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5分ビジネス〈ブランディングスキル〉

お久しぶりです、山口大貴です。
本日は『ブランディングスキル』について書いていこうと思います。

【ブランディングスキル】

まず結論
『商品を売りたいなら売るな』
これが結論となります。

どんな良い商品も、これを頭に入れておかなければ効率よく利益を出すことができません。

また、ここで必要となるのがブランディングスキルです。
例えば美容師業界でいくと、1,000円でカット出来る『QBハウス』のような場所もあれば、50,000円でカットする場所もあります。
この49,000円の差の作り方が、ブランディングスキルとなります。

最初にマーケティングの立ち位置を把握していただきます。

〜アプローチの違い〜**
[Marketing:マーケティング]**
↪︎特定の相手へ
[Advertising:広告]
↪︎不特定多数へ
[PR]
↪︎他の人が宣伝してくれる
[Branding:ブランディング]
↪︎相手からアプローチしてくる

上記の違いを正しく把握してください。
4つは別物であり分けて考えましょう。

また、ブランディングがなければ経費がかかりまくります。

ブランディングがなければ
〈負のスパイラル〉
価格競争
 ⬇︎
サービス競争
 ⬇︎
自社コスト上昇
 ⬇︎
利益率の低下
 ⬇︎
コストかけられなくなる
 ⬇︎
PRが低下
 ⬇︎
シェア低下
 ⬇︎
価格競争

これにハマれば、事業は続かないことは明白でしょう。

ここから、ブランディングの種類や事例を見ていきましょう。

ブランディングには大きく4つのブランディングがあります。
①コーポレートブランディング
 (HP,ロゴ,代表,資本金etc...)
②プロダクトブランディング
 (商品プラン,材料,価格etc...)
③マーケティングブランディング
 (どう広めるか,SNS,チラシ,ストーリーetc...)
④セールスブランディング
 (販売の方法etc...)

これを詳しく解説していきます。

①コーポレートブランディング
このブランディングには一つポイントがあり
『競合を把握するが,競合を作ってはいけない』
これが重要となり
『〇〇だが、〇〇でない』と断言することが重要です。〇〇専門店など

例えば、Googleはどんな企業だとイメージしますか?
恐らくテクノロジー会社と思う方が多いかと思います。
しかし、そうではなくGoogleは広告会社であり、90%は広告による売り上げです。
広告会社を競合とした場合、テレビやラジオ、新聞等と戦うことになってしまいます。

②プロダクトブランディング
これは商品に対するブランディングです。

ここで一つ考えていただきたいのですが、
・カフェに出すコーヒーの値段決めたい
・100人に調査
・500円だと全員買う
・1,500円は誰も買わない
・人件費や原価合わせて経費は一杯300円

どういった値段設定をしますか?
こういった値段設定の方法もわからない場合が多いかと思います。

解説していきます。
先ずは下記が価格設定の基本図になります。

それを次の図に落とし込みます。

これを見てどの金額が良さそうでしょうか?
答えは1000円になります。

『売り上げをいくらあげるかではなく、いくら利益を残すかが大事』
これを理解することが重要です。

また、相場が500円くらいであるコーヒーを1000円で売る+500円の付加価値をつける。
『付加価値を伝えたり,体験させたりする』
これがプロダクトブランディングになります。

③マーケティングブランディング
これはスタバとマックのコーヒーを比較して見ていきましょう。
一杯100円のマックコーヒーではなく、なぜ一杯500円のスタバコーヒーを人は買うのか?

ここまで見ていくと、ブランディングや付加価値をつけているという答えが出るかと思います。
しかし、そこから更に掘り下げることが必要です。

マックはフランチャイズ展開をひており、店舗ごとにオーナーがいます。それぞれ売り上げを上げようと考えます。
次に回転率を向上させることを考えます。
必然的に席数が増えたり、お客様1人に対する使う時間が減ります。

しかし、スタバは直営店のみの営業となります。
よって、儲けファーストではなく、お客様がゆったりとくつろげるようなお店づくりや接客になります。
この差がマーケティングブランディングとなります。

④セールスブランディング『ブランディングは商品やサービス以外のものを(付加価値)を伝えること』
なので、商品を売り込むのでは2流ということです。

うまいセールスブランディングでわかりやすい例が、
ヤマハピアノ教室です。先ずはピアノを売り込みません。
ピアノを体験させ、お客様から声を上げさせるのです。
これが売り方のブランディング、セールスブランディングです。

最後に、店舗におけるブランディング3つを軽く紹介します。
・空間付加価値
 ↪︎内装などの店内
・商品付加価値
 ↪︎材料や商品プラン
・サービス付加価値
 ↪︎エンターテイメントでお客様をワクワクさせる

この3つのうち最も有効的なのがサービス付加価値です。他の二つはコストがかかります。
しかし、サービス付加価値はコストをかけることなく大きな効果が得られます。

本日紹介したブランディングスキルを、ぜひお仕事や経営に活用してみてください。
お読みいただきありがとうございました。

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