紅茶染め

綺麗に染まったので、材料と手順の覚え書きです。

〔 材料 〕

被染物・・・綿麻布 (40g)
染料・・・アールグレイの茶葉
濃染剤・・・牛乳
媒染剤・・・焼きみょうばん

〔 手順 〕
⒈ 洗う

中性洗剤を少量入れた熱いお湯に布を入れて振り洗いします。

⒉ 水通し
植物繊維は水を含むと縮む性質があるので仕立てる前にあらかじめ水に通しておきます。今回は洗った後ひと晩干して牛乳に浸ける流れでおこないました。

❶ 洗面器やたらいなどに水を張って生地を浸けます。
❷ 時間がたったら生地を引き上げ、洗濯機の脱水機能を使うか手で水気を切ります。
水気を切るときのポイントは生地を捻って絞らないこと。織り目を大切に手で押します。
❸ 水気を切ったら干します。

⒊ 牛乳に浸ける
植物繊維を染める場合に繊維に色を入れやすくする作業です。紅茶は含まれるタンニンの作用でよく染まりますが、より濃い目で染めたかったのでさらに牛乳によるタンパク処理を入れました。

❶ 水で2倍に薄めた牛乳に30分浸けます。
❷ そのまま水洗いはせず水気を切って干します。

⒋ 茶葉を煮出す。
茶葉を煮出して生地を染める染液を作ります。

❶ 鍋に水を入れて沸かします。染液の量は生地の重さのまず50倍(浴比1:50)を目安に入れて、鍋の中で生地をゆらして泳がせることができるくらいの量に調整します。
❷ 茶葉を入れて弱火で10分くらい煮出して火を止めます。染料の茶葉の量は生地の重さの半分を目安に、今回は20g(ティーバッグ10個分)を入れました。時間がたったら茶葉を引き上げます。
❸ 煮出した液に生地を入れます。このとき乾いたまま入れると染めムラになりやすいので必ず水で湿らせてから入れます。途中、ときどきかき混ぜながら20分浸けます。


⒌ 水洗い
時間がたったら生地を引き上げ、水洗いして水気を切ります。

⒍ みょうばん液に浸ける。
繊維に色を定着させる媒染液を作ります。
今回スーパーやドラッグストアなどで手に入りやすい焼きみょうばんを使いました。

❶ 鍋に水を入れて50度くらいのお湯を沸かします。みょうばん液を作る水の量は生地の重さの30倍くらいを目安に入れます。生地がゆっくり浸る量であれば良いです。
❷ 生地の重さの5%のみょうばんを入れて溶かします。みょうばんを使ったアルミ媒染液のできあがりです。
❸ 生地を媒染液に20分浸けます。

⒎ 水洗い
時間がたったら生地を引き上げ、水洗いして水気を切ります。

⒏ 煮出し液に浸す。(2回目)
煮出し液を再び沸かして火を止め、今回2時間浸けました。

⒐ 水洗い
時間がたったら生地を引き上げ、生地から色が出なくなるなでよく水洗いして脱水します。

 干す
直射日光の当たらないところで干します。
乾いたらあて布の上からアイロンをかけて色を固定します。

できあがり+゚.:・*☆

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