海外ちょろっと行ったぐらいで「価値観ぶっ壊れた」とか言ってるアナタへ。




おはようございますDすけです。

なんか、世界中のヒッピーの集いに何故かアジア人(僕)が参加してきました。

この前路上演奏してたら声かけてきたヒッピーに誘われたので参加してきた感じです



ヒッピーはやたら脱ぐんですよね

全裸ですよ全裸。

全員じゃないし僕は脱いでないけど。



ご飯の前には皆で
手を繋いで輪を作って

「アッアッヴーヴーォオオヴーーーー!!」

みたいなん言ってて土下座して食べます



何から話せばいいかわかんないです

とりあえず感想としては

「うわぁなんかすごいの来ちゃった」

です。






ヒッピー達が集まってキャンプする
「レインボーギャザリング」

って言って世界中でやってるらしいです

知らないよね?



僕も初めて聞きました

ネット上には載せてないらしく、
しかも開催数日前にしか情報を漏らさないらしいです





そんな集まりだから、

「お前どうやってレインボーギャザリング知ったんだ?」

ってめっちゃ聞かれました

明らかにアジア人観光客が来るとこじゃないからね。珍しがられました

もう濃いヒッピーばっかりでした





とりあえず順を追って書いていきますね




とりあえず
場所はゴマディンゲンっていうドイツの南部の田舎です

ヒッチハイクで向かいます




向かおうとしてました

ハイウェイの入り口でやってたんですけど、

危ないから!!
って警察に止められました

場所を変えろと。

そのタイミングで諦めて電車乗って行くことにしました


3時間ぐらいやって結局捕まらんかったし。つらいのよ






まぁこのタイミングがギリギリでしたね


んで駅に行き、
チケットを買いました

82ユーロ。

高い。高すぎて行くかめっちゃ迷いました



まぁ結果は倍出しても行く価値はありましたね。


僕こういうの多い気がします

何か決断した時とか、
色々ですけど、

時間が経ってみると
何か色々あれがアレしてうわー!よかったー!




みたいな。



僕は多分けっこう運がいい人間だと思います

本当にきつい時とか日本に帰りたくなるんだけど、

世界一周終わった後に

「うわー!やってよかったー!」

ってなることを祈ります。祈りましょう皆さん



まぁそこそこに道中迷いながら、


電車を一回乗り継ぎ、

客がほとんどいないバスに乗ります

暗くてよく見えなかったですけど

確実にバスは建物がない山道を登ってました

マジか?

んでゴマディンゲン到着。



マジか?マジか?

