ユニコーンオーバーロード『憑依ドレッドノートLv50』
ユニコーンオーバーロードの個人的な備忘録です。
今回は、クリア後に挑戦できる憑依ドレッドノートの倒し方について考えてみました。検証はすべて難易度ゼノイラです。
憑依ドレッドノート戦の特徴
性能的には闘技場のドレッドノートと同じですが、以下の相違点があります。
Lv45→50に上がっている。但しそれ以上に味方のレベルも上がっているし、仲間も増えている。
判定勝ちは無し。倒し切る必要がある。
最初の1体以外はお供がいる。出現地域に応じた編成になっており、画一的な戦い方では対処が難しい。
(闘技場ドレッドノートについては、下記にてまとめています。)
出現場所
◆最初の1体
イスタニア砦北東。蘇りし厄災の古都をクリアした後、あたりをウロウロしていると自然に見つかる。これを倒すと以下の5体が出現。
◆コルニア
城塞都市バールバチモ(モルドンがいた場所)の北西
◆ドラケンガルド
闘技場のすぐ隣
◆エルヘイム
神樹のすぐ手前。アラス砦から行くと近い。
◆バストリアス
北西の端っこ。港町デヴォルピルスが最寄り。
◆アルビオン
大橋の真ん中。ベリーバリーの町のすぐ西。
フェザーボウによる攻撃封じ
憑依ドレッドノート(以下、ボスと表記)はほとんどの状態異常を受け付けず、折角付与したデバフも「練気」で消してから攻撃してきますが、攻撃直前に滑り込む「シャイニング」は数少ない有効な対抗手段です。
また、消費AP1のセイントショットでボスのPPを2削れるため、憑依ドレッドノートの攻撃を封じ込めるだけなら、フェザーボウはかなり優秀です。
初戦はこれで良いのですが、それ以降は敵に5体のお供が付きますので、お供からの攻撃をどうしのぐか、また、フェザーボウの火力が乏しい中でどうすれば敵6体を倒し切れるか、検討する必要があります。
フェザーボウ+最速トリニティレイン
お供からの攻撃にどう対処するか。その最も簡単な答えは、全体攻撃で先に倒してしまうことでしょう。速度と火力を兼ね備えた最速トリニティレインのギミックは3人で組めますので、これとフェザーボウ2体を組み合わせてみます。
実際の動きは、動画でご確認ください。
フェザーボウ以外3人のギミックで最速トリニティレインを発動し、お供を一掃
フェザーボウ2名でボスの攻撃を完封
モルドンがボスを撲殺
これだけのお手軽構成で、ドラケンガルド、エルヘイムのユニットは難なく倒せました。
コルニアもこの編成で倒せますが、少し工夫が必要でした。トリニティレインを打っても、前列のセイントナイト、後列のビショップが生き残ってしまうからです(スキルで踏みとどまるのであって、火力の問題ではありません)。この2体を放っておくとどんどん回復されてしまうため、なるべく速やかに倒す必要があります。
そこで、モルドンにジャガーノートを持たせ、
▶グランドストライク ⇒ 騎馬系の敵
▶ラインバスター ⇒ 2名以上いる列
と設定しました。ボスにヘビーブロウを打ち込むAPが足りませんが、みんなでチマチマ削って倒しました。
各キャラクターの設定
以上の構成で、コルニア、ドラケンガルド、エルヘイムの3か所はクリアできるのですが、残念ながらバストリアスとアルビオンにはトリニティレイン自体が通用しません。
《バストリアス》フクロウにギミックを潰されるうえ、熊が魔法反射盾を装備しているため、トリニティレインを発動すればこちらが全滅
《アルビオン》フェザーシールドがいるので、魔法を反射されてこちらが全滅
というわけで、この2ヶ所は他の手段を考える必要があります。
バストリアス
どうでも良い話ですが、憑依ドレッドノートの多くが大都市近郊の分かり易い位置に出現する中で、このバストリアスのみ辺鄙な場所に登場します。中々見つからなくて苦労しました。
バストリアスのユニットの分析
ボス以外の5体が獣人 ⇒ 昼間に戦う方が有利
前衛の熊は天鏡の大盾を装備 ⇒ 魔法は反射される。
