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10年働いたやつの退職

僕が富山に戻って両親の大将軍を継いだときに、大学生の同級生だった竜也が富山に来てくれた。

今のガネーシャがあるのはこいつのおかげと言って過言ではない。今の社員たちには話せないようなヤバい案件はたくさんあって、たくさん乗り越えてきた戦友だった。

3ヶ月前ほどに
「ガネーシャを辞めたいと思っている」と相談があったときは

「何を言ってるんだろう、こいつは」程度に思っていたけど、本当に昨日で最後だった。

確かにガネーシャの企業としてのフェーズは変わってきて、規模も大きくなり、そしてメンバーも大きく変わってきている。

新しい人も入ってくれば辞める人も出てくる。

「社員は必ずいつか辞める」

経営者としてはその覚悟があったつもりだし、今回も覚悟していた。

最後の最後のスピーチで涙ぐんでしまい、経営者としてはまだまだだなと。
そんな風に二日酔いの日曜の昼間を怪獣8号を観ながらゆるゆると過ごしていた。

同時期に卒業したかずき、たろうもありがとう。

そして竜也10年間ありがとう。

ギャンブルは辞めろよな?

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