この時夜の九時ぐらい


一件だけまだ開いてるレストランがあったのでそこに入って



「レインボーギャザリングって知ってる?」

って聞いても誰も知りませんでした

えっ

どうしよう……

とりあえずキャンプできそうな丘?山?があると言うのでそこの場所を聞き登ってみることに。

ここからめっちゃ歩きます

てか迷います



てか何も見えないし
歩道もないとこ歩いてたので

車に跳ね飛ばされないかビクビクしながら歩いてました

明らかに遠回りして丘?山?の入り口に入って登りました




もうこのまま寝袋にくるまって寝ようかな?って何度も思いました

街灯もない

月明かりだけの道をひたすら登りました

もう、本当にきつくて、



バスでけっこう登って来たので
標高も高くめちゃ寒い

でもその時ふと見上げた夜空がめちゃ綺麗でした



汚くてわかりづらい写真ですが、僕にとっては最高の月だったんです



少し立ち止まってしばらく見入ってました

こんな夜空見たことないわけじゃない

何度も見たことあるけど、やっぱり見るものはその時のシチュエーションかなぁなんて冷静な自分もいました




そのあとも行き止まりとかになったりなんやかんや登ってたら、

なんか太鼓の音が聞こえました。

その音のする方へ歩いて行くと
キャンピングカーがとまってて人が居たので

レインボーギャザリング?って聞くと

そうだよ。って。

泣きそうでした





奥に進んで行くと
何人かが火を囲んで楽器演奏したり歌ったりしてました


僕、寝袋しかもってないのでアタフタしてたら


テント貸してもらいました

もうその日は疲れ過ぎてたので
何も考えずにありがたくテントを借りて
寝袋にくるまって寝ました

いやぁ何事もなく到着できてほんとによかった



~~~~~~~~~~~~~~



中々迎えたことのない朝を迎えます。おはようございます


火の回りに人がいたので色々聞いてみました


まず、電子機器は使用禁止

使ってもいいけど人から見えない離れまで行くこと。



写真なんかもダメというより、そういうのが存在することが雰囲気を壊すのでまぁバレないようにとればいいんじやない?みたいな。




んで顔を映す時は相手に聞くこと

撮されたくない人もいるから!!って。





なので僕は一応顔を映さないように音が鳴らないアプリを使って隠し取りばっかりしてるのでブレたり汚い写真ばっかだし数も少ないです




いやぁこの体験貴重すぎるので皆にシェアしてあげたいんですよね

すいません




んで食べ物はローフードのみ。

つまり生の食べ物。料理したのは出てきません

パンとかもダメみたいです

野菜か果物かきのことかです



「知らずに来ちゃったの??どうやってこのレインボーギャザリング知ったの??」


ってめっちゃ聞かれます

1アジア人はめっちゃ目立つ。



んでまぁ朝方でまだあまり人も起きてなくて、

何人かで山を半分下り水を汲みに行くことに




水を汲んで戻ると原始人たち、、、、、、

いやヒッピー達がたくさん起きて来てました




食事は一日二回

11時と5時。

食事時間になると、

何人かが

「フードサークルー!!!!!」

って大声で叫びます

それをだいたい10分後にもう一回

そして

「フードサークル!!!!ナーウ!!!」

って言って皆が集まってきます

英語っぽく言うと

「フードサークゥ!!」です。

どうでもいいですね



んで集まって来た人たちで手をつないで食材を囲んで輪をつくります




んで皆で歌を歌います



これがいまだにようわからんくて、

誰かが突然歌いだし
それに合わせて皆が歌います

たまに皆が知らない歌を歌い出す人がいるので独唱になったりします

そんな感じで歌ってるとだんだん人数が増えて輪がおっきくなっていきます

これをだいたい20分ぐらいやります

んで誰かがヴヴーーーーーーーヴォーーーーーー

って言い始めると皆で



ヴヴーーーーーーーーヴォーーーーーーーって言います

それを二分ぐらい

んで手を上に上げて手のひらを合わせ、

そのまま手を伸ばしたまま手のひらを地面につけて額も地面につけて土下座します

すいません写真分かりづらいですね

上手く撮れないです

くそぅ

なんで日本の学校は盗撮の技術を教えてくれないんだ

これだから日本の教育は間違ってるって言われるんだ




んでそのあとはセルフサービスみたいな感じで
食べ物を取っていきます

もうね、なんか

「大丈夫」の許容範囲大分広くなります

きのことかも生で食べてるし、
土がついた人参とかも余裕です



ようわからんそこらへんに生えてる草とかもあります

最初は無難なものだけ取って食べてたけど
