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【佐渡金山】「煙草配給名簿」でパンドラの箱が開いた... だと?

韓国の左派メディア〔※〕『ハンギョレ』新聞の記事です。

日本の市民が明らかにした佐渡鉱山の強制動員【特派員コラム】
2024-07-26

... 日本政府は「強制動員はなかった」と主張し続けているが、これは説得力が弱い。佐渡鉱山の朝鮮人強制動員の実態は、韓国側ではなく日本の市民社会が明らかにした成果だ。33年前の1991年8月、在日同胞問題に高い関心を持っていた佐渡島の称光寺の住職、林道夫さんが佐渡鉱山の朝鮮人の煙草配給名簿を確保したことで、パンドラの箱が開いた。1944~1945年の太平洋戦争当時に三菱鉱業佐渡鉱業所が鉱夫たちに煙草を支給する過程で作成したこの名簿には、400人あまりの朝鮮人の名前、生年月日などが記されていた。...

それでは『煙草配給名簿』とはどんなものなのか見てみましょう。

KBS news 2023/01/09『‘연초배급 명부’ 들여다보니…사도광산 강제동원 7백여 명 확인』
「煙草配給名簿」をのぞいてみると···佐渡鉱山、強制動員約700人確認
https://youtu.be/Q74HiquIzFs?si=RE2iDsAjRSRExwqg

この頁には「登録抹消」と題され、氏名や抹消理由が書かれています。
理由は「満期帰鮮」や「刑務所入監」、「逃走」...
通常は煙草を配給する度に記帳する台帳のようなものなのだと思います。

別の頁も見てみましょう。

右端に「第三相愛寮長 代 米津広吉」という名前が見えます。
相愛寮とは、当時朝鮮人労働者が寄宿していた寮で、寮単位で煙草を配給していたらしいことが分かります。
欄は上から、氏名、日付、異動事由が書かれています。
異動事由には「今次、満期帰鮮に依る」 とあります。
要するに、寮の入所者の台帳と煙草の配給台帳を兼ねる物のようです。

驚くのは左側の欄外に書かれたメモ。(漢字などを現代的な表現で書き直してあります。)

右、十一名、今次満期帰鮮致す者にして、旅行日数の長く要す為、旅行用煙草として一人に付き十日分の配給の方、相煩度(あいわずらわしたく=お手数ですがよろしくお願いします)。

朝鮮に帰る労働者の為に、長旅だから10日分の煙草を配給してあげてね、と依頼するメモなのです。

はぁ? 強制労働? 馬鹿も休み休み言え!

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