強いグリップ馬場を活かして走れる最高速度の出せる馬を買いたい。

という事で、今現状答えは出せない。なので全頭診断で、どの状況がプラスかマイナスかに触れていく事にします。

1トゥラヴェスーラ
高松宮記念2年連続4着。去年は乾いてる途中の開催でインが伸びる状況でのイン差ししての4着。一昨年は雨が降っている最中でグリップが優位な最高速度比べの馬場で最もいい競馬をして4着。つまりは限界まで背伸びした状態での4着が2年連続だったという事。今年は去年の上位メンツは全頭出ており、尚且つ新興勢力も多く出走しての大混戦。それを考慮すると流石に能力が足りないと考える。雨がそこまで降らないグリップの強い馬場なら良いが、それなら外枠の方がいい。

2ウォーターナビレラ
最近は競馬をあっさり辞めている印象ですが、元々は1400を走っていて、世代最強クラスだった。前走内容はあまりにも仕上がってないというのを理由にしていい気もするが、そもそも最高速度を出せるような馬ではない。桜花賞もファンタジーSも惰性で走っている末脚。それはスプリントに来ても同じ。末脚という概念が備わっていない馬。雨がかなり降って、グリップが効かなくなれば買いたい。

3キルロード
昨年圧倒的な乳酸抵抗力を活かして唯一前目で粘り込んだ馬。レシステンシアやジャンダルムを早めに蹴落としたのだからかなりの内容。今年くるとするならやはりグリップが出来ないくらい雨が降った時、もしくは去年のように乾きながらの馬場でハイペースの乳酸抵抗力比べが良いだろう。ただ今回はそこまでペースが流れるのか問題はあり、去年のような展開になるのかは疑問。去年はレシステンシアとジャンダルムがやり合っていたのを外から押し上げた結果のハイペース、和田竜二がそこまで理解してこの枠から無理矢理押していくのは考えにくい。かなり雨が降れば買いたい。

4ダディーズビビッド
基礎スピードとギアチェンジに長けた馬だが、GIでトップかと言われればどれも微妙。前走は今回人気のアグリと差のない競馬をしたが、時計は早く、ペースは緩く、その結果ギアチェンジがハマったといった内容で、今回には直結しないと考える。消し。

5メイケイエール
とんでもない基礎スピードの持ち主。ただ乳酸抵抗力はそこまで高くない。去年の5着は外枠だから来れたと考えている。その理由は馬群に揉まれなかった事とハイペースに巻き込まれなかった事で、思いの外ストレスフリーなレースが出来ていた。勿論外枠にしてはかなり強かったのだが、内枠だとそうはいかないのがこの馬。ただセントウルや京王杯のように基礎スピードでどうにかなるレースなら内枠でも大丈夫だが、末脚比べやスプリンターズのような乳酸抵抗力比べになると流石に厳しい。つまりはグリップのない馬場、雨がかなり降った時に買いたい。ただそれも序列は低め。

6ナランフレグ
どんな状況でもしっかり末脚を使う馬で、グリップのない馬場でも走れる。前走は流石に仕上がっていないし、斤量も重く叩きのレースだったが末脚は使えていた。去年はイン差しで恵まれたとはいえ、詰まり倒しての1着で能力はやはり高かった。そこまで雨が降らないなら本命候補。

7ヴェントヴォーチェ
グリップの出来る時計の早い馬場にて最強。ただ、乳酸抵抗力に脆さがあり、苦しい時はスプリンターズのようにあっさり負ける。ただ、キーンランドのように時計がかかったとしてもゆったり入り、乳酸抵抗力が爆発しなければかなり走れると考えている。つまり、ハイペースにならず馬場にグリップ力さえあれば今回も好走出来るのでは。

8ロータスランド
乳酸抵抗力がイマイチで、前走のように最高速度を出す事に特化すればキレる脚が使える。去年もいい感じに脚を溜めれていた分弾けた。今年は岩田パパが騎乗で、息子より脚を溜める能力に長けている。枠もいいところに入ったし、グリップ出来る馬場なら有力候補。

9ディヴィナシオン
前走は騎乗が上手すぎたのはある。ただやはり時計の早い馬場でロスなく回れればキレる脚を使えるのはたしか。ただ今回は適性外。

10オパールシャルム
雨がかなり降ってグリップ力のない馬場になれば台風の目になる可能性がある。そもそも今回逃げ馬がおらず、この馬をつつくとすればアグリくらいだが、アグリ陣営は前目からいい脚を使えると考えているため、重馬場で無理矢理ハイペースを作ったりしないと考える。そうなるとグリップの出来ない馬場ならゆる逃げが叶うのではないか。大雨が降ったら本命まで。

11ピクシーナイト
基礎スピードがかなり高い。ただ雨はかなりマイナスになるはずだし、調整過程も不満。

12アグリ
基礎スピードに長けた馬。直近4連勝は勿論中身が出来上がってきたというのもあるが、恵まれている部分が大きいと考えていて、1勝クラスや未勝利戦を見る限り乳酸抵抗力と最高速度が問われたらかなり脆いのではなかろうか。今回はメイケイエールもそうだが、基礎スピードだけで押し切れるレースになるには大雨が降った時に紐で考える程度。

13ファストフォース
基礎スピードと乳酸抵抗力に長けた馬だったが、差しを教えてみると最高速度もそこそこ出せる馬だったことが判明。前走は時計の早い馬場だった事もあり流れに乗りながら末脚を発揮。ただ、ナムラクレアとの比較では斤量面で逆転される可能性が高い。グリップ力のある馬場なら買いたい。

14トウシンマカオ
前走は斤量が重かったのと外枠が効いた。ただ直線では上手く内に入れており、そこまでロスがあったかと言われればそうでもない。基礎スピードや乳酸抵抗力の能力が高いのは明白だが、最高速度はそこまで高くないのではないかと思う。京阪杯は55キロで基礎スピードが速すぎての上がり33秒なので、ギアチェンジして最高速度を叩き出せたわけではない。前走の内容が思っていたより不満ですし、京王杯と照らし合わせると最高速度に疑問符がつく。なので今回は消し。

15ナムラクレア
基礎スピード、乳酸抵抗力、最高速度、どれもかなり評価している。前走内容もかなりパワーアップしてきたように感じるし、今回はさらに調子を上げている。スプリンターズは意味もなく外を回しすぎて負けているだけで力負けではない。今回雨が降った事により外枠にも人権が生まれてるので、ここは買いたい。ただグリップが効かない馬場となると浜中騎手では主張しないため厳しいのではないか。

16グレナディアガーズ
基礎スピード、乳酸抵抗力に長けた馬。逃げや番手まで主張すれば面白いが、しないだろう。

17ボンボヤージ
消し

18ウインマーベル
突き抜けた乳酸抵抗力が持ち味。前走は斤量、外枠、出遅れと好走するのが不可能な負の連鎖。ただ今回はグリップ力のある馬場なら最高速度が必須。大外枠から乳酸抵抗力で粘り込むのは流石に不可能と考えている。つまりはどう転んでも厳しいのではないかと考えている。雨の少ないグリップなら最高速度負け。雨の強いグリップなしならポジションを取れない。なので消し。

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