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天皇賞・春2021★★★★★

雨なのかと思っていたらまさかの晴れ。良馬場で行われるだろう。そして、風は強めではある。いかに馬群に入れてロスを省けるかが鍵になるだろう。

展開予想

まずディアスティマが逃げるのはほぼ間違いないと想定。前走は今回と同じ阪神3200でそこそこペースの早い締まった逃げでレコード勝ち。同じ展開に持ち込みたいのは間違い無いだろう。ただ、斤量が2キロ増えて同じことができるのか、同じペースで走れるのか、ジャコマルやオーソリティ、ウインマリリンといった馬も絡んでくるし、それはどうかという不安点も出てくる。つまり序盤のペースは早くなるのではと想定している。そして外回りをぐるっと回ってきたところ、

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スタートしてから1600mから2000mにかけてコーナーがキツくなるためペースは落ち着く。ここで前にいる馬達はどこまで息を入れれるかだろう。そして、そのあと内回りコースに入りロングスパート戦になる。ディアスティマがいることで相当タフなレースになるだろうと予想している。

予想印

おすすめ購入金額★★★★★

的中期待度★★★★

◎6マカヒキ

待ってましたと言わんばかりの距離延長、歳を取れば取るほどズブくなり賢くなり、それでも最後の直線はファイトする。

前走のジャパンカップは直線でワールドプレミアに寄られて大きな不利を受けるも9着。直線の不利がなければワールドプレミアに先着出来ていたかと言われればそれは違う。だがワールドプレミアはスタートから内前のポジションを楽に取り、マカヒキはその後ろにつけた。この一連の流れは特にスタミナを消耗する駆け引きはなかったため、完全にワールドプレミアが枠に任せて得をしたということ。距離が伸びてどちらに利があるかといえばもちろんマカヒキだろう。

そして今回の騎手は藤岡康太騎手。これも素晴らしくいい。まずこの騎手は追い込みが大得意なこと。道中のロスを省く意識が高いこと。直線で外を回さないこと。今の阪神長距離に必要なものを全て備えている。枠も6番でいいところですし、そっと中団やや後ろくらいにポジションを取って脚を溜めることに徹してくれるだろう。ここはかなり期待したい。

○8ディバインフォース

特筆すべきは菊花賞の4着。大外ぶん回してワールドプレミアにあまり差のない4着だった。ワールドプレミアには内ラチをピッタリ回ってきて直線も全く無駄のない騎乗でした。逆のことをしていれば結果は逆になっていただろう。

そしてその後の各馬はどう成長したのだろうか。ワールドプレミアは馬体重が変わっていないが、ディバインフォースは20キロほど増加している。明らかに成長力はこちらの方が上。今回は長距離が大得意な武豊はこちらに乗るので、逆転があっても不思議ではない。というか逆転すると思っている。

4走前のディアスティマに負けたレースも解説したい。これは有馬記念の日のレースであった。この馬は57、ディアスティマは55キロを背負ってのレースで、有馬記念よりは1900m通過は0.7程度スローペースで流れた前が残る展開であり、尚且つ先行馬達が人気薄でいい感じに差し馬の邪魔をした。ディバインフォースはペースが緩かったためかなり早く仕掛けたが、最終コーナーを回る前にこれは届かないと判断してそこから全く追っていない。展開不向きでレースをやめたのだ。ディアスティマは結果、有馬記念の8着相当のタイムでゴールした。57キロを背負っていて、尚且つ他の馬に競りかけられて結果はこうなっただろうか。つまりはディバインフォースは大きく負けはしたが展開が向けば逆転可能と判断している。尚且つ長距離の武豊なので尚更。

▲12ディープボンド

菊花賞4着、阪神大賞典圧勝の1着。この馬が良くも悪くもキーマンになる。早仕掛けの和田騎手が騎乗で、菊花賞は勝ちに行って早仕掛けをしてキレ負けの4着。阪神大賞典は早仕掛けをしてとても強い内容で先行馬を蹴散らして圧勝。

今回も早仕掛けをするのは間違いなく、ディアスティマを掃除してくれると思っている。ただ、そうすることによって今阪神に必要な仕舞いの脚というのが削がれてしまうと考えている。なので馬券内には残す確率はある程度あるとみているが、差されることもかなりあるのではと思っている。

△1ワールドプレミア

あまり強いと思わないが福永騎手の1枠1番となれば話は別。前が壁だと言われ続けているが、回収率はかなり良く、1枠1番での好走は目立つ。今回も上手く乗ってくるだろう。出来も過去最高の馬体で文句なしですし、菊花賞の再現のような騎乗をするのでは。あとは馬が足りるかどうかだけ。

△17オーソリティ

枠が枠だが面白いと思う。ただ川田騎手の長距離はどうしてもマイナス。2800以上の通算の複勝率は15.9%で全レース平均が36.9%なのを考慮すればかなりひどい数字。理由としては長距離レースは馬を支配するタイプの騎乗はスタミナの消耗を進めてしまうため、足が溜まりにくい。今回は外枠でそのマイナス部分が出る可能性がある。内枠ならもっと高い評価をしたかったが、外枠長距離川田とよろしくない部分が揃いすぎた。

△2アリストテレス

ルメールの内枠の長距離。それだけでご飯が3杯は食べれる。前走は道悪でかかって大敗も今回は良馬場で行われるだろうということで上昇。ただタフな流れになりすぎたらどうか。

△7ユーキャンスマイル

藤岡佑介なので着狙いに全てを賭けてくるだろう。馬自体はいいと思うがこの手の馬でもう少し買いたい馬が印の上位を独占してしまった。


買わない馬

カレンブーケドール

距離がどうしても疑問。右回りも疑問。前走を見る限りやはりこの条件でワールドプレミアには勝てそうもない。

ディアスティマ

上に記したように58キロでいつもの競馬をしようとするだろうからかなり苦しくなると予想。しかもディープボンド和田がいるため早めに掃除されるのでは。差し大荒れ展開の立役者になれ。

ウインマリリン

距離が長い、外枠。どうしても内ラチが得意な馬なので何もかもが微妙。横山武史騎手も長距離の経験がない。

買い目

単勝

6

馬連ワイド

6-1,2,7,8,12,17

3連複

6-1,2,8,12-1,2,7,8,12,17


大雨ならもっと楽しめるレースになったのにな。

皆様の愛情で大卒ジョッキーは作られております。愛をいただけたら幸いです。