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韓国と北朝鮮が共同で跆拳道(テコンドー)の世界文化遺産登録目指すそうです。... いや、それ、空手だからw

http://www.globalnewspaper.co.kr/news/articleView.html?idxno=23213

上記記事によると、韓国では2018年4月17日に大統領令でテコンドーを国技に指定し、同年、平壌でWT(世界テコンドー連盟)とITF(国際テコンドー連盟)が南北テコンドーユネスコ登録のために共に努力することで協約書に署名したそうです。韓国単独は難しい為。南北共同登録を目指すことにしたとか。

いやいや、跆拳道自体は1950年代に韓国で生まれた武道なんですけどw

以下、以下、『韓国「反日主義」の起源』(松本厚治 著/2019年/草思社)から引用します。〔pp.390-391〕

跆拳道創生期の「五大基幹道場」の創設者はすべて日本で修行した空手家で、最長老の李元国は1926年に渡日、東京雑司が谷の道場「松濤館」に入門し、沖縄の人 富名腰(船越)義鎮〔※ふなこし ぎちん〕について空手を学んだ。帰国後彼が京城〔※現ソウル〕に開いた道場「青濤館」は「松濤館」から一字をとったものである。
〔中略〕跆拳道を称するようになったのは、空手の演武を見て感心した李承晩大統領が、日本の武道と聞いて不快感を示した事がきっかけになっている。
韓国武道への衣替えにあたり中心的な役割を果たしたのは自身空手家であった崔泓熙陸軍少将で「跆拳」の名も彼が考案した。この呼称が正式に決まったのは、道場主や軍幹部、言論人などが出席した名称制定委員会の場で、1955年4月11日のことという。

下記の韓国の記事もこれを裏付けます。
内容は、VANK(ネット工作を行う反日民間組織)が「跆拳道の起源は朝鮮古武道の『テッキョン』である」というキャンペーンを始めた事を報じるものですが、「そうではない」という事が書いてあります。
機械翻訳でご紹介します。

"태권도 뿌리는 택견"…반크, 태권도 기원 논란
「テコンドーのルーツはテッキョン」··· VANK、テコンドーの起源をめぐる議論
2023.01.09 15:04
サイバー外交使節団VANKがテコンドーを全世界に知らせるとして開設した英文サイトにテコンドーの起源が紀元前の「テッキョン」にあると紹介し論難がおきている。
VANKは9日、テコンドーの英語紹介サイト「世界のすべての人のための武芸」をオープンした。 このサイトでVANKはテコンドーの起源について「三国時代にテコンドーは『テッキョン』として知られた」とし「また高麗時代の記録には『手搏技』で壬辰倭乱〔※文禄の役〕まで続いた」と主張した。 続いて「日帝弾圧にもかかわらずテコンドーは秘密裏に知識を守ってきた武術師範たちによって栄光を取り戻した」と話した。

VANKの主張とは異なり、テコンドーは日帝時代に日本の松濤館空手から始まった現代武術という説に重きが置かれている
国際テコンドー連盟(ITF)もテコンドーが空手の影響を受け、崔泓熙(チェ・ホンヒ)総裁が1950年に創始した現代武術だと記述している。 テコンドーの元老であり、テコンドーを世界的に大衆化させたことに貢献した故李俊九(イ・ジュング)先生も、テコンドーの起源は空手を基本とするとインタビューで明らかにしたことがある。
実際、テコンドーという名称を作って使い始めた崔泓熙と李元国(イ・ウォングク)共に空手を修練し、以後テコンドー道場を設立した人達も空手と中国武術を修練した人々だった。 李元国は後にテッキョンを結合したと主張したが、具体的にどのように結合したのかは根拠を提示できなかったという。
以後、実際に何人かのテッキョン修練者がテッキョンとテコンドーを結合しようとする試みはあったが、これもテコンドーがテッキョンに起源を持つと見るには根拠が貧弱だというのが衆論だ。
初期にテコンドーを修行した彼らは空手道の道着を着て修行してきており、帯の色によって段を分ける文化も日本から来ており、プムセ〔※テコンドーの型〕も空手の「型」から取ってきた。

一方、世界テコンドー連盟(WT)はVANKと同様、テコンドーの起源は古代韓国固有の武術によるものだと主張している。

URL:https://archive.is/Z4Eae#selection-715.0-815.85
魚拓:https://archive.is/Z4Eae


この記事では国際テコンドー連盟と世界テコンドー連盟とで意見が分かれているようですが、冒頭にご紹介した記事では共に協力して世界文化遺産の登録を目指すとも書いており、簡単に嘘をつく人達ですから、前言も翻すでしょう。

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