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夢記⚪︎織り機じかけの身体 #11

⚪︎見た夢の内容

おじいさんが小さなお店を開いた。

私が前に見た町の普通の陶器屋さんで、たくさんの商品を仕入れていた人笑 オープンのときに陶器屋の店主にいくつか買い戻されてプンプンしていた。

おじいさんのスネた様子に、そのお孫さんは客としてその様子を眺めていた私に質問してきた。「買われちゃった商品はどうなっちゃうの?」
私は「買ってくれた人も商品を大切にしてくれるから大丈夫だよ」と言った。

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おじいさんはとある装置の製作作業に取り掛かろうとしていていたが、装置の目止めとして使うものの存在を思い出せないでいた。私は以前その話を関心を持って聞いていたので思い出すことができた。「糸通し器だとおもいます。」

おじいさんは面食らった表情をしたが、「そうだそうだ。」とすぐに作業を始めた。脇には既に製品のPOPが貼られている。大900円、中700円、小300円とあり、カラフルなイラストが大きく描かれている。これがこのお店の目玉になるようである。私は作業を横で見ていた。おじいさんの手繰りで糸巻きが織り機の動きのように移動していき、何かが組み上がっているが、実際どんな仕組みなのかよくわからない。客の母子が商品を近くに見にきた。店頭で作業をしているの姿は人目をひくものがあるのだろう。私は勝手に売り文句をペラペラと話し始め(POPが消えていたので少し焦ったけれど)、商品に好感を持ってもらうことに成功した。勝手ながら、お子さんが私と一緒にアルバイトとしてこのおじいさんから製品の作り方を教わって、売り子の業務も行うことをイメージした。だっておじいさんの作業はなかなか体力がいるようであるし、私はその技を身につけたいと思っていたから。

母子から離れおじいさんの横に戻るとおじいさんはその熱心さを少し不思議がるように一瞥をくれた。「裁縫で食っていきたいんです」と、自分でも意図していなかったことを、私は言った。

⚪︎思ったこと

おじいさんが作業しているのは自分の体の管を謎の裁縫道具として具現化したもののように思う。ちょうどお腹のあたりが織り機特有の動きをして、肩や股関節などに相当する箇所が紡ぎ上がるようだった。

自分の体の変化の過程が時折夢の中でメタファーとして現れると感じており、今日の夢は安心材料として十分すぎるものがあった。この夢が見れてとても幸せに思う。

実際裁縫で食っていくのかはわからないけれど、目の前の出来事として、最近は刺繍などの軽作業がたまにできるようになっているし、ここ1週間では座位での簡単な調理ができました♪ あと、絵を描くのも息抜きになっている気がします。今やっていることが一歩一歩どのようなまとまりをもっていくのかがとても楽しみだな

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