見出し画像

子宮頸がん検診でひっかかりまして⑯ ~手術の日 Part 2~

前回の続きです。

そして、16時半ごろ。看護師さんが現れて、
「2525さん、もうすぐ手術始まりますので、点滴しますね~。」
と言って、点滴針を刺すために、ゴム紐で、左腕の二の腕を縛られました。
が、ここからまた・・・・


「あれ?ん~。ここかな?」

と、看護師さんは小さな声で呟いていました。


彼女は、二の腕を縛ってる腕が紫色になるほど、ずっと血管を探してるんです。

そして、


「血管が細くて見つからなくて・・・一度、ここを試してみますね。」


と、言われて今まで、やられたこともない腕の箇所に点滴針を刺してきました。


(痛いよぉ~(:_;)初めてのとこ刺されたよぉ~)


早く終わってほしいと思っていましたが、


「あれ?入らないなぁ~。こうかな?細いですね~。」
と、まだ、呟きながら、点滴針をあっちゃこっちゃへグリグリ。


「結構、こことかで点滴されること多いんですけど・・・」と、手の甲を差し出して、提案してみましたが、


「ん~。難しいと思います。」すぐに却下されちゃいました。( ;∀;)


最終的には、
「やっぱり入らないので、反対の腕みますね~。血管細いですね。入りそうなところが見つからないです。」


と、今まで見たこともないほど紫色になった左腕からゴム紐をほどき、右腕に縛りなおしました。


そして、例のごとく、右腕は紫色になり始め、デジャヴかと思う看護師さんの呟きが・・・。


そんなこんなで、20分くらい格闘していたようで、あまりに長いと思ったのか、コンコンとノックがして、他の看護師さんがやってきて、


「もうすぐ、手術が始まるから、手術室でしてもらおう。」と言ってくれました。


(あぁ、助かった(:_;))
ホッとしました。


手術室までは歩いていきました。
もう、そのときの精神状態はドキドキよりもやっと始まるという安堵の方が大きかったですwww


手術室に到着し、手術台に寝かされて、オペ担当の看護師さんが
「針刺しますね~。」
と、左腕の手の甲に針を刺しました。

手の甲に針を刺したんです。しかも、一発で・・・。


刺さったやないか!!!!提案したやろがぃ!!!なんやねん!!!( `ー´)ノ

と、思わずにいられませんでしたwww


看護師さんだからって誰もかれも信じてはいけないんだと思ってしまいました・・・。

それから、針を刺された左腕の手の甲に何か入れ何だか痛い、痛い・・・・
と思っているうちに眠ってしまったようで、


「2525さ~ん。2525さ~ん。」


遠くで呼ばれてるような感じで、目が覚め、意識が戻った時には手術は終わっていました。


ベッド移動のとき、夫に会えましたが、あまりにも眠くてうまくはなせませんでした。心配そうに見ている夫に、「大丈夫、大丈夫」といいながら、眠りそうでした。その様子に夫は、更に心配になったようですが、私はただ、眠いだけwww


そして、ここから、4時間は起き上がってはいけないと言われていて、2時間後から水分を取っていいとのこと。はい、夕飯は簡易なものに確定です(:_;)

おにぎりとカップラーメン買ってきてもらってよかた・・・(T_T)


病室に戻って、眠気に誘われ、20分~30分眠った後、足元をみると、着圧タイツみたいなものを履かされているのに気づきました。ブログなどで読んで知っていたので、あぁ、これが、よくいうやつかとボンヤリ思いました。術後の痛みもなくそこから徐々に目が覚めてきて、さぁ、どうしようか・・・と考えて、以前、同じ円錐切除術を受けた人のブログを読んで、手術後の数時間、Audibleという小説を朗読するサービスに助けられたとあったのを思い出しました。

これだ!!と思い、

看護師さんにスマホとイヤホンをってもらって、Audibleの検索。Amazonのプライム会員なので、Amazonが提供しているAudibleを聞くことにしました。これ月額が高いんです。でも、30日は無料とあったので、30日になる前に退会すればいいかな?と思い利用することにしました。


それが、実は、めっちゃ、重宝しています!!今でも、家事をしながら聞いたりしていて、これなら月額払ってもいいかもと思っています( *´艸`)


病室でAudibleで小説を聞きながら、天井をジーっと見たり、目を閉じて、小説の内容を想像したり、夫からLINEがきたり、案外、時間を持て余すこともなく、あっという間に3時間ほど経っていました。

その間にも、看護師さんが

「あと1時間くらいで起き上がれますよ~。そしたら、簡単なものですが、夕飯持ってきますね。」

といって、様子を見に何度かやってきました。

が!!!

猛烈な空腹が襲ってきて、そこからのあと1時間は空腹との戦いでした。

その1時間の空腹に耐え、やっと計4時間が経ちました。気づいてみれば22時。丸1日、何も食べていないことになります。

看護師さんが待てど、暮らせどやってきません。我慢できず、このとき、入院して初めてナースコールを押しました。

看護師さん「は~い。どうしました?」

(どうしました?じゃねーわ!!もう4時間たっとるんじゃ!メシは!?( `ー´))

安心してください。↑これは、心の声ですwww

私「あの、4時間経ったみたいなんですけど、起き上がってもいいですか?」

看護師さん「あ!ほんとですね!!ちょっと待っててくださいね」

(ぬわぁにが、ほんとですね!じゃ!!!こちとら、丸1日、何も食べてないんじゃ!!!考えろや!!!)

口汚くてすみませんwwwわかっています。わかってるんですよ。こんなことになったのが、看護師さんのせいではないこと。こういう遅れが生じてしまうこともあるということ。ですが、本当にこれくらい心の中では怒っていました。お腹が空くとダメですね・・・鬼の中の鬼が出てましたwww

私「はい、お願いします。」

何とか、外面を保って言うと、看護師さんはすぐに来てくれて、血圧測ったり、足のむくみをみたりして、

看護師さん「はい、起き上がって大丈夫です!すぐに夕飯、お持ちしますね」

と言って、出ていきました。

簡易な夕飯って、どんなものだろう?と、考えているとすぐに運ばれてきました。

想像以上に簡易でしたwww

ロールパン1個。バター。キャンディチーズ3個。ぶどうゼリー。

これだけwww

余談ですが、食事代はすべて同じ値段で取られてました(;'∀')


それでも、お腹が空いていた私は、その簡易な夕飯を1分ほどでたいらげ、すぐにおにぎりとカップラーメンに手を伸ばし、お湯を入れて3分、そこから5分ほどですべて食べ終えました。人間って、すごいですね。満腹になると今までの鬼がスーッと姿を消して、まるで、生き返ったような気持ちになりました。看護師さんの一言、一言がありがたく感じて、優しい気持ちで応対することができました。

夕飯を食べ終え、しばらくボーっとしてから、シャワーを浴びました。

まったく、痛みがなく、普通に歩けますし、手術したん?って感じでした。

そして、歯をみがき、動画を見て、眠りにつきました。

空腹は、人を鬼にする。

自分の未熟さに、少し凹んだ手術の日の終わりとなりました。

そして、退院の日となります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?