今は余裕です



食べ物への概念を覆されます

土も野草も食べ物です



僕も何事にも動じてないフリをしてました

心の中では

マジで?マジで??

の連続だったけどぉぉぉぉぉ


うんちも野グソです



一応野糞場所も決まってます

初野糞です

めっちゃ緊張します



この「ローフード」

めっちゃ便通良くなります

僕だいたい2,3日に一回ぐらいしかうんこ○しないんですよ

でもここ来てから




一日に2,3回うんこ○してます

しっかりしたやつが出ます



うんこ○




でもね、なんか色がおかしいです

他人のう○こ見たことないからわかんないけど、

普通うんこ○って茶色ですよね??



なんか黄色なんですよ

写真載っけた方がいいですかね?

うんこの概念まで覆されました



マジです

うんこ○

が黄色いんですよ



う○こ



んでできれば写真撮りたいのが

皆が全裸になって踊ってるとこですね

晴れの日は晴れの日で全裸で日光浴してるし、



昨日の話なんですけど
土砂降りになって皆いきなり全裸になり屋根から飛び出し手ェつないで踊ったり歌ったり。



正直すごい光景ですよ

大人が20人ぐらい全裸で手つないで踊ったりしてるんですよ?


100歩譲って平然を保てるとして、


さすがに

全裸の女の子が体育座りしてるのには目のやり場に困ります

ちょ、ちょ、それはいかんよ

モロモローーーー


僕の存在しない名誉のために言っておきますが


一切反応してませんから!!!

心配なるぐらい反応してませんから!!!!!




とりあえずまだあと少しこのヒッピー生活続けます


頑張って1週間も滞在したので褒めて褒めて~


しばらくヒッピー記事が続きます



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おはようございます


この日の思いとしては、


「お風呂に入りたい」だったと思います


こんなにお風呂入らないの人生初ですね

髪の毛がワックスつけた状態になってます

とりあえずこの

「レインボーギャザリング」
の一日の流れを説明しますね

朝起きて11時の一回目の食事までは特にやることないです

っていうかほとんど皆寝てます
何人か起きてヨガとかやってます



僕の苗字「與儀(ヨギ)」
なんですけど



「ヨギ」ってヨガマスターの意味を持つらしいです

どうでもいいですね

んで11時になると
前にも話した通り

「フードサークルーー!!!」

って何人かが叫んだら皆で手をつないで食材を囲んで輪を作り
歌を歌います



15~20分ぐらい歌ったら

「ヴーーーーーヴーーーーー」
って言います



そんで皆で手を空に掲げ
そのまま地面につけ食材に頭を垂れます

その流れで皆で食事

ここまで聞くと
オカルトっぽい感じがして怖いですけど

皆話すと普通です



本当に写真撮りたいんですど、
携帯とか電子機器使ってる人一人も見てませんからね



なんか空気が神聖すぎてちょっと無理です

それで食事が終わったら

「ワークショップ」ってのをやります

まぁ皆が持ってる知識をシェアしたり

なんか作ったり色々です



森の中に入ってこれは食べれる草だとか

これは毒もってるから食べちゃダメだとか

やりたい人が食事中とかに

「今日はビタミンDのワークショップやりまーす」

とか言って参加したい人だけ参加します




誰でもワークショップを主催できます

まぁ基本ずっと自由時間です

だいたい一日に2、3個ワークショップがあるので
どれかに参加するか

昼寝するか

楽器弾いてるかですね

この日はワークショップには参加せず

スイス人の彼と森の中にきのこを採りに行きました

んでどれが食べれるやつとか一切わかんないんで
二人で適当に採りまくってました



んで帰ろうとしたら

あれ??
どっから来たっけ??

ってなりました


けっこう森の奥深くまで来たんでね

少し焦ったんですけど、



それと同時に

うわぁ
これ遭難したらブログめっちゃおもろくなるなぁ

って思ってる自分に鳥肌が立ちました

この瞬間
一瞬ブログやめた方がいいんかなぁ

って思いました

これ以上読者が増えたらなんか危ないことしそうだ





まぁなんとか帰れたんでよかったです

んでね、一人キノコの達人というか
なんか色々超越してる人がいるんですけど、

その人連れてもう一回森に入りました

この人なんですけどね

もう安心感半端ないですから

全部この人に

「このキノコ食べれる?」

って聞きながらもう一回キノコ採集

道も来た道と違う道から帰りました

何者だよ


