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#36】今流行りのソーシャルレンディングってどうですか?

ようこそ、DAIUSAKU式マネートレーニングジムへ。

このブログは、将来に不安を感じる女性たちが、その人本来の豊かな人生を過ごすために必要なお金の知識や考え方をテーマにお届けしております。

1日10分、半年くらい読み続けていただけば、かなりお金の基礎知識が身につくようになると思いますので、勉強のつもりで読んでくださいね。

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みなさん、おはようございます。マネーコーチの永塚です。

今日は今流行り?の「ソーシャルレンディング」について質問を受けたので、私なりの解説をしてみます。

ソーシャルレンディングって何?

簡単に言ってしまえば、「投資家」と「お金を借りたい企業」を結び付けてくれる出会いの場って感じです。

平均利回りが3%~5%、中には10%を超える利回りもあるみたいです。

年率10%もリターンが来るなら、チョーラッキーって感じですよね。

注意点は?

注意その1:リターンを得る条件は「お金を貸す」こと

利回りが5%とか10%と聞くと、その意味も解らずこの投資話に乗ってしまいそうですが、冷静に考えてください。

このリターンを得るための条件は、企業にお金を貸すということです。

貸すということは、相手が倒産したら、一銭も返ってこないということですよね。それでもお金貸しますか?

企業が銀行からお金を借りる金利は、普通1~4%くらいです。

冷静に考えてみましょう。銀行から4%で借りられるはずなのに、何故もっと高い金利の投資家からお金を借りるのでしょうか?

銀行は融資のプロです。将来性がある企業なら条件は付けても融資は実施することが多いです。いわば銀行が融資をするということは、企業の将来性を占うバロメーターみたいなものです。

銀行に借りた方が安いのに・・・?

なぜ金利の高い投資家からお金を借りるのでしょうか?

ソーシャルレンディングの取扱会社に責任は無い

3か月ほど前に、私のお客様から、この「ソーシャルレンディング」について相談がありました。色々調べてみて「取扱会社が大きければ安心」かもと判断し、最終的に私に相談だったようです。

良く調べたなぁ~と思いましたが、愛のムチです。

以下の注意をしました。

ソーシャルレンディングの取扱会社の業務は、投資家とお金を借りたい企業の出会いの場を提供することです。両者を紹介することでマージンを得ています。

融資企業が倒産しても、取扱会社に損はありません。

そもそも取り扱いが大手企業なら、その大手企業が直接融資すればいいですよね。5%とか10%とかおいしい話なんですから。

更には、自分たちは別にマージンを得ているのですから、トータルならかなりのリターンになりそうです。

逆に言えば、融資希望の企業さんは、銀行よりも高い金利を払い、さらに取扱会社に紹介料まで払って、それでも皆さんを紹介してもらっている。

そんな企業にどんな将来性を描きますか?

与信審査の感覚が無い人は、注意してください。

与信審査。半沢直樹のセリフに何度となく登場した、金融用語です。

簡単に言うと、融資予定の相手の企業がどれだけ成長するか、仮に成長できなかったとして、それでも資金回収できるか(貸したお金を法律上のルールで回収できるか)、それを審査することを言います。

このソーシャルレンディングに申込するなら、お金を貸す企業の将来性を、大切な友人や家族に胸を張って言えるくらいの自信があってほしいですね。

それでも企業は倒産することがありますから。

コロナで倒産した企業もたくさんあっただろうし、でもコロナなんて誰も予想していなかったですよね。

企業にお金を貸すって、簡単なことじゃないような気がしますが、皆さんはいかがですか?

まとめ

結局ソーシャルレンディングってどうですか?永塚さんは申し込みますか?そう聞かれそうなので、僕なりの解答をすると

僕はやらないです。

リスクとリターンのバランスが悪すぎるって感じ。←あくまで僕の私見です。

別にここで10%のリターンを取りにいかなくったって、もっと安全にもっと高いリターン取れるおいしい投資信託が沢山ありますよね。

みなさんはどうお考えですか?

それでは、また。

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