Kコンテンツグローバル消費報告書··· アジア·中東で日常化、欧米は「冷笑的」

『毎経LUXMEN』(매경LUXMEN)というメディアが、Kコンテンツが海外でどの様に受け入れられているかを分析していたので、その一部(日本と関係ある部分)を機械翻訳で読んでみました。韓国政府のKコンテンツに対する熱の入れようが興味深かったからです。

記事の結論としては、日本を除くアジアと中東ではKコンテンツが浸透しているが、日米欧はKコンテンツに否定的で、否定的な国の特徴は、一部を除いては「先進国」で「韓国を経済と文化の先進国として考えない」と分析していました。そして巨大市場を持つ米国で人気が低い事を憂慮しています。

※翻訳ツールの誤変換による誤字は修正していますが、日本語としてやや不自然でも大意が取れれば機械翻訳ママ。

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https://www.mk.co.kr/news/culture/10697797

2023-03-28

尹錫悦大統領が2月末に行った第4回輸出戦略会議で「Kコンテンツが世界的人気を得て輸出規模が増え前後方関連効果まで考慮すれば途方もない経済的価値を創出している」として「関係部署はKコンテンツをファッション、観光、食品、ITまで連係させ高付加価値化するのに最善を尽くしてほしい」と頼んだ後、Kコンテンツに対する関心が再び高まっている。

公開3日ぶりに全世界のネットフリックス非英語圏TV部門1位を占めたKドラマ「ザ·グローリー」が見せてくれるように、Kコンテンツのグローバル競争力は疑う余地がない。 ユン大統領の「Kコンテンツ高付加価値化言及」はこのようにグローバル競争力が明確なKコンテンツを一段階さらにアップグレードし輸出で生計を立てている国の新しい興行商品として引き続き育てていこうという意を表わしたことに他ならない。 政府はこれを受け、Kコンテンツの市場領域を拡大し、2027年までに関連輸出額を2倍に増やす計画を立て、本格的な準備を進めている。

現在、Kコンテンツの輸出は中国·台湾·香港など主にアジア市場に偏っている。 韓国の文化商品が世界的人気を呼んでいる現象は事実だが、国家利益の側面では地域的偏差があるわけだ。 このような不均衡を減らさなければ、韓流を数字で表す輸出競争力につながることは難しくないということは容易に推測できる。 これを解決するためには市場を多角化する努力が必要だが、ここで注目しなければならないのは現在Kコンテンツの輸出比重が高いアジア地域を含め全世界で韓国韓流商品が「どのように消費されているか」に対する具体的な現況だ。 裏事情を知ってこそ、まともな攻略法が出てくるからだ。

これに対し、毎経ラックスメンはその答を探すために文化体育観光部と韓国国際文化交流振興院が3月に出した「2023年海外韓流実態調査(2022年基準)」を覗いてみた。 2012年から毎年実施していたものだが、今回の調査では対象国家と標本数が前年度18ヵ国8500人から26ヵ国2万5000人に大きく増え、以前に比べてさらに詳しい関連データが確保されたためだ。

結論から言えば韓流の発源地格であるアジアと現政権で精魂を込めている中東地域でのKコンテンツの影響力は強固だったが、米州·ヨーロッパ·アフリカなどでは私たちに伝えられる便りほどKコンテンツに対する呼応度がそれほど高くないことが分かった。 アジア以外の地域には戦略的にさらに集中する必要があるということだ。 今回の調査は昨年11月11日から12月9日まで、韓国コンテンツを一度でも経験した人たちを対象にオンラインを通じて実施された。

▲Kコンテンツに肯定的な国(左)と否定的な国(右)

アジア、中東、韓流の日常化

(省略)

日米欧はKコンテンツに否定的認識強い

アジア·中東とは異なり韓国文化コンテンツに否定的認識が強い上位国家は日本、米国、アルゼンチン、フランス、イタリア、ドイツ、ロシア、カザフスタン、南アフリカ共和国などで一部国家を除いては米州とヨーロッパ国家が大部分だ。 これらの国々で見られる韓国コンテンツと関連した反応はアジア·中東地域とは明確に異なる。

