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5分ビジネス〈倫理思考スキル〉

山口大貴です。
本日はビジネスには不可欠な倫理思考スキルについて書いていきます。

【倫理思考スキル】

この度紹介する倫理思考スキルは『ロジカルシンキング』とも呼ばれるスキルになります。

『掛け算の法則で、スキルがあっても倫理思考スキルが無ければ無意味』
と言っても過言ではないスキルです。

どうこのスキルをつけていくかを今回の部で、次の投稿でそれを設計していくスキルに移ります。

早速例題から考えていきたいと思います。
・ラーメン屋13席
・浜松町駅付近
・従業員3名
・ラーメン一杯650円
売り上げと利益は?

これの答えは、当てられる人はいないです。
『考え方の正解,不正解が大切』であり、これをフェルミ推定とも言います。
どういったロジックかを、要素分解して考えるスキルが必要です。

この図が思い浮かんだ方は大正解です。
このようなものをお店に入って料理を待つ間に、ゲームなどをするのをやめ、日常的に数字を当てはめて考えてみることが重要となります。

『常に顧客視点を論理的に証明,追求することがビジネスでは重要』
この言葉を頭に入れておく必要があるでしょう。
お店を出す時なども、なんとなくこの場所を選んだなどではなく、このデータを元に決めていくとよっぽど失敗はしないでしょう。
人は一時の感情に任せてしまうことがよくあります。

こんな思考法があります。
『コピルニクスの地動説思考』
これはどういうことかというと、昔の人は地球が回っているのではなく、地球を中心として他の惑星が回っていると信じていました。
しかし、実際にはただ地球が回っていたのです。

このように、自分の事業に思い込みを抱いたり、自分を中心に考えてはダメなのです。

起業なども、マインドがヒートアップして事実以上の事を想像してしまいがちです。

自分の視野が正しくはないことを常に疑う
 ⬇︎
**
しっかりとしたデータに基づく事実を調べる**

上の思考法が失敗しないための基礎となります。

また、人間は物事をドラマチックにみてしまう傾向があります。
例えば、世界の子供で予防接種が受けられない子供の割合は?
A.20%
B.50%
C.80%
多くの方はCと答え、多くの子供が苦しんでいると思いがちです。
しかし、答えはAの20%であり、大半の子供は受けられている現実があります。
これは、頭のいい専門家ですらもう正解率10%という結果が出ており、人間の本能によるものです。

これより以下は捨て去るべき2つのマインドを紹介します。
これはファクトフルネスという本を参照しています。

①分断本能
②ネガティヴ本能

①分断本能
これは世界を2つに分けたがる本能です。
・金持ち or 貧乏
・先進国 or 途上国
・幸せ or 不幸
・サラリーマン or フリーランス
などと全てを2つに分けたがります。
これは本能がもたらす大きな間違いです。

上から行くと、日本でも中間層が1番多いですし、今や途上国も発展し、先進国とほぼ差はないですし、幸せの価値観は人によりますし、サラリーマンをやりながらフリーランスをやる人もいますし、、、
など、このように世界は2つに分けることなどできません。

何が言いたいかというと、グラデーションを理解することが大切なのです。
白でも黒でもなくグレー色の部分に着目する事も大切です。

②ネガティヴ本能
これは人の共感に関する本能です。
・ポジティブ⇨共感しにくい
・ネガティヴ⇨共感しまくる

このような本能になります。

実際に多くの人が、戦死者,子供の死亡率など世界は悪くなっていると思いがちですが、実際は良くなっていっています。

このネガティヴの共感をコントロールすることで有名なのが、メディアになります。

メディアのネガティヴセンサーのコントロールとは例えば、交通事故があった時、遺族のインタビューが流れますよね?
これは、ニュースとしては必要なく、交通事故があったという事実だけ流せばいいものの、悲しい一面を見せ共感させることをするのです。

このように、メディアは裏付けが必要であり、自分の感情や感覚を定量化して証明することが必要です。

以上が倫理思考スキルの身につけ方と、捨てるべき本能になります。
次回は設計するスキルになりますので、引き続きお願いいたします。

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