すいません汚い画像で。

見えます?ドクロのマーク

怖くないですか??



このキノコ食べたらなんか神経がなんちゃらって言ってたけど難しい英語だったんで理解できませんでした



こんなリアルサバイバルみたいなの体験するなんて

人生面白いなぁ






そして僕はこのキノコ採集で学びました

森にサンダルで入っては危ない。



もう何回も

「ちょ、ちょっと待ってー!!置いて行かないでーー!!」




ってなりました

もう歩きづらい

小石踏んでも感触がわかるぐらい薄くなっちゃってます僕のサンダル。

大丈夫。

地面が見えるまで使ってやるからな!!



このサンダルに「足立(あだち)」と名付けよう

僕が語学留学行く前にお金を貯めるため働いてた工場での班長の名前ですね

休憩時間とかにたまに話してて、




「休日はなにしてるんですか?」

って聞くと




「んまぁー大体パチンコだな!パチンコに出会ってなかったら多分今ごろマイホーム持ってるな!わはは!!」





って笑ってたので僕はその班長が大嫌いでした

あんな時間浪費ゲームみたいなのにお金ぶち込んでるやつの気がしれない

足立!!穴が空くまでこき使ってやるからな!!!









つまり何が言いたいかというと大漁でした




さすがに何種類かは生で食べれないらしく
炒めて食べました

これに加えてパンプキンスープとかも作りました





ホントはこのレインボーギャザリングでは生の食材、

つまり料理してない食材しか食べちゃダメなんですけど、普通に料理しました



味付け塩だけですけど。

一人めっちゃ怒ってましたが。




まぁそんなに厳しくないんですよね



お腹壊す人もいるので
隠れて料理したり

山下ってパン買ったりする人もいます

まぁ堂々と皆の前で食べたりしなければ大丈夫らしいです



んでこの後キノコの達人が

「木登りしよう!!」

というのでオッケ!!!やろう!!




って言ってみたら、



30メートル級の木に全裸で登り始めました





ちょ、、僕が思てたんと違う



僕は怖くて登りませんでした

三人ぐらい登って(全裸で。何故に全裸??)



「ウホホーーーウキー!!」

とかって猿の真似してふざけてたんですけど、
もうおふざけのレベルじゃないですよね




まぁこんな感じです

一日中自由時間みたいなもんです




この「レインボーギャザリング」

期間は一ヶ月間です

期間中いつ来てもいいし

いつ帰ってもいい




最初は聞きづらかったんですけど

一応何人かに聞いてみました

「お仕事はなにやってるの?」って。




まぁだいたい曖昧な返事が返ってきます

8年旅してる人とかいましたね

路上演奏とかで生計立ててる人も多いです

でもしっかり手に職ついてる人もいます



僕を誘ってくれたマテェイアスとかはIT関係の仕事してるって言ってました

まじ??IT??

彼全裸で体中に泥塗って

「お風呂入らないと気持ちわるいからな」



って言ってそのままフードサークルに参加してる強者ですよ

なんか大体3ヶ月働いてあとの9ヶ月はこんな感じで暮らしてるって言ってました

そんなこと可能なの??

いや可能かもしれない

不定期で常にやってるわけじゃないんですけど、

まずこの



「レインボーギャザリング」



参加費はあなた次第です

フードサークルで食事が終わった後、

何人かがギター弾いたり踊ったりしながらお金を回収します

帽子とか持ってるんでそれに入れればいいんですけど、




別に入れなくてもいいです

誰も嫌な顔はしません

でも絶対投げキッスを求められます



僕は一日につき5ユーロ入れました

気持ちですねそれでも十分安いです

何十ユーロ入れる人もいます



電車代とかもですけど、ヨーロッパはキセルし放題なんですけど、
そういうとこをケチるのは「節約」とは違うと思います



そこをケチるくらいなら日本帰ればいいと思います

まぁ僕も2回気づかずにキセルしてるし最後の2日払ってないけどぉぉぉ!!

んで日が暮れたら
皆で火の回りで楽器演奏したりします

皆いろんな楽器持ってきてます

やっぱり楽器持ってるといいですね

カイサドラムとかやっぱり珍しがられるので

「俺にもやらして!!俺にもやらして!!」

ってなります




そんな感じで演奏したり歌歌ったり

ぼぉーっと火を見たりしながら夜は更けていきます

僕は日本で生まれ育ったし多分この先もこういう生き方はしないけど、

彼らの生活を垣間見れてよかったなぁ

色々思いに更ける夜でした

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