5分ビジネス〈倫理設計スキル〉
山口大貴です。
この賞では前回の倫理思考スキルに続き、その思考を用いて設計するスキルになります。
【倫理設計スキル】
このスキルを学べばコンサルタントとしてや、自社の改善や新たな施策、起業など、新たに何かを設計していく際に非常に役立ちます。
まずは大まかな手順をご紹介します。
①3C分析
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②SWOT分析
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③4P分析
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④デプス調査
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⑤ペルソナ設定
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⑥市場調査**
この流れに沿って設計していきます。
まずは①から紐解いていきます。
①3C分析
これは3つの頭文字Cを取ったフレームワークとなり、自社,競合,顧客を知るために用います。
・Customer『顧客』
・Company『自社』
・Competitor『競合』
また、ここで最も知るべきは自社(Company)の部分となり、それをさらに深掘るフレームワークが②です。
②SWOT分析
どんな業種も自社の調査が必要で、下記の図に箇条書きで書いていきましょう。
・Strength『強み』
・Opportunity『機会』
・Weakness『弱み』
・Threat『脅威』
これを見れば対策する事が分かるので、定期的にやることをお勧めします。
上記二つを、カフェのコンサルとして伝えるとすればこうなります。
『Customer』顧客
オフィス街/サラリーマン多い/40代程が多い
『Company』自社Strength(強み)
↪︎ドリンクが相場より安い/個人店独自のキャンペーン
Weakness(弱み)
↪︎ブランド力無し/個人店なので仕入れ原価率高い
Opportunity(拡大機会)
↪︎夜はバーとして/フードデリバリー
Threat(脅威)
↪︎アルコール販売で客減るかも/外食少ない
『Competitor』競合
朝は50人程/昼は100人ほどの集客/女性多い/客単価530円とすると1日約100,700の売り上げ
こういった具合に箇条書きにしてあげます。
コンサルはフレームワークを活用して、ロジカルに伝える事が出来ればいいのです。
③4P分析
こちらも下記の図に落とし込みます。
また上記を書き出したのちに、以下の
『TTP戦略』を行うことによって、必ず勝つ事ができます。
下記のように、
『自社,競合の4P分析を比較して、一つ一つ細かく改善』
するのです。
次に市場調査に入ります。
しかし、その前にデプス調査とペルソナ設定をしっかりと行わなければスカスカの市場調査になってしまいます。
これをしっかり行っている方は少ないのが現状で、だからこそ勝機があります。
まず市場規模とはよく聞きますが、下記が正しいものです。
サービスを必要としている人の数『ニーズ』
✖️**
そのサービスに支払う額『メンタルアカウント』
=
市場規模**
上記のメンタルアカウントの部分が大切であり、メンタルアカウントは人それぞれになります。
よって、これを把握しないことにはスカスカの市場調査になってしまい、30代男性などの大雑把なターゲティングは間違いになります。
メンタルアカウントとは、自販機の100円はけちっても、女性とのご飯の100円をケチる人は少ないです。
この人の動向がメンタルアカウントです。
ここで必要なのが下記のフレームワークです。
④デプス調査
これはいわばニーズ調査です。
ざっくばらんに色々な層に『こんなサービスあったらどうか?』を聞きまくります。
そして、上記から特定のニーズが出たカテゴリー層を呼び集めヒアリングをかけます。
ヒアリングの順番にもコツがあり、下記になります。
①スモールトーク
↪︎日常会話でリラックスさせる
②ライフスタイル質問
↪︎趣味や職業,帰宅時間など過度なほど細かく聞く
③ワンアヘッド質問
↪︎実際の年収など折り入った質問
④そこからサービスに対しての質問
↪︎WHY(なぜ?)を3回繰り返し深掘りします
また、テクニックとしては、ポロッと出た一言などを細かくメモします。ここに本当のニーズが隠れていたりします。
ヒアリングシートがあれば便利です。
また、サービスを始めようと思っていることは最後まで伏せましょう。
そして最後のフェーズに移ります。
⑤ペルソナ設定
これは架空の人物を作ることです。
ペルソナAさんを、過度に細かく、まるで実在するかのように設定しましょう。
これをもとにすれば企画の裏付けが確証へとつながり、実のあるプレゼンができます。
例えばを下記に示します。
『30代の子持ち主婦Aさんで、子供を朝に保育園に送った後に仕事に行きます。帰宅時間は19時ごろで、、、、、(割愛)、
このような主婦10人に対してデプス調査を行ったところ、8人がサービスを利用したいと言っており、このサービスは5000円なので、この街にいる同じような主婦が2万人ほどいることを考えると2万人✖️5000円✖️80%=月間8000万円の市場規模が予想されます』
このように本物の市場規模とは式に表すと下記と言えます。
(ペルソナ✖️同様人物)✖️利用意向✖️メンタルアカウント=市場規模
最後にこの市場規模が初月から取れる事がないことを頭に入れておきましょう。
普及には、普及曲線があり、段階があります。
・イノベーター2.5%
・アーリーアダプター13.5%
・アーリーマジョリティ34%
・レイトマジョリティ34%
・ラガード16%
まず狙うべきなのは、イノベーター、アーリーアダプターであり、満足させる事が重要です。
そのあとは勝手に口コミで広がります。
なので、口コミで広がるようなキャッチコピーの設定も必要となります。
ニッチPR戦略というものがあり、ちょっと気になる
様なニッチを狙いましょう。
長くなってしまいましたが、ここまでが企画設計スキルであり、これを網羅すればどんなサービスも設計することができます。
分かりにくい箇所も多いですが、今後ともよろしくお願いします。
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