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3月17日のニュースへのつぶやき

【テーマ】保険会社の次なる新規ターゲット!!
【記事】保険期間を最長55年に かんぽ生命、若年層など開拓
【URL】https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF157A70V10C21A3000000/?fbclid=IwAR3Se0fFf38VOrRjVTLZb0MBMSqrlB9xhTJFyiEISHMk71g5NnVloJCzjhg
【要約】
 かんぽ生命保険は15日、普通定期保険と保障機能の高い特別養老保険の保険期間を4月から延長すると発表した。手薄な現役世代や若年層の開拓を強化する。

<定期保険>
・対象年齢:15歳~50歳→15歳〜60歳
・契約期間:10年→最大55年

<特別養老保険>
加入年齢を35歳から15歳に引き下げ
 
 日本郵政は15日、ゆうちょ銀行の投資信託とかんぽ生命保険の保険商品をともに契約した顧客18人について、保険業法や金融商品取引法に違反する取引だったと発表した。 

【記事に対する自分の主張/考察/見解】
 このような戦略に賛成である。なぜなら、
・若年層の方が社会やビジネスの構造を把握しきるのは難しく、顧客として獲得しやすいターゲットになりうる
・若年層の収入が減少しているという社会背景に合っている
・更新のタイミングをあえて作らないことによって長期的な契約を得られる可能性が高まる
ためである。

<顧客として獲得しやすいターゲット>
今回の施策では15歳から保険に加入が出来るようにするものである。彼らはまだ学生であり社会やビジネスに触れる機会が少ない環境にいることから、自分にとってどれくらいの支出がありどれくらいの利益があるのか、このサービスはどのような仕組みでできており、他にはどんなものがあるか等を正しく理解するのは難しい。そのため、営業の伝え方によって影響を受けやすい属性を持っているため顧客として獲得しやすいターゲットであると考える。

<社会背景とマッチ>
 近年、平均所得が変わらない一方で、格差が広がっているというデータが普及していることを考慮すると平均所得の中央値はおそらく減少しており、若年層の収入が減少していることが予測できる。そんな中、契約の期間を延ばすという今回の仕組みは、今まで定期的な契約更新のたびに保険料が高まっていた仕組みと比較するとユーザーの支出は大きく抑えられることが予測でき、ユーザーにとっても刺さる内容になっていると考える。

<更新のタイミングを少なくする>
 契約期間を設けることによって、ユーザー目線では更新のタイミングで更新の有無を考える機会が出来る。すなわち、契約を更新しないという選択肢を考える機会を作っていることになる。このような機会によって他社に入れ替えを考えたり、保険を使わないといった選択をし、ユーザーが離れていくこともあると考える。そのため、長期的な契約期間を可能にすることによってこのような機会が極力減らすことが出来るため、長期的な契約を保持しやすくなると考える。

 以上の理由より、私はこの記事の施策に賛成である。この記事からも読み取れるように企業目線からすると顧客と一番最初に接点を持つこと、顧客との関係を構築する力が非常に重要になっている。一方で、消費者目線では、若いうちから社会やビジネスの構造を把握し、自分のプラスが最大限になるような選択をしていかなければいけない時代になってきている。

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