フクロウにバフを消される。 ⇒ バフを積み重ねる戦法は困難
HP250前後の熊が2匹いる。しかも同列にいない。 ⇒ 相当な火力が必要
前列手前の狐は行動速度55。夜だと更にアップ。 ⇒ 先手を取るには工夫が必要。アタッカーに羽飾りを装備させるとその装備枠の分の火力が犠牲になる。
熊2匹を倒すのに火力が必要と書きましたが、ぐずぐずしているとフクロウが1ターン目に前列ホーリークレイドル、2ターン目にはエクストラヒールを打ってくるため、本格的に倒せなくなります。よって、第1ターンが回ってくる前にフクロウを倒すのが最初の目標となります。
しかし、「最速」も「ネコミミ」も「トリニティレイン」も使えない中で、ボスの攻撃対処だけにフェザーボウを2名入れてしまうと、火力発揮を検討する上で制約を受けてしまいます。そこで、フェザーボウ1名では耐えられないのか、まずは検討してみました。
ボスの攻撃のうち、絶対に避けなければならないのは、開幕全体攻撃(食らうと全員のAP、PPを削られる)と、会心必中の乗るAPスキル(前後貫通または全体攻撃)です。反撃スキル(幻影脚)も気絶・パッシブ封じを付与してくるので厄介ですが、火力自体は耐えられるレベルであり、またこちらの前列にしか当たらないため、装備で対処可能です。
ボスのAPスキルは最大で2回飛んで来るため、開幕スキルと合わせて3回の攻撃を無効化できれば良いことになりますが、フェザーボウ1人ではシャイニングを2回しか打てません。そこで、残り1回の攻撃に対処する方法として、以下の2案を考えました。
ボスより行動順の早いキャラで、ボスのAPを削る攻撃を2回当てることで、ボスの2ターン目にAPが残っていないようにする。ただしボスは後列なので、この攻撃役より先に前列を全滅させることが必須条件
ボスの2ターン目が回ってくる前にボスを倒してしまう。前項より更に火力が必要
2.の方法は実現可能かすら分かりませんので、1.の方法を追及しましょう。APを削る攻撃はいくつかありますが、火力面、盾役としての性能を考えるとベレンガリアが適任だと思います。敵にフクロウがいる⇒バフは使い辛い⇒デバフ中心の戦術、という意味でも、ベレンガリアは適しています。
次に、ベレンガリアの第1ターンまでに、前列を速攻で倒す方法を考えます。キツネ2匹は必中攻撃で回避を封じれば瞬殺できるので、ボス、熊といった重装系に照準を合わせてブレイカーを入れるのが最適と思われますが、熊のHPがあまりにも多すぎるため、ディフェンスカース+会心必中ラインバスター+ブラッドチェイスでようやく倒せました。
これらの検討の結果、ひとつの結論に至ったのが以下の編成です。
編成例
まずは、実際の動きを動画でご確認ください。
動画で見ると簡単に倒せるように見えますが、ポイントが沢山あります。
キツネの行動速度は55ですが、開幕「隻眼の戦姫」で10下がるため実質45になります。セルヴィは天使の羽飾り装備で行動速度59のため先行できますが、ディフェンスカースを打った後にフォローウインドが発動することで、ニーナの行動速度が10上がって55となり、ニーナがキツネに先行することが可能になります。つまり、ニーナは行動速度を上げるための装備が不要であり、その分火力アップに注力できます。なお、セルヴィの代わりにレーニスでも同様の動きが可能ですが、レーニスのPPはシャイニング用なのでフォローウインドには回せませんし、前列の熊に確実にガード不可を当てるためには、フェザーボウよりドルイドの方がコントロールし易いです。
フォローウインドはバフなのでフクロウのクイックディスペルが飛んできますが、ボスの開幕技に反応したシャイニングがフクロウにもかかっているため、確実にmissになります。
ニーナのラインバスターはアーバンレンズで会心必中のため、キツネにも100%当たります。更にセルヴィのワイドチャンスが乗るため、キツネ2匹が即死、熊も瀕死になります。
