仕事の話

仕事が嫌い。

おわり。

もうちょっと書きます。

そもそも決められた時間に行動する、ということが苦手で人と会う約束も遅刻の常習犯ですごめんなさい。

この件に関しては養分の一切無いうんこと同レベルでダメ人間です本当にごめんなさい。

別の話になるので後日書こうと思ってますが学校も嫌いでした。
これに関しては理由ははっきりしてますが、時間に追い詰められる感覚というのはこの頃に刷り込まれたんだろうなあと思います。

この文章を書きながら自分の仕事嫌いをカウンセリングしてみよう。

雇われてお給金を貰うということの始まりは20の時のゲームセンターでのバイト。
仮面浪人明けで半鬱状態だったが、何もしないことの恐怖が上回っていたのでなんとか面接の電話をかけることが出来た。
まあ、それ以前にもバイトの面接経験はあるが落ちた。某有名古本買取チェーン店でバイト募集してるのに受かんねーじゃん!である。

そのゲームセンターは学生のアルバイトが多かったので、俺みたいな完全フリーターは浮いていたけど時間はいくらでもあったので受かることが出来た。
始めてからの3ヶ月ぐらいは使い物にならなかったと思う。
自分の中で仕事の定型化、所謂「体が覚える」状態になるまで普通の人より時間がかかるせいだ。
基本業務は清掃なのだけれど、徐々に簡単な機械のエラー解除、メンテナンス、景品補充、最終的には店の開け閉めまで任されるようになった。
この頃の仕事は楽しかったし時給もよかったけど、やはり接客業なので頭の中にチューリップが咲いてるような客は一定数来る。
「話の通じない相手との会話」というのは接客業、いや、仕事抜きにしても全人類が憂鬱に思ってるのではないか?
そのうち段々「こいつの一日の暮らしとそれまでの人生を見てみたい」と思ってくるようになるから不思議だ。

そうか、人間関係が一番のネックだ。

対客、もそうだけど、対内部の人間、もかなり気を使う。
それに疲れてしまうんだろう。
ゲーセンのバイト時代は大きく二つに分かれていて、昼は主婦層のパートさんで、夜は大学生が入っている状態。
自分はどちらのシフトにも入っていたけど、立場としてはどちらにも属さない、主婦でも学生でもない。
年上の人は目をかけて可愛がってくれる、年下は敬語で慕ってくれる。
だから当たり障りのない会話とコミュニケーションは楽しく出来た。

でも、心のどこかで「馬鹿にされているのでは?」という懐疑心は常に抜けなかった。
あの頃仲良くしてもらってたみんなには本当に申し訳ないのだが事実である。
だって20になってようやくバイトを始めたフリーターだよ?他のみんなは明るい就職を控えた大学生だから、まず学歴の差が歴然。
そんな中必死こいて毎日のようにエラー解除とクレーム処理に追われてるフリーター。
フルーツポンチやウーマンラッシュアワーのコントに出てくるバイトリーダーキャラなわけですよ。
だから一人になるといつもそんなことを考えていた、家に帰ってからの方が疲れていたかもしれない。

きっかけは忘れたけど、「なんでそんな頑張るんですか?」と聞かれたことがあったけど答えられなかった。
今となっては、あれを頑張れなかったら自分には何もなくなってしまうからだ。
学歴も資格も無い上に精神も不安定。
そんな人間の存在価値なんてとりあえず金を稼ぐ以外に見つからなかったから。

そんな生活を3年ほど続けたときに、全く別の業種から就職のお話を頂いた。
そのゲームセンターからもそういう話がなかったわけではないけど、社員さんのスケジュールは凄まじいものがあったので苦笑いで逃げ続けた。

そこから今の仕事になるまでには、また少し紆余曲折あるのだけれど、変わらないのは決まった時間に指定の場所に行かなければならないということと、話が通じない相手は殺したいというのが僕の仕事嫌いを形作っている。

あとは完璧を目指さないと評価されないという強迫観念だろう。
これは僕の持っている「強迫性障害」という病が足を引っ張っている部分が多い。

多分、自分の好きなことが仕事になっても、どんなに偉くなってどんなにお金が稼げるようになっても憂鬱だろう。

仕事が嫌いだー、行きたくないー、鬱ー、と言ってる間は、他にストレスのない良い状態なのかもしれない。

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