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11/13 日記

寒い、完全に寒い。
さすがに暑いかなと思いながら多少厚着して出かけても、その上でちゃんと寒いくらい寒くなってきた。
冬が来るたびに寒さに弱くなっていく。

秋や冬の方がエモーショナルでサラッとしていて透明で好きだったはずなのに、単純に寒さが辛くなってきたため今では夏の方が好きだ。
感性、内部世界の存在からただ生き延びることが目的の生物になってきた気がする。
生きることとは生きるための存在になることなのかもしれない。
思考を止めて世界の一部として存在する。

生きるために生きているので生きるために最近は野菜を食べている。
とてもえらい。
学食で野菜をたくさん取って一人で食べているのだが、知り合いに見られると恥ずかしいなと思う。
あのおっさん、生きようとしてるぞなどとは言わないでほしい。
生きようとしているのだから。

タバコもそろそろやめた方がいい気がしているが、そんなことを言っているやつはいつまでもやめられない。
僕らは健康に生きるために生きてるわけじゃない。
すぐに矛盾することを言う、その矛盾を抱えて生きるのもまた人間なのだ。

僕もそんな人間なので意識がある、あるかもしれない。
世界のことを人間のことを脳のことをできるだけ知りたいという思いもある。
まだ僕の内部世界は存在している。
そういうわけで神経回路学会主催のオータムスクールに3泊4日で参加してきた。
朝から晩まで脳の話をした4日間であった。
内容についてはまだ消化しきれていないところもあるので割愛するが、とにかくエキサイティングな日々だった。
興味の近い人とギリギリ付いていけるかどうかの話をハイテンションですることが一番の快感である。
さらなる快感のために人は学ばなくてはならない。
学ぶためには生きなければならない。
生きるためにはわりに色んなことが必要になる。
野菜を食べるとか。
まだ野菜は食べなくても生きられるんじゃないかという疑いは持っているのだけど、身をもって証明するほどの熱意はないので今日も黙って海藻やブロッコリーを食べた。
全然美味しくなかった。

おわり

東大出てても馬鹿は馬鹿