ニーナに続きベレンガリアのブラッドチェイスが熊に飛びます。熊はガード封じが付与されているためこれで倒せ、前列が消えますので、次のモルドンが敵後列に攻撃可能になります。しかも、このガード封じ(状態異常に含まれる)のお陰でベレンガリアのPPが消費されません。
ニーナだけでなくモルドンも行動速度が10上がり44になっています。フクロウは38(隻眼の戦姫で実質28)なので、フクロウの第1ターンが回ってくる前に攻撃することが出来、会心必中で容易に倒せます。
ボスの反撃スキル(幻影脚)は前衛のベレンガリアとレーニスに飛んできます。ベレンガリアはセイクリッドアクス装備で状態異常を無効化しており、ブラッドチェイスでHPを自己回復するので、まず倒される心配はなく、むしろペインアクセルで火力が上がります。一方レーニスは飛行系なので、回避系装備で固めれば幻影脚の命中率を2%にまで下げられました(Lv49)。成長タイプがアタッカー×2なので、イデアの手鏡でハイラックに変更すれば0%にすることも可能と思われます。もちろん幻影脚以外の攻撃にはシャイニングがかかりますので、ボスの全ての攻撃を実質無効化できています。
各キャラクターの設定
編成例【別解】
上記の編成例で全く問題は無いのですが、一時的にでも敵の攻撃を受けてしまう点が不満でした。セルヴィのディフェンスカースとレーニスのフォトンアローは、デバフの効果自体は同一ですから、セルヴィを外してフェザーボウを2体にすれば完封できるのではないか?と考えました。
ところで、ブレイカーの会心必中ラインバスターで熊を倒し切れないのは、敵フクロウのサークルバリア(消費PP2)でダメージを軽減されるからです。ディフェンスカースをフォトンアローに置き換えると、サークルバリアがフォトンアローに反応するようになるため、ラインバスターの時点ではフクロウのPPが残っておらず、発動できなくなります。その結果、ラインバスターのみで熊を倒し切れるようになり、ベレンガリアのブラッドチェイスは不要となります。
セルヴィに代わってレーニスがフォトンアローを打つ(PPを消費する)ため、ボスの開幕スキルとAPスキル×2回分、合計3回分のシャイニングは確保できますが、反撃スキルまでは手が回りません。しかし、そもそも後列から攻撃すれば発動しませんので、ブレイカーを後列に並べてみました。
ベレンガリア・セルヴィを外したため、開幕スキルで敵の行動速度を下げられなくなり、ブレイカーの行動速度は昼でもギリギリです。キトラは成長タイプにスピードスターを持っているので、風斧(+10)、夢幻の王冠(+5)、フォローウインド(+10)でなんとかキツネの55を超えることが出来ます。また、モブフェザーボウのファントムウェポンは、反撃を回避するため「PPが1以下の敵」と設定しています(ボスの幻影脚は「自身のPPが2以上」と設定されているため)。実際には、練気で1減り、レーニスのセイントショットで2削れるため、2ターン目から安全に攻撃できるようになります。
実際の動きは動画をご確認ください。
アルビオン
アルビオンのユニットの分析
開幕スキルは、こちらが作為しない限りフェザーソードのフェザーアラインが発動する。前列に攻撃系バフがかかるが、敵が動き出す前に倒せば関係ないので、そのままフェザーソードに打たせた方が良い。
前列奥のフェザーシールドが英雄の大盾を装備しており、こちらの攻撃に反応してインビンシブルが2回まで発動する。こちらの攻撃を無効化する厄介なバフで、例えば凍結、気絶、パッシブ封じなどを試みても、その攻撃自体を無効化されてしまうため、恐らく発動を阻害する手段はないと思われる。むしろ囮の攻撃で2回殴ってPPを消費させてから、本命の攻撃を打ち込む方が簡単。
後列手前のフェザーボウは守りの指輪を装備しており、こちらの攻撃に反応してクイックバリアが発動する。ところが、そのせいでシャイニングが発動しなくなっているため、暗闇対策は必要なく、逆に助かる。
