No,16】%表示に騙されないで!
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1日3分、半年くらい読み続けていただけば、かなりお金の基礎知識が身につくようになると思いますので、勉強のつもりで読んでくださいね。
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みなさんこんにちは。毎日18時配信だとすると、冒頭のあいさつは「みなさんこんばんは」の方が正しいかも?って思っている、ファイナンシャルプランナーで個人投資家の永塚です。←明日からこんばんはにします
今日は、%表示の話(銀行編)です。ここ間違えると大損するので、損したくない人はしっかり読んでください。
外貨定期預金、「今だけ12%」ってお得?
ネットで調べてみたところ、とあるネット銀行で外貨金利12%を見つけました。これってお得ですか?
外貨預金は為替変動があるので怖いという方も多いようですが、もし為替変動が無かったら、この12%はお得でしょうか?
銀行の%表示は「年率表示」が基本
銀行の金利表示は年率表示です。(というか、%表示は基本年率です)
先ほどの12%の場合、1年間の外貨定期預金を基準に金利計算すると12%だということです。
それってお得?
高金利表示のからくり
この12%の表示にはからくりがあって、外貨定期預金の預け入れ期間は7日間というものでした。
12%は1年分の利息です。でも、実際の預入期間は7日間なので、もらえる利息も1年のうちの7日分だけです。
つまり実際の金利は
12%÷365日×7日=0.23%となります。
実質0.23%のために、為替リスクを背負い、為替手数料を払います。
初心者の方が高金利の外貨定期預金をしても、たぶん1ミリもいいことないです。
まとめ
普通の場合、金利表示は1年を基準にしています。1年続ければ!が前提になりますが、この前提を知らないと、前述の12%がすごくおいしく見えます。
分かっている人は期間7日間が目に付くので、すぐ計算して、実質0.23%だから全然お得じゃないということに気づきます。(12%÷365日×7日)
これが分かるようになるのはただの慣れですので、皆さんも銀行窓口に行った際に高金利が目に付いたら、「実質の金利」を計算してみてください。訓練になります。
では、10%増える保険はおいしいの?
明日は似て非なる表示「保険商品のリターン表示」についてお伝えします。
ここも大事なので、しっかり覚えてくださいね。
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