韓国に対して肯定より否定的な反応が強く、ブランドパワー指数も大部分下位圏だ。 他人の推薦意向も低い数値を見せている。 一例も音楽、ファッションなどグローバル強みを持っている私たちのコンテンツに対して米国とカナダの場合「新規流入を短期的に期待しにくいほど」で「冷たい」雰囲気を見せているというのが今回の調査結果だ。 これらの国々の韓流コンテンツ消費者らは、100点満点基準で、大半のコンテンツ項目で20点にも満たない点数をつけた。

経験率も平均水準にとどまり、一部の国では韓国ドラマに対して否定的な認識まで見せているという分析まで出た。 日本、カザフスタン、イタリア、ドイツ、ロシアなどでは最初から関心そのものが減る傾向も現れた。 これらの国々では韓国文化コンテンツ消費比重もやはり低い数値だが、ロシアが最前列に立っており、その後を日本、イタリア、スペイン、カザフスタンなどが続いている。

Kコンテンツに厳しい評価を下す国々が共通して見える特徴は、韓国を経済と文化の先進国として考えないという点だ。 現在、先進国に分類される英国、米国、ドイツなどでこのような流れが特に明確だが、米州地域ではKポップファンダム現象に対して「コリアブー(Koreaboo)」と呼び卑下する雰囲気が登場し論難になった経緯がある。

日本も韓国を文化·経済的側面で低く評価していることが分かった。 日本の場合、隣接国家として歴史的な恩怨関係があり、また政治·経済などすべての側面で互いに競争関係に置かれている現実的側面がこのような評価結果に反映されたものと見られる。 Kコンテンツの文化潜在力の部分でも、これらの国々は低い評価を下している。 フランスとアルゼンチンの場合、韓流コンテンツのブランドパワーに対する期待が大きくないことが今回の調査で分かった。

中間地帯のブラジル・メキシコ・トルコ

(省略)

輸出拡大の解決策は国家別オーダーメード型戦略

このような各国のKコンテンツの現状を考慮した時、Kコンテンツのグローバル追加跳躍のためには、各国別のオーダーメード型戦略が必要だという点はさらに明確になる。 これについて悩まず、輸出拡大戦略に突入すれば、さらなる反作用を招きかねない。 現政権に入ってぐんと近づいた中東だけを見ても、現地ではKポップが「自国の文化的逆鱗に触れる」とし、問題提起をする流れがたびたび現れる。

中東は昔から自国の社会的·道徳的価値に反する内容が盛り込まれた文化的コンテンツに不快な反応を隠さなかった。 実際、今年初めに盛況裏に終わったガールズグループBLACKPINKのサウジアラビア公演でも、メンバーの体を選ばない衣装などが俎上に載せられ、社会が騒がしかった。 中東で女性たちは依然として「服」の自由において制約が多い国家だ。

このような雰囲気をあえて無視すれば、Kコンテンツの立地が現地で縮まる可能性があり、これは輸出拡大にも否定的な影響を及ぼすことになる。 世界最大の文化市場である米国の場合、Kコンテンツにとって最大の悩みの種だ。 今回の調査対象に上がった国のうち、韓国文化コンテンツに対する経験率が最下位圏に属するためだ。 これと関連して報告書は「ドラマ、芸能、音楽では英語圏である英国文化コンテンツと角逐しているが、その他のコンテンツでは日本、中国よりも劣勢に置かれている」と分析した。

中国の場合、アセアン市場のテコとして活用するという差別的戦略を駆使することができる。 中国自体も大きな市場ではあるが、中国へのアプローチ戦略を組む際、東南アジア市場まで考慮すれば、シナジー効果が生じる可能性があるためだ。 東南アジア各国が中国OTTプラットフォームの接触比率が高いことを考慮したアプローチだ。 国家別オーダーメード型戦略と関連して報告書は「国家ブランドと韓国文化コンテンツブランドパワーに対する認識格差を見せ、デカップリング現象が現れる一部国家が存在するが、これに注目する必要がある」と提案した。

国際交流協会のユン·サンウ理事長は「Kコンテンツが成熟段階に入っただけに追加市場拡張性に対する悩みは必ず必要だ」とし「私たちの文化商品に対して否定的な反応が強い国家ではまず私たちのものに対する経験を高める戦略を展開する必要がある」と助言した。

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