当然ながら、フェザーシールドがいるので魔法は反射される。有翼人の対処は弓矢で行うのが定番だが、そのあと残ったボスには別の攻撃手段を用意する必要がある。
インビンシブル対策
なんでもいいので2回殴れば良い(2ヒットではなく、2回)、という意味では、ソードマスターが最適でしょう。開幕ファストストライクと、行動順1番でシャープエッジを打ち込めば、任務完了です。
弓矢による全体攻撃
弓矢による全体攻撃にはグラシアルレインとアローレインがありますが、スキルの威力倍率自体は同じです。物理攻撃力が最も高いのはシールドシューターのリーザですが、今回は先にインビンシブルを潰さないといけないため最速化はできず、行動速度の遅さを克服できないため却下。それ以外の職で物理攻撃力を比較すると、条件が同じならスナイパー>スノウレンジャー>フェザーボウ>エルフアーチャーですが、レーニスの成長タイプがアタッカー×2のため、意外とユニフィやロルフと大差はありません。
そこで、付加価値を比較することになります。当然、レーニスはシャイニング要員ですので、AP側でアローレインを打てれば役割を増やすことが出来ます。対抗馬はユニフィで、凍結が乗るのはやはり大きく、撃ち漏らしたフェザーシールドを倒しやすくなります。
編成例
例によって、動画で実際の動きをご確認ください。
ポイントを説明します。
メリザンドは、正面にいるフェザーシールドにインビンシブルを2回無駄打ちさせた後、フォローウインドで後列の行動速度をアップさせていますが、この時有翼人であるレーニスには効果が2倍(行動速度+20)になるため、この後の行動順がレーニス ⇒ ニーナ ⇒ モルドンに入れ替わります。
レーニスは、ネコミミ+会心必中+チャンスの乗ったアローレインを打ちます。重装系以外の3体は確実に倒せますが、フェザーシールドはガードが発動すると倒せません。動画では、1体が生き残ってしまったパターンを載せています。なお、フェザーシールドは魔法防御が高いため、ミスティックセイバーを乗せても同じ結果になります。また、ディフェンスカースなどのデバフはウイークスペキュラーで跳ね返されますので使用できません。よって、エルフアーチャーやドルイドは編成から外しています。
フェザーシールドが生き残った場合は、ニーナが倒します。相手が有翼人ですので、空振りを避けるため必中を乗せ、2体ならラインバスター、1体ならヘヴィバスターを打ち込みます。これで確実に倒せるので、残りはボスだけになります。
今回はフェザーボウを2体編成しているため、ボスの攻撃はシャイニングで全て無効化できます。あとは殴るのみです。
各キャラクターの設定
最後に
敵の特性を分析し対策を取ることで、一方的な展開に持ち込めるのは、このゲームの最大の面白さだと思います。
今回、終盤~クリア後に加入するキャラは誰も使いませんでしたが、別に縛ったわけではなく、作戦上最適と考えるキャラを選んだ結果です。
キャラのレベルも、エルフアーチャーがLv32(雇いたての新入社員)、アタッカーのモルドンもLv43など、誰も50に達していません。雫も全く与えていませんし、イデアの鏡も使っていません。
「強キャラを並べ、レベルを上げれば勝てる」というゲームではないことを象徴していると思います。
ストーリー攻略間は、命中・回避率、会心率、ガード率といった運の要素にある程度影響を受けます。これは、装備などが十分揃っていないこともありますが、多種多様な敵ユニットやギミックに対応するため、また、スタミナの概念があるために、こちらも多様なユニットを用意する必要があるためです。しかし、憑依ドレッドノートのようなボス戦では、それに特化したユニットを組めるため、運に左右されず100%勝てる(それもノーダメージで勝てる)ユニットを追及することができます。
本当に面白いゲームを作って下さったヴァニラウェアの皆様に、感謝と敬